創作と鑑賞の談話室

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3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/01 (Sun) 00:08:53

 3月の雑談スレッドです。

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/01 (Sun) 19:30:04

 先に牙狼だけ感想挙げておきます。

 まず、アクションシーンは、エルミナVSヒデンだけ。

 これは、エルミナがホラーに操られて、莉杏への嫉妬心を増幅させられての行動になるようですな。
 そして、ヒデンの説得および術当てで、エルミナを気絶に追いやるも、彼女の中から湧き出した水ホラーがヒデンを背後から奇襲して殺害。

 ホラーの呪縛から解放されたエルミナが状況をどこまで認識しているか分かりませんが、ヒデンの死に動転して逃げちゃった。
 ヒデンの従者が、逃げるエルミナを見て、ヒデン殺害の犯人だと誤解。
 エルミナは濡れ衣を晴らそうと孤独な戦いになるのか、それともホラーの呪縛からまだ完全に解放されておらず、苦悩しながら闇に取り込まれるのか、それとも強い自我で打ち勝つのか。
 ちょっと、エルミナの葛藤ドラマが面白くなりそう。

 一方、今回のメインは、流牙による莉杏救出劇ですね。
 莉杏の自分との戦い(燕邦隊長に対する過去の莉杏のセリフが再現され、旧作とのリンクが楽しめる)が描かれる一方、
 今作のエルミナが、性格的に燕邦に近い生真面目な武闘派女子って感じで、莉杏がエルミナを救うことが、かつて助けられなかった燕邦への罪滅ぼしになるのかなあ、と感じました。

 4話の脚本家は江良至さんで、闇照のメインライターの人でもある。つまり、4話めは過去の闇照オマージュが濃厚、と。

 さて、ヒデン黒幕説は、彼女の死で誤解だったことが分かり、次に黒幕説が濃厚なのは、長老モンマが怪しさ増し増しになりました。

 これだと嫌だなあ、というのがレクトルの女弟子アユラが、自分でも無自覚のうちに砂漠化ホラーに取り憑かれて、南方から東方へ連れて来てしまったこと。

 砂漠化ホラーは砂を操ると思わせて、実は水使いで、己の力にするために、水を吸収して周囲の土地を砂漠化させると共に、水を汚染して、それを飲んだ人々を眷属に作り替えるという設定だったら、嫌だなあ、と。

 ともあれ、長老やアユラがホラーに汚染されたとするならば、部外者だと思っていた法師レクトルが思いきり当事者になっている、ということで、
 もう、レクトル推しが株価爆上げです。

 何というか、話数が少ない分、非常に濃密なエピソードが続きますな。
 エルミナも、レクトルも、今作のストーリーの中心人物として、それぞれが悩み葛藤する種が示された回だと思います。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/02 (Mon) 23:12:28

 定期感想その2です。

●仮面ライダーゼッツ(第24話:壊れる)

 前話でナンバー3が富士見らにCODEを説明する中で「地球外生命体や怪人」と言ったの、自分はあまり重要な情報と考えず。まだ真相を話す時期ではないとかで、真相を曖昧にぼかして言ったのかなくらいに受け取ってました。

 が、こちらで「え? そういう話に展開するの、これ?」と伺ってみますと、ちょっと考え直す気になりまして。怪人はナイトメア等を指すとしても、ちょっと広義ではっきりしません。が、「地球外生命体」なら宇宙から来た、よくあるタイプの敵となりそう。

 ここまで、いろいろはっきりしないことも多かったんですが、「敵は宇宙人」となれば、一気に戦う目的とか分かるようになるんじゃないかと。そう期待したんですが、今話を観終えて愕然です。夢オチかもしれない、というラストでしたから。

 夢オチだったとしても、どこからが夢だったのか。もし第1話からそうでした、ということなら、視聴も感想も放り投げたくなるかも(そうしないですけど ^^;)。ゲーム風悪夢への突入辺りからが夢オチ範囲だと、まあ許容できるかなあ。

 でも、最初から夢でしたという可能性を公式サイトの次話予告が示唆してまして。仮面ライダーWEBのほうでは、「ゼッツは二度始める」~「次回が1話のつもりでここから見ていただいても大丈夫」なんて記載がある。人物相関図の「現実」のほうは莫と美浪しかいなくなってる。TV朝日のほうでは「これまでの体験がすべて夢だった」とあります。

 ともかく本編なんですが、バトルアクションがメインという感じですね。その合間に、前話から引き続いて任務優先で非情に傾いた莫、そんな莫と反りが合わなくなった富士見と南雲、兄(莫)を以前通りに引き戻したい美浪が描かれる。しかし、任務「Eradicate the nightmares」の指示が入り、莫は皆に構わずザ・レディの拠点に向かう。

 ザ・レディは目覚めたねむに語る形で何があったか説明してくれてますね。CODEのエージェント:ナンバー2として活動中、悪夢を身ごもってねむを産んだと、容易ならざることを言い出してます。CODEはねむを実験材料と考えるも、ザ・レディはねむは我が子だとしてCODEに離反し、今に至るわけか。

 エージェント5・6を失った穴を一般兵で埋めて拠点を襲撃、これにミッションをあくまでも「Find Nem」とする莫も合流。ナイトメア複数を擁するザ・レディと激しい戦いになりますが、どうも一般兵ではナイトメアに歯が立たない感じですね。しかし、ゼッツ・カタストロムは圧倒的優勢で、ついにザ・レディに迫る。

 が、ねむがザ・レディ/ナンバー2の(悪夢から宿した)子だと知ると、戦意喪失で変身解除。どうやらカタストロムって、ねむ救出・奪還の意思を保ってないと使えないらしい。その気持ちがくじけるとカタストロムのナイトメアの負担に耐えられないということでしょうか。

 そこへナンバー3が不可視技術使って現れ、まずザ・レディを射殺(かな?)、ねむを「レプリカ」だと言って連れ去る。これを阻止すべく再び変身する莫ですが、ナンバー3/ロードスリーには歯が立たない。ナンバー3は莫が既に怪物と化したと見做しており、まだ莫/ナンバー7の可能性を探っていたナンバー0もここに至って諦めたらしい。

 莫はナンバー3に射殺された(心停止の描写あり)、と思ったら病院のベッドで目覚める。射殺の瞬間、空には赤く欠けた月がありましたんで、そこまでは悪夢だったということらしい。負傷した姿で病院のベッドで目覚めるって、第1話でありましたな。一度目は悪夢内の病院(そこでナイトメアに襲われる)、二度目は今話と同じく美浪が付き添っている状況。

 これってやっぱり第1話から仕切り直しということかなあ。現実と思ったら悪夢の中とか、もう予想を立てても仕方ないのかも。それでも考えてみますと、現実にいるんだけど悪夢への境界を超えることがあり、そこで死亡したらリセットで現実に戻って来るのか(もしそうなら、ナンバー5・6やノクスも復活可能か)。

 どこかから悪夢だったとして、莫の悪夢だとしたら莫が知らないところで、莫が知らないことが起こってることになります。ただ、そこは魔王の悪夢編(?)で多人数参加の悪夢があることが示されてますんで、なんとか説明つくかも。

 とりあえず次回「始める」を観てみないと五里霧中になりそうですが、どこからどこまでが悪夢だったのかという話になるみたいです。単純な夢オチではありませんでした(ここまで観たことは無駄ではない)、となってほしいところ。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第3話:キキとコト)

 何がどうなってるのやらのゼッツに対し、こちらギャバンは始まったばかりということもあって分かりやすい。今話はメインのギャバンの3人め、キキ(祝喜輝)/ギャバン・ルミナスですね。鑑識課所属で好奇心が強く、殺人現場でも遺体見て舞い上がるが如きだったりして、ちょっと問題ありかも。

 もっとも、捜査・推理に長けてるキャラクターにはありがちかもしれません。刑事ドラマ「ガリレオ」ですと、主人公:湯川学が殺人事件について聞いて「面白い!」と言ってしまうことがしばしば。しかし、相棒の刑事:内海薫がすかさず猛抗議したりするようになってます。

 このギャバンでもキキの相棒の捜査官コト(高鳴寿)が高校以来の親友ということで、キキの性格をよく理解して、しっかり補佐しているようです。まあ、キキは喜びのエモルギア「カンキーエモルギー」でギャバンになるわけで、嬉しくなるなのは仕方がないのかもしれません。それでも人情の機微は分かってるようなのは、ラストで見せてくれてますな。

 ともかく本編ですが、前話のその後もちょっと描かれまして、事実上の主犯:鴉麿は黙秘権行使してしまい、背後などの情報は得られてないしかし。鴉麿か同種の組織が他の宇宙にもエモルギア流したようで、それが今話の事件になっていくわけですね。

 キキがいる多元地球Ι5109では泡と化した奇妙な死体が発見されており、エモルギアの反応がある。その犯人は誰かをキキらは追って行く。そこへ怜慈/インフィニティもやって来る。コトは警戒するも、キキは勘が鋭いようで「エモルギアが友達の人に悪い人はいません」として仲良くなる。

 キキは情報収集・整理・分析能力が高いようでして、コトのいいサポートもあって、たちまち関係者:ギンブルに辿り着く。何かで財をなしたようで、しかし敵も多いらしい。常に護衛を多数控えさせてます。まあ、悪党ってことなんでしょうけど、今話内では特に詳細は描かれてませんな。せいぜい警察に対して警戒の様子がある程度。

 事件に直接関わることとして明らかになったのが、惑星ヤークトで密猟したらしいということ。その中に、デンスという人のペット:タマが含まれていた。タマを溺愛するデンスは復讐を決意、冒頭の泡と化した死体はギンブルと一緒に狩りをした者であったらしい。

 デンスは残る仇も討とうと、タマを召喚するんですが、なんともデカいですな。しかも飛んでるし。こいつが人を泡に変えてしまうわけか。空中移動なんで、地上に移動の痕跡を残さず、そのため捜査が行き詰ったということでしたか。

 なんにせよ止めるなり倒すなりせなばならず、怜慈/インフィニティはコスモギャバリオンで迎え撃つ。前話では魔空空間突入、今話は巨大戦ですな。撃破はするんですが、巨大なタマはコアとなるタマが纏っていたものらしい。

 が、コアのタマは飼い主デンスを襲う。キキが既に察していた通り、このタマはタマではなく、エモルギア変異体だからですな。コアの偽タマは魔空空間を発生させ、デンスを取り込もうとするもギャバン・インフィニティが阻止。ではなく、キキ/ルミナスの役目でしたか。

 なぜなら、キキはコアの偽タマの中に本物のタマの牙があると見抜いており、しかもその牙に残るタマの気持ち「復讐の感情に飲み込まれないで」を感じ取っていたから。これで冒頭の遺体を見て面白がるキキの印象がガラッと変わる感じです。好奇心の根っこには人の気持ち(特に苦しみ)への理解があった。と思っておくことにします(^^;。

 今話はデス・ギャバンは姿を見せなかったようですが、ちょっと関連しそうなセリフはありました。保安局長カレル・コム・ウィギレスの「君(怜慈)の恩師の死に関わるものだ」です。恩師ないしは恩師を殺害した人物がデス・ギャバンってことじゃないかしらん。まあ、真相を明かすのはずっと先なんでしょうけど、「これってヒントかな?」とか考えながら観るのは面白いです。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/03 (Tue) 23:22:11

 定期感想その3です。

●仮面ライダーキバ(第17話:レッスン・マイウェイ、第18話:カルテット・心の声を聞け)

 今週分は過去・現在にまたがるファンガイアはいなくて、途中までは「過去と現在は別々の仕立てか?」と思ってました。が、過去編のバイオリン少女が現代編のアーチェリー選手の倉沢マミになっていたと、現代編ラストで示唆される仕掛けでしたか。

 マミの転身は音也がマミの背中を押した結果であり、それが渡の悩みを解決する鍵になってくれるわけですな。その渡の悩みですが、先週分での敗戦で突如発生したようでいて、実は前々からお膳立て(?)されていた点がなかなか興味深い。

 最初、渡は「この世アレルギー」と思い込むほど他人と関われず、そのため引きこもってバイオリン作り以外は何もできなかったわけですね。静香がフォローしないと、その生活すら維持できないほどでした。そこへキバとしてファンガイアと戦うという、父のバイオリンの音や内なる声に導かれてのものが加わる。

 が、キバとして戦うというのは自らの意思でやっているわけではない(少なくとも渡はそう感じている)。それでも、おそらくはできることが1つでも増えてくれて、ありがたくはあったんでしょう。バイオリンとキバというたった2つしかないから、手放すことができない。

 しかし、恵や名護に引っ張られていくし、特に健吾と出会ってバンドもやってみたら、意外にもうまくやれた。ご近所さん集めた自邸でのバイオリン演奏会はグダグダでしたが、ロックバンドのボーカルは見知らぬ大勢の前で熱唱できた。やれることが増えたわけですな。

 こうなると、「これしかない」から「どれをやろうか」に変わってきます。自分の存在意義を確かめる方法に余裕が出てくると言ったらいいのか。それが今週分の「キバとして戦うか否か」なんでしょう。キバを捨てても、もともとのバイオリン作りがある。今なら自分の意思で「自分はこれがしたい」を選ぶことができる。

 そういう余裕を持ってみて、改めて考えてみたら、自分(渡)はキバとして戦いたいんだと実感することができた。というのが、(前々からの段取りの帰結としての)今週分のドラマであったようです。一方、名護が迷走を深める様子が対比されてまして、渡の覚悟を際立たせるようにもなってますね。

 そのように渡が腹を括るための準備としての過去編。ファンガイアは一切出てきませんで、バイオリニストを目指す少女マミと教師役を任された音也のドタバタがメインになってますね。マミは両親から将来のバイオリニストを期待されるも、何やら屈託げな様子がある。それを打破すべく、ゆり経由で音也に教師役の白羽の矢が立つ。

 が、子供のマミに対して子供っぽい音也ですから、うまくいくはずもなし。音也はいきなりマミに才能なしと決めつけ、起こったマミが飛び出してしまう。その後は、飯だ、トイレ掃除だ、さらに話が逸れて行ってイクサを賭けたビリヤード勝負と迷走していく。

 ビリヤードは偶然のアクシデントで音也がが勝ち、図に乗った音也は「閃きだ」と出まかせを言うも、マミはバイオリンもそのコツだと納得してしまう。が、そんなデタラメはすぐバレるわけで、マミはかえって不信感を強めてしまう。しかし、そろそろ音也は本気出し始めてまして、マミに「親の期待に応えようとしているだけ」~「ただ弾きたいと思って弾け」と初めてきちんとしたアドバイスしてますな。

 マミがどう思ったかははっきりしませんが、ともかくもオーディションのバイオリン演奏会。マミは弾き始めるも、弦が1本切れてしまう。普通はそこで演奏中止なんでしょうけど、マミは切れた弦はそのままに、他の弦で代用して演奏を無事終える。審査員も納得する演奏だった模様。

 このシーンでちょっと思い出したんですが、「G線上のアリア演奏中に(最低音の)G線が切れてしまうも、隣のD線を緩めて演奏を続けた」というフィクションの話があります。「ゴルゴ13」の「G線上の狙撃」でもそのアイデアが用いられてました。

 しかし、詳しい人によると「あり得ない。D線をG線の音程にすることはできても、G線の音色にはできない」のだそうで。つまり、バイオリンを知らない人が頭の中だけで考えた与太話だとのこと。自分はバイオリンは分かりませんが、少しだけ練習したことがあるギターで考えると、そういうことはありそうに思います。弦を緩めずに音程だけ合わせても音色は変わります。

 マミの場合は音色の違いがかえって功を奏したと考えておくことにしまして、ともかくもオーディション合格。が、そのお祝いにと音也の演奏を聴いたマミ、バイオリンをやめると決心してしまう。自分(マミ)では音也の域に到達できないと分かると、そもそもの気持ち「バイオリンを弾きたいと思ったことがない」に正直になる決心がついたということですね。

 これって、直前の音也のアドバイス(弾きたいと思って弾く)、意外にも届いてたってことでしょうね。他人の心の音楽が聴ける音也、最初からそこは分かってたのかもしれない。ついに最後のアドバイスを与えて曰く「これからは本当にやりたいことだけをやれ」。この時点で現代編のほうも終盤になってまして、音也が背中を押したマミが、今度は渡の背中を押したと分かる仕掛けですね。

 その現代編。冒頭は前話のキバ敗戦のその後から。キャッスルドランに救助された渡ですが、意識がはっきりしないまま自邸に戻される。ただ、次狼が渡を保護する理由を「音也との約束がある」と述べているのは、後々の伏線なんでしょう。渡にも何となく伝わってますしね。

 渡は手ひどい敗戦のみならず、善人と信じた大ちゃん/ルークの変容ですっかり人間・ファンガイア不信になってしまい、バイオリン作りも放り出し、自邸を飛び出す。当てもなく行った先でアーチェリーの練習に勤しむ倉沢マミに出会うわけですが、最後に過去編のバイオリン少女マミのその後だと、観ているこちらにだけ分かるわけですね。

 渡はアーチェリーに興味を示し、マミから教わり始める。そこへ恵も加わって来まして、渡の先生役はどっちだということでドタバタ始まりまして、過去編と雰囲気似てくる。が、マミが実は五輪選手候補だと恵が気が付いて意気投合。しかしマミは五輪選手にはなれず、その原因はアーチェリー練習中に目の前で他の選手がファンガイア(シースター)のエナジー吸い取られてしまったから。

 ファンガイアを知らないマミには「牙が襲った」としか分からない。分からないだけに、かえって恐ろしいんでしょうな。ついに、本番で弓を構えるとフラッシュバックして矢を放てなくなってしまったと。

 その犯人はシースターファンガイアでありまして、かなり戦闘力が高いようですね。人間態は坂口佐吉という強盗犯でして、名護が追っている。名護の癖の「ボタンを奪う」を失敗しており、今週分ではひらすら「坂口のボタン」に固執してます。最後には強盗もファンガイアもどうでもよくて、とにかくボタンという感じになっちゃってる。

 ただし、前に倒しそこなったキバへの執念は持ち続けてますね。シースターがサイクリストを狙い、キバが阻止にかかるわけですが、名護がイクサに変身して介入。しかし、ファンガイアそっちのけでキバに襲い掛かってます。キバとして戦うことに疑問を抱いていた渡にとっては、名護の打倒キバの執念は追加ダメージでありますな。

 シースターは今度はマミを狙い、急報で駆けつけた恵では太刀打ちできない。ボタンを奪うべく現れた名護のイクサでとりあえず阻止はできましたが倒し切れない。というより、シースターが人間態の坂口に戻り、強盗犯として警察に逮捕されることで逃げちゃうわけですな。世間に紛れ込むこと、ちょっとジョジョの吉良吉影とやり方は違うものの、巧妙ではある。捕まっても簡単に逃げられるでしょうしね。

 ただ、シースターに果敢に立ち向かったマミは負傷してしまう。アーチェリーにはとても大事な右腕ですね。しかしマミはアーチェリーの練習を続け、その姿に渡は何か打たれるものがあるようです。マミがそうできる理由は、実は幼い頃の音也のアドバイス(心の声に耳を傾けろ)ゆえだったわけですね。

 アドバイスが音也からと知らない渡ですが、「心の声」は納得するものがあったようで、ようやく吹っ切れる。キバとして戦うのは自分の意思である、って気が付いたってことでしょうな。おそらく、最初はそうではなかったんでしょうけど、やっているうちに自ら欲するようになったということなんだと思います。

 そしてまたも現れたシースターに対し、渡は意を決してキバで応戦に赴く。やはり強敵ということで、キャッスルドランからはアームズモンスター総員が出撃。これがドガバキフォームですか。これにはシースターが手も足も出ず、一気に決着。

 この戦いにイクサは参戦せず、なんとなれば名護は坂口からボタンむしり取って満足しちゃってたからですね。これって名護転落の兆しということなのかな。

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/04 (Wed) 00:00:26

 ゼッツのみの感想、というか、ここまでの総括です。

 まず、24話までが第1部ということで、次回から第2部。
 何でも番組の主題歌まで変えて、心機一転を狙っているそうで。

 24話の主人公死亡バッドエンドが、夢でした、というオチで、個人的には夢がどうこうというよりも、ゲーム的な「リセットおよび強くてニューゲーム」みたいな仕掛けを感じています。

 バッドエンドからの巻き戻し、という話ですと、平成ライダーでは、仮面ライダー龍騎が創始者となるわけですが、
 あれは夏の劇場版で先に最終決戦(バッドエンドを予感)を見せてから、秋のTVスペシャルで、この世界はパラレルワールドであると示して、TVの最終話の1話前に主人公の死というインパクトを突きつけ、最終回でヒロインの神崎結衣の決断(兄への説得)で繰り返されるライダーバトルを終わらせることで、主人公たちも平和な日常を取り戻すという大団円を迎えました。

 ゼッツを龍騎になぞらえるなら、ミラーワールドの管理者であり、ライダーバトルを主催している神崎士郎が、CODEのゼロに当たるのか、あるいは万津莫自身になるのかは現段階では不明ですが、
 神崎結衣の属性になるのが、モンスターの作り主としてのねむと、妹としての美浪に当たるのか、と考えます。

 龍騎に続いて、ライダーの戦いをゲームになぞらえた作品は、剣(ブレイド)ですが、そちらはリセット的なドラマは特になし(TVと劇場版はパラレルワールド的な決着を見せましたが)。
 ヒロインの怪人化、および時間操作によるリセットを披露したのはカブトで、
 時間操作をさらに発展させたのが、電王。
 その後は、キバでヒロインの怪人化、ディケイドでパラレルワールドの発展、およびライダー自身が世界の異物であるという展開を突き詰める。

 ここで世界の異物というのは、異形への変身とか、超常能力のレベルを越えて、「事件の生じた世界に、そもそも所属していない上位的な立場」という意味です。
 ミラーワールドの主として君臨している神崎士郎や、電王における桜井さんみたいな、世界の日常生活から完全に切り離された存在として、別次元を放浪しているキャラクター。
 ディケイドは、世界の枠から超越した存在として、様々なライダー世界を通りすがって、そこでの事件に干渉し続けていました。

 第2部の莫は、第1部の莫と比べて、第1部で起こったイベントを夢で経験して記憶を維持している……という前提なら、同じ過ちを繰り返すことなく、超越者として振る舞うことも可能でしょう。
 第1部で最大の過ちは、魔王復活からの終盤展開ですが、その前に2話および3話の富士見刑事の悪夢を処理できず、悪夢を現実世界に侵蝕させて、ナイトメアの種をばら撒いてしまったことにあります。
 以降のストーリーは、そのばら撒かれたナイトメアへの対処に追われ続けた、と考えるなら、
 もしも、あの富士見刑事の悪夢を、2部の莫が再び取り組んで、失敗の記憶や、強化されたフォームを駆使して解決するようなストーリーなら、面白くなりそう、と思ってます。

 第1部の初見では、手間取った事件の数々を、再プレイしている莫が巧みに、かつスピーディーに解決して回ることで、これまでのエピソードの裏面を覗き見るとか、ちょっとした総集編的なエピソードになるとかで変則的に振り返りつつ、
 4月に入る頃に、ただの悪夢解消を越えた、その先にリアルな物語を紡ぎ出すのかな、とも。

 莫自身は、夢でCODEに殺されたことで、ようやく1部のノクスと同じ立場に立てた形になりますし、
 もしも1部の夢の記憶を莫だけが残していて、他のキャラの記憶は当時のままだとするならば、莫は「未来を知る者」として立ち回ることもできる。もちろん、未来を知る者は莫だけでなく、番組を追いかけて来た視聴者もそうなので、ここで初めて視聴者が莫に思い入れをしやすくなる。

 1部で悲劇に終わった物語を、どうハッピーエンドに収めるか、そして謎とされて来た部分にどう光を当てるか、という話が2部なら、面白くなりそう。

 平成ライダーに戻して、Wにはリセット要素がありませんが、コミックの『風都探偵』がWの物語の語り直しだったり、違う視点から過去エピソードの裏にあったものを掘り返したりしています。
 オーズとフォーゼは今のところゼッツとの関連を感じないので飛ばして、次にウィザード。これは心の内なる闇との契約が主人公の力の源という点で、ゼッツと雰囲気似てる、と考えます。
 リセットからの再生ということにこだわるなら、最後に新世界を創造したビルド、ジオウ、ガッチャードということになりますし、ゲームという形での新世界ならエグゼイドからゼロワンのサイバー世界もつながる。

 ただ、ゼッツの場合、悪夢にサイバー的な要素は薄いので、同じ脚本家なのに、異なる作風に感じます。もう一つ、ギーツが世界のリセットという意味で、ゼッツとのつながりを覚えますな。

 さて、高橋悠也脚本という点で、共通しているエグゼイド、ゼロワン、ギーツ、ゼッツですが、ゼッツが異色とされている点がありまして。
 前の3作は、主人公ライダー1人の物語ではなく、複数ライダー(3人以上)の群像劇という構図になっていて、各ライダーの立ち位置の違いから生じる葛藤と衝突、ただし勧善懲悪ではなく、それぞれの信念がきれいに描かれて、敵側にも敵側の論理があって、個々に推しが生まれやすい作風だった。
 でも、ゼッツだけは、莫1人の物語として描かれ、従来ならライバルと言えた2号ライダーのノクスが非常に曖昧な信念とか、何をしたいのか良く分からんフワフワした存在になってしまった。

 第1部はすべて夢で、主人公以外リアリティに欠けたフワフワした存在だと意図していたなら、ここからの仕切り直しで、キャラの描き方がどう変わるか、ですね。

PS.ところで自分がこだわっていたCODEの目的に「地球外生命体も含む怪現象の解決」ってのはナンバー3が富士見刑事に語った内容ですね。でも、それって、あくまで建て前で、それで闇が払拭されたとは思えない。
 まあ、レディ=宇宙人説は消えて、代わりに、ねむちゃんはナイトメアとレディの関係が生んだ本当の娘となって、つまり、ねむちゃんが人外ヒロインなのは確定した、と。
 高橋悠也の人外ライダーヒロインの系譜が、エグゼイドのポッピー(バグスター)、ゼロワンのイズ(ヒューマギア)、ギーツの祢音(死んだ財閥令嬢の身代わりとして創り出された擬似人間)、ねむ(ナイトメアがエージェント2に生ませたハーフナイトメア的な存在)となってます。

(ギャバンはまた次回)

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/05 (Thu) 08:17:11

 ギャバン3話感想です。

 細かい数字は覚えてないけど、インフィニティの世界がα(アルファ)、ブシドーの世界がλ(ラムダ)、ルミナスの世界がι(イオタ)の頭文字で始まることは覚えておこうと思いました。
 イオタ式敬礼とか、普通に用語として使われる感じなので。

 アルファ、ラムダ、イオタが次元名で、その後の数字がその次元内における星系や惑星の認識番号みたいです。

 で、このイオタ編で、一番驚いたのは、1話でしっかりエピソード完結したことですね。ルミナス周りのキャラ紹介や、巨大戦、ルミナスのデビュー戦も含めて、30分でしっかりまとめていて非常にテンポよく進んだ高密度回だったな、と。

 キキとコトのコンビも適度にノリが軽く、魔法少女ではないけど、知性派ホワイトと武闘派ブラックのプリキュア感を覚えたり、ちょうど今年のプリキュアが謎解き名探偵ということもあって、事件捜査と謎解きというのが今年の旬かな、と思っている最中。

 鑑識課という設定も、SFらしい科学的考察があったり、エモルギア研究に関しては、インフィニティのアルファ世界よりも、ルミナスのイオタ世界の方が進んでいる? と思わせる節があり、多元宇宙もので面白いのは、それぞれの世界の技術レベルや得意分野の差異ってことですね。

 アルファ世界は、巨大メカ製造技術や次元超越技術が発展していて、これは他の次元には見られない圧倒的な強みっぽいです。
 ラムダ世界は、過去に星間戦争があって、戦闘用アンドロイドが量産されていたという背景が語られたり、警察の武装化がアルファ世界よりも為されていて、一種の強権的な政治体制が見られる形。ちょっとしたサイバーパンク風近未来像がうかがえます。
 一方、イオタ世界は、より生物寄りの発展をしているのかな。宇宙生物の狩りや密猟がある点では、モンスターハント的な背景があるのかも。少なくとも、ラムダ世界よりは、自由度が高そうで、穏健な雰囲気ですね。

 世界観としては、ラムダ世界の規律重視な硬い雰囲気が印象的で(警察が怪しい男をその場で逮捕できるほどの強権を示すとか、逆に隠密捜査が苦手そうな雰囲気とか、警察というより治安維持軍みたいな感じ)、ただその割には、特殊車両みたいな機動武装はまだ描かれていないのは、存在しないのか、2話ではたまたま登場しなかっただけなのか、今後の描かれ方によって、印象を固めていこう、と。

 で、ルミナスは、コトの生身アクションと、キキのエモルギア解説および科学分析が(アギの解説とは別角度で)行われているのが面白いです。
 ガヴの時にも思ったことですが、劇中で科学考察を行えるキャラが作中で複数いると、ワクワクします。単に敵味方の対立する科学者だけでなく、別の背景を持った科学専攻者が互いの研究に興味を持って、協力を進めるというのもいい。
 技術協力とか、互いの得意ジャンルの披露とかが示されて、研究者トークみたいなのがはさまると、SF見てるって気持ちになります。

 いや、これがファンタジーだと、魔法体系の違いとかが語られると、ツボなんですがね。

 とりわけ、キキの場合は、「エモルギアの言葉が分かる」というのは、ドラマ的にも圧倒的な優位点であり、何となく分かる程度のレイジよりも、理詰めで捜査活動が行えるので、今後のストーリー構築に欠かせない特性だな、と。

 次元超越者としての主人公の優位と、戦闘用アンドロイド(旧式だけど)という等身大バトルでの強みと、エモルギア絡みの分析および情報収集能力と、それぞれの特性が紹介されて、今後どうチームに結成されて行くのが楽しみですが。

 一方で4話は、さらに別次元のギャバン?
 そんなの聞いてないですけど、新たなコンバットスーツが見られるのか、それとも次回予告のフェイクに過ぎないのか。
 まあ、個人的な注目は、コスモギャバリオンのドリル装備ですけど。
 旧ギャバンおよび宇宙刑事の定番装備に、地底を掘り進むドリル戦車がありまして、魔空などの敵組織がしょっちゅう地下に秘密アジトを用意していて、そこに子どもたちや科学者を連れさらっていたり、特殊な装置を開発していたりで、宇宙刑事に救出任務や装置破壊などのミッションが長官から下されたりもするのですが、その際に敵アジトの位置を突き止めた後に地底戦車で突入するというエピソードが定期的に描写されていました。

 60年代から80年代の特撮アニメでは、ドリル戦車は定番メカでしたが、90年代以降はそもそも地下アジトというものがあまり出なくなって、敵の武装基地は空から攻撃という爆撃作戦の方が主流。
 ドリルは単に武装として使われるのみ。
 やはり、ドリル戦車の活躍は、地底怪獣か地下秘密基地という要素が必要だな、と。

 ともあれ、地下アジトという往年のギミックが次回の放送で久々に見られることを期待して、ギャバい話を満喫できたらな、と思います。

PS.2話でもそうですが、敵のアジトが異次元にあったら、地底戦車の出る幕じゃないんですね。最近の戦隊の敵は、地下にアジトを作ることはなくなったし。地下といえば、ダンジョンなどの洞窟探検が主流で、さすがにドリル戦車でつぶすような力任せの攻略にはならない、と。
 次回は、ドリル燃えに注視だ。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/06 (Fri) 22:24:48

 定期感想その1です。

●牙狼 東ノ界楼(第5話:砂夢)

 今週の「東方深訪」は「界楼ノ舘」の紹介ですが、その先にある「祠」の情報が有用でした。本編ではざっくりしてるんですが、深訪では「死んだ龍族の霊魂が宿る」「過去を見せるだけ」旨の説明がありました。そこが分かると、莉杏が祠に触れて何があったかがはっきりしてきます。莉杏が自ら決断しことや、その理由もよく分かるようになりますな。

 本編は今話に至って、かなり状況が整理されてきました。前話まででいろいろ「コイツが黒幕か?」と疑ったんですが、ここまでの主要登場人物には敵に操られた者はいても、端から敵だった者はいなかったようです。

 自分が疑いをかけたキャラクターは以下の通り、行動・言動からして黒幕たりえませんでした。

・エルミナ(龍族の戦士):目にホラーの水を受けて操られた
・モンマ(長老):井戸の水がホラー由来と知らなかった
・アユラ(南の元法師):同上
・リュメ(繭の中):莉杏に適切な指示(祠)を出したんで本物らしい
・ヒデン(龍族の法師):莉杏を心配していたし、エルミナに倒された

 次回「砂轢」でラスボスホラーと思しき砂の王ガルザスが出現するようですんで、敵の策動はほほそれによるものと明かしてくれるんでしょう。今話でエルミナを操ったらしいホラーがガルザスと思ったんですが、EDテロップを見ると「アクアス」(声:坂本真綾さん)なるホラーらしい。ガルザスの配下と考えるのが順当なんでしょうけど、ガルザスと対立するホラーだったりしても面白いかも。

 主人公2人については、莉杏が龍族だと明かされたことは大きいですね。序盤では莉杏は龍族ではないと否定していたんですが、それだとリュメの後継指名の説明がつかない。そこが「繭の中はリュメではないかも?」と疑った理由の1つなんですが、莉杏が龍族なら何の問題もない。祠の啓示を受けることで龍族である証明(?)もなされた。

 ともかく本編。冒頭、莉杏が繭の中のリュメから再度の後継指名のうえ「祠へ行って、自分を知れ」と告げられる。莉杏は流牙を伴って祠に向かうも、祠での儀式は1人で。レクトルも途中までついて行ったようですね。祠の儀式はうまく行き、莉杏は龍族としての己を知るわけですが、その隙を突かれる形でサガンの街で異変が起こってしまうことにもなってしまう。

 サガンでは井戸に水が満ちたと長老モンマは喜び、街の人々にたっぷり水を配るわけですが、それが罠であるわけですな。井戸の水は人を操る力を持っている。そこは前話ラストを観ていたこちらには予想がつくわけですが、劇中の人々には分からない。

 井戸の水に真っ先に影響されたアサジらが人々に命じて井戸に飛び込ませる。井戸は既にホラーの口と化している模様で、要は食われてしまうわけですね。長老モンマと元法師アユラは自分達より先に街の人々に水を渡したようで、まだ影響を受けてない。2人は人々が次々に井戸に飛び込むのを見て驚愕、アユラは(おそらく流牙らに)助けを求めに行こうとする。

 が、アサジらに捕まってしまい、アユラもモンマも井戸の水を無理矢理飲まされることに。水を一口含んだ長老モンマに異変が見られましたが、それが何かは次回ですか。

 一方、目の前でヒデンを水の化け物に殺害されて逃げ去ったエルミナ。後から駆けつけた龍族の女官らには「エルミナがヒデンを殺害」と見えたはずですが、エルミナに対する追っ手はとりあえずは出してないみたい。法師にして戦士たるエルミナを追跡・捕縛できるほどの実力者がいないんでしょうな。

 もっとも、逃げおおせたエルミナも安泰ではない。またも足元から水が湧き、何者か(おそらくはホラー:アクアス)が「お前(エルミナ)があの女(ヒデン)を殺した」とささやいて来る。さらに「お前(エルミナ)を界楼にしてやろう」とも言う。

 この時点ではエルミナはかなり混乱しつつも、龍族の戦士のプライドではねつけてたんですが、またも目に水滴を受ける。第1話でも同じことが起こってましたな(ホラー:ザグダム撃退直後)。おそらくは井戸と同種の水が水滴となって目から侵入していたようですね。たった1滴なんで、最初は大きな作用ではなかったものの、界楼への野心をじわじわ刺激し続け、ついに莉杏を異界へ追放する挙に出てしまったんでしょう。

 そして、今度は2滴めでして、ついに(おそらくはエルミナは自覚なく)ホラー(おそらくアクアス)に降ってしまう。ホラーの狙いはリュメを葬り、新たな界楼となったエルミナが龍の国へのゲートを開ける、ということらしい。しかし、龍の国にホラーが欲しがるものがあるんだろうか。

 この事態を流牙らはまだ気づいてない。伝えに行こうとしたアユラは捕まってしまったし、何者かが放ったホラーの群れ(サンドウォーリアーズ)が足止めしてる。個体としてはそれほど強くはなさそうですが、集団で襲い掛かるうえ、倒しても倒して湧いて来る厄介な敵ですな。

 これが砂の王ガルザスの企てだとして、気になるのはなぜまず南を襲ったかですね。襲って滅ぼしたが居座るわけでもなく、東へ移って来た。南でガルザスが何をしたかはレクトルとアユラが詳しそうですが、そこは次回で扱われるようです。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/09 (Mon) 22:56:53

 定期感想その2です。

●仮面ライダーゼッツ(第25話:始める)

 自分は前話のラストを「単なる夢オチ」くらいに捉えてガッカリしてしまったんですが、こちらで「夢で経験して記憶を維持している」~「莫は「未来を知る者」として立ち回る」と伺ってみますと、考え直すものがありました。実際、今話ラストでは1~24話を予知夢としてたわけで。

 それでどうなるかを考えるにあたって、予知夢を実質的な過去へのタイムトラベルと思ってみれば、ライダー過去作に類似・関連の設定や展開があるわけでしたか。もしかすると、鎧武もそうなのかも。序盤で主人公:紘汰に警告を与えた「始まりの女/高司舞」ですね。もっとも、戦いを回避することはできず、最終決戦の形を多少変えただけでしたが。

 過去をやり直すという点では、自分だと他作品のほうが連想がしやすいようです。莫は未来の悪夢の中で死亡して戻ったわけですが、死んで戻るというのはこちらでちょっと言及したことがある「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)で頻出。

 ただし、やり直してもうまく行かないことを主人公が思い知り、追いつめられて行く展開が多く、ゼッツとは違う趣向になってます。リゼロ作者が原案の「Vivy」も100年前からやり直し、いくつかある過去改変ポイントをクリアするも、最終盤で無駄骨だったとなってました。でも、そういうのが自分は好みみたいです。

 ゼッツに戻りまして、今話はバッドエンドを予知した莫が仕切り直しすると提示したに留まる感じです。それでも、発端である富士見の悪夢での敗退(ナイトメアの現実への顕現)はあっさりひっくり返してます。その一連がこちらで伺った通りでした。ここから、第24話までの悪夢の現実化ポイントをクリアしていくのかな。

 それが「ゲーム的な「リセットおよび強くてニューゲーム」」になっていくとすると、最終ステージがRPGゲーム風(に見せかけたタワーディフェンス)の悪夢なのは、最初から計算された作劇だったのかも。

 この先がいろいろ面白くなる可能性は感じることができたんですが、今話を観終えた時点ではまだ面白くなるかどうか分からないというのが正直なところです。そこは仕方のないところでありまして、まだ方向性(悪夢≒予知夢のバッドエンドを回避したい)までしか見せてくれてないから。次話でそこが見えるといいなあ。

 ともかく本編。全ては悪夢だったということで、莫が目覚めたのは病院のベッド。第1話で無人の車にはねられたことは現実であったらしい。そしてゼッツへの変身アイテムも持っている。悪夢ラストでの最強(カタストロム)からリスタートというわけか。莫はやるべきことは心得てまして、富士見の悪夢/ナイトメア阻止ですね。

 1つだけちょっと分からない演出ありまして、自宅へ駆け戻る莫が(昼の)月を見て「あれが月」と不思議そうにつぶやいた点です。まるで月を見たことがない感じ。だとすると、莫は悪夢での赤い欠けた月しか見たことがないってことかしらん。となると「莫ってその歳になるまで、ずっと悪夢にいたのか?」という疑問が生じます。

 それは後で分かると思っておくことにして(^^;、莫はクローゼットの奥のゼッツルームに入る。莫がルームやゼロを知っていることはもとより、ゼッツドライバーやカプセムを持っていることは、ゼロにとっては寝耳に水。要は莫以外は莫の悪夢の内容は知らない、未経験ということでしょう。それゆえ、莫がゼロやCODEを極度に警戒する理由も分からない。

 莫はゼロを追い出すと富士見の悪夢へ突入。勝手知ったる他人の悪夢ということで、さっさとボムナイトメアを倒す。その最後っ屁の爆発も、今はリカバリーがあるから問題ない。ゼロと同じく事情を知らないノクスはゼッツの強さに舌を巻く。同じく驚いているねむにノクスは「目覚めたくないか?」と声をかける。

 現実のねむは莫の悪夢での状況と同じく、ザ・レディの拠点で昏睡状態のようですね。ちょっと分からないのはノクスでして、ねむに覚醒を促そうとしたのはなんでだろう。もしかすると、現実のノクスは莫の悪夢よりはザ・レディと距離を置いているということかしらん。

 それも後で分かるとしまして、CODE本部ではゼロとナンバー3が莫について会話してまして、莫をゼッツにすることは前々から進めていた計画だとはっきりしました。ただ、莫が事実上の2周目だったのは分からず、初期能力の高さは計算外だったようですね。ゼロは最重要は「CODEソムニア」だと言ってますが、今は何のことか分かりません。

 一方、富士見ら。悪夢が解決されましたんで、現実での動きが違ってきてますね。東堂部長と揉めて卍固めかけて懲戒免職になったと。ボブナイトメアが顕現しなかったんで、ブラックケースやナイトメアは戯言扱いに留まってるんでしょうな。南雲は怪事課配属が無効になったと喜ぶ始末。

 そこへ莫がやって来て、ちょこっと悪夢のバッドエンド展開について匂わせ、2人を引き留める。現実では莫と会ったばかりの富士見らには信じられないわけですが、紅覇や小鷹の名前が出されてギョッとする。なんで知ってるんだ、ということですな。ただし、詳しくは語れませんな。なにせバッドエンドで死亡しちゃうわけで。

 しかしバッドエンド前ですから、紅覇は健在でして、莫の悪夢より展開が早い。おそらくはゼッツの異変を知ったゼロからの指示でしょう、ナンバー5が紅覇のナンバー6としての記憶を戻して職務に復帰させる。これで、紅覇と南雲の母校での悪夢事件はもうクリアしたことになりそうです。

 一方、莫は夢内でねむと会う。ねむはノクスの誘いは断ったものの、莫に対しては目覚めたいと言い出す。このことをゼッツルームに入り込んだ富士見らにも伝え、バッドエンドの予知夢を見たと明かす。そして今回の任務は「俺(莫)の夢を現実にするな」で続く。チーム編成や状況(ナイトメアによる悪夢の現実化)は、前半でかなり進んだところからのリスタートでしょうか。

 今話が仕切り直しとしまして、次回「揃う」から具体的な動きが出てくるようです。OPも新しいものに変わるらしいんで、次からが心機一転というドラマ作りなんでしょう。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第4話:地底の要塞)

 言われてみると確かに各多元地球はギリシャ文字+数字になってますな。怜慈の属する地球はΑ0073で、ギリシャ文字Αは英文字Aによく似てるんで、視聴後にウィキペディアとか見てもギリシャ文字と意識しにくい。番組本編中でもあまり地球の名前は繰り返さないし。

 ギリシャ文字はだいぶ前に(自分が知らない分野の)物理の本を読もうとして出てきまして、読み方忘れてて難儀しました。微分が「dξ/dτ」だったりするんですが、本には読み方とか書いてないし、当時はネットがまだなくて検索とかできない。仕方なく、ξ(グザイ)を「タツノオトシゴ」とか勝手読みしてました。

 今話の地球Σ3302のΣですと、数学ではΣは高校数学の数列の合計でも使われるんで、さすがに読み方は覚えてたりします。が、ギリシャ文字よりも先に数学記号という意識が出ちゃうんで、「足し算?」と思ってしまったり(^^;。

 さて今話では敵味方にドリル戦車(グランドアース、ギャバリオンドリル)登場とのことで、メタルシリーズで頻出していたとのご教示、ありがとうございます。自分はネット放映のギャバンは観たものの、ドリルは記憶がはっきりしませんorz。ネットで調べると、2つドリルのスクーパーが出てきて、「こういうのだったか」と。どうも空中戦ばかり注意が行ってたみたいです。

 ドリル戦車・地底メカという括りですと、自分はサンダーバードのジェット・モグラが真っ先に思い浮かびます。プラモデルも(支援メカとしては)人気があったように記憶しています。ジェット・モグラはドリルが大きく、いかにもそのまま地中に突っ込んで行けそうな感じでした。

 その次に意識したドリル戦車はウルトラセブンのマグマライザーです。ただ、初めて見たときには「あれ、これでは地中を進めないのでは?」と疑問に思いました。ドリルが機体に対して小さいため、ドリルが掘った穴では機体がつっかえちゃいそうで。しかし、すぐに「ドリルさえあれば地底を進める」と納得するように。そもそも地底怪獣も手で掘るだけで、あの図体で移動してるわけで(^^;。

 前話までで主要ギャバン3名の紹介は済んだわけですが、今話も新たなギャバンということで注目してましたら、アリでしたか。台詞もやたら「アリ」で駄洒落を入れてましたな。警官の肩などにいた昆虫はキリギリスでしょうか。イソップ寓話ネタも入れてきてるようでした。各多元宇宙にいるギャバンにも、いろいろあるという紹介なんでしょう。

 ともかく本編。今回の多元地球(Σ3302)では建造物が突如地中に飲み込まれるという事件が続発。怜慈が捜査に乗り込んで来まして、当地の実はギャバンであるがアリの有本未空朗と出会う。その相棒は羽村翔子で、こちらは人間。共同して捜査に当たることとなり、地下に飲み込まれたデータセンターに突入する。

 が、既に敵に用意がありまして、センターのセキュリティを逆用して部屋をロック、怜慈を閉じ込めてしまう。そこで活躍したのがアリの有本未空朗でありまして、セキュリティ装置内部に侵入、回路をショートさせてロック解除する。

 アリによる回路ショートでの誤動作って、初期のコンピュータで実際に起こっており、「バグ(虫)」の語源なんだそうで。しかし、その後は主にプログラムミスによる不具合を指すようになり、アリのせいだったことは忘れられるようになったみたいです。今話の脚本家は昔のコンピュータの話を知ってたのかも。

 それはともかく(^^;、怜慈らを閉じ込めた主犯:大地深治は地底戦車(グランドアース)が作りたくて建造物を沈めていたわけか。つまり地底戦車ファン。悪党とはいえ、その部分に共感するものはありますな。アリによる回路ショートといい、昔流行の地底戦車といい、昭和ファンの脚本っぽい気がしてきます。

 大地深治はエモルギアによる怪物エモンズ・グラップルも発生させ、自らは地底戦車へ。エモンズのほうは有本がギャバン・アーマイゼとして対処、小ささはむしろ武器という感じで倒し切る。蒸着前、羽村翔子がギャバリオントリガーを構えまして、「こっちがギャバンか」と思わせるミスディレクション、お約束のようでいて意外でもありました。

 地底戦車のほうは、有本の地球のほうで用意されていたドリルユニットとコスモギャバリオンで対処ですか。なぜか互換性があって難なく合体できてますな。こちらも敵のほうがはるかにデカい図体ですが、ギャバリオンドリルが小ささを活かして敵の急所を貫いて勝利。主犯:大地深治はその爆発に巻き込まれたかと思ったら、有本/アーマイゼが救助して逮捕。しっかり警察の仕事してます。

 ラストシーンは哀哭院刹那でして、瞑想中に警報が鳴って続く。次回「刀と銃弾」では刹那の上司:天羽琉唯の拉致事件が起こるようです。それを通じて、刹那の二刀流の秘密を明かすらしいんですが、二刀流自体は珍しいものではないでしょうし、何があるんだろう?

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/11 (Wed) 21:09:20

 定期感想その3です。

●仮面ライダーキバ(第19話:フュージョン・オーラの嵐、第20話:夜想曲・愛の救世主)

 今週分は初見では「過去編と現代編があまりつながってないなあ」と思ってしまいまして。過去編の敵はルーク、現代編ではレディバグファンガイアと別々ですし。しかし考えてみると「麻生恵・ゆり親子(の苦手意識)がメインだったか?」と気が付き、二度目の視聴で大いに納得しました。

 麻生親子に関わるわけだから、これも親子で渡に音也が憑依するわけですね。渡らが霊能者に頼るというのがドタバタ演出かと思ったら、そこで音也を呼び出してしまい、渡に憑依したと。

 最初、呼び出された音也(の精神・意識)は時間を超えて未来に来たと思いまして、「これは、どの時点の音也だろう?」と考えながら観てました。が、霊能者に呼び出されたってことは、死亡後の音也と考えるべきなんでしょうな。あまりに(憑依した)音也が飄々としてるんで、生前だろうと勘違いしましたorz。

 ゆり・恵に共通する弱点が明らかになり、イクサとして戦えるか、というものですね。ただし、そういう自覚は薄そう。そこで(気持ちを音楽として聴ける)音也が介入して、回りくどくリードすると。まあ、ゆり・恵共、ストレートに指摘したら反発しそうですから、そういうやり方しかないんでしょうけど。あるいは、教えてもらって納得するより、自ら見出せば確信できるというのが大事ということかもしれない。

 イクサについてのゆり・恵の図らずの連携と言えそうですが、この後、2人はまたも図らずの時間差共闘でルークを完全打倒することになるはずですね。今週分がその伏線かもしれないと思ってみると、より興味深い。もっとも、前に途中から観て、予習もできるからそう思えるわけで、初放映時にリアルタイム視聴してたら、エピソードつながりを思い出せたかどうか、自信ありません(^^;。

 ともかく本編。過去編はルークのタイムアタックからですか。偶然見たウェディングドレスを美しいと思い、白いドレスの女性からライフエナジーを奪う遊びを始めてしまう。これに気付いたゆりが阻止&仇討ちを試みるも、ルークの迫力に気圧されて動けなくなってしまう。

 しかし、ルークはゆりを見逃す。最初は「ゆりを雑魚扱い?」と勘違いしました。実際は、ゆりの衣装は白くないので、ルークはタイムアタックの対象外と見做したようですね。それを知ってか知らずか、ゆりは間近で見たルークに恐怖心を抱いてしまった模様。

 それでも、ゆりはイクサがあればと思い、次狼に相談。しかし次狼はイクサを渡さない。そこは音也が上手くやりまして、偽のアイドルサイン色紙で油断させ、イクサナックルを盗み取っちゃう(次狼、本気のファンだったのか ^^;)。

 イクサを得たゆりは再びルークに挑むも、恐怖で動けなくなり、変身すらできずに失敗。ルークはゆりを無関係の有象無象扱いし、ゆりはまたも命拾いはする。仮にイクサに変身できたとしても、前にガルル/次狼&イクサ/音也がルークに敗退してますんで、勝ち目はなかったんでしょう。しかも、イクサは使用後に装着者に大ダメージ与え、それだけで死のリスクあるし。

 つまり、この時点ではゆりがルークに勝負を挑めなかった原因はいろいろありそうなんですが、音也は真因をとっくに分かっていた感じです。為す術なく引き下がったゆりに、前と変わらぬ雰囲気で絡んで来てますね。が、気にかけてまして、ルークの出没ポイント:結婚式に出向くゆりを追ってます。

 そこで音也は真夜に出会う。この時点では音也と真夜が後で接近しそうという雰囲気はないですな。いつもなら軽口の口説きなんでしょうけど、いろんな意味で雷に打たれたようになってしまう。真夜はこの後、ルークですら素直に従うほどの敵と判明しますし、音也の直感は「ドンピシャ好み、しかし恐るべき相手」といったところでしょうか。

 そこへルークが襲来。またもウェディングドレスの花嫁狙いなんですが、なぜかライフエナジーを奪う牙が刺さらない。なんでだろうと思ったら、花嫁はファンガイアでしたか。人間を愛しちゃったわけですね。そして、そういうファンガイアを始末するのが真夜/クイーンの役目。真夜は花嫁に拘るルークを一言で下がらせ、花嫁を一撃で抹殺する。

 ゆりは今回も怖気づいて手が出せずに逃げ去ってしまっている。戦う術を持たない音也が捨て身でルークに向かって行ったのを目撃しているだけに、内心忸怩たるものがあるでしょうな。そこへ音也が追い付いて来まして、「自分(ゆり)の弱さが分かれば、それでいい」と告げる。

 さすがにゆりも音也の真意に気が付く。イクサを渡したときから、こうなると知っていたのか、というわけですね。たぶん、母:茜を殺害されたときから、ルークに恐怖心が芽生えてたんでしょうな。そこを憎悪による強気で覆い隠したものの、克服はできなかった。音也としては、己が弱みも見据えないと立ち向かえないと言いたかったか。言い換えますと、強気より毅然、といったところかと。

 現代編では、そういう経験がある音也が渡に憑依する形で降臨するわけですな。冒頭はバイオリンに塗るニスの材料としてかたつむりを集める渡から。不良高校生と思しき3人組に絡まれるも、健吾が救う。が、(正体が渡と知らずに)キバに救われて以来、健吾はキバに心酔してしまってるらしい。

 健吾はキバに会わせろと渡に迫るも、名護は「キバは人類の敵だ」と真っ向から対立する。「かつてキバは人類を破滅へと追い込もうとした」ということらしいんですが、現時点でそんな設定出てたっけ? 音也の時代以前から青空の会の研究結果なのかな。

 それはともかく、なぜか霊能者に聞いてみようということになる。が、霊能者は「キバは……キバッってる」と叫んで気絶。役に立ってなさそうですが、同時に渡も気絶。このとき、音也の魂が渡に降霊しちゃったみたいですね。もっとも、まだ渡はもとより、呼び出された音也もそのことに気付いてない。

 しかし、さすがに今が2008年と気が付くと、音也も何が起こったか分かり始めたようですね。ただ、観ていて「これって渡? それとも音也?」と判別しづらいシーンがあったりします。

 例えばレディバグファンガイアが出現し、前に渡るに絡んだ不良高校生を襲うシーンでは、メイドカフェから駆けつけた渡がキバに変身、レディバグを撃退してます。メイドカフェに行ったのは音也憑依の渡ですが、すぐに渡本人に戻る。そこでファンガイア出現を察知して向かう。レディバグに対峙した渡、仁王立ちで変身し、人差し指クイッとやるわけですが、仕草として音也っぽい。

 変身解除後は、渡の仕草は完全に音也っぽいし、「渡? 知らないなあ、そんな奴」と言いさえしてまして、音也憑依状態ですね。ちょっと気になるのは変身前に迷わず「キバット!」と声をかけてるところです。そこは渡っぽい。が、ちょっと後で音也憑依の渡るがキバットバットIII世に「キバットバットII世の子供か?」と尋ねてまして、それなら何か知っててもおかしくないかと。そういや音也はいずれダークキバに変身するわけで、そこも踏まえると終始音也だったのかなあ。

 自邸に戻ってバイオリン作りに勤しむ渡は明らかに音也ですね。後で渡がバイオリンの板の削り方に感動してもいますし。III世に「II世の子供か?」と聞いたのもこのとき。自分(音也)が、我が子である渡に宿ったと気が付いたのもこのタイミングであるようです。ここからは音也主体で進んでいく感じですね。

 一方、レディバグファンガイアは名護と健吾を捕え、人質にして恵がイクサとして来ることを要求。名護が取り落としたイクサナックルを恵が拾い、レディバグに向けて構えたことで、恵がイクサ装着者と勘違いされてのことですな。

 ただ、恵はイクサには変身できず。名護が取り落としたイクサナックルを拾いはしたものの、使うことはできなかった。ゆりの時代とは違い、装着者への負担は解決されたイクサのはずですから、その点は覚悟は要らない。変身できなかったのは別の要因のはずですね。しかし、恵は負傷して左足が動かないと思い込み(主治医は否定)、そのせいで戦えないと考えている。

 そこへ渡姿の音也が介入して来る。おそらく、恵がゆりの子と分かってるんでしょうな。音也はイクサナックルを恵に渡したうえで、「お前(恵)の病名は仮病だ」と断じる。恵はそんなこと認められないわけですね。母ゆりもルークを恐れて手出しできなかったのに、あと一歩だったと音也に語ってました。

 似たもの親子であるわけですが、まあ音也は分かってるんでしょうな。分かってるが、面と向かって否定はしない。そんなことすれば、こじれそうですから。そこも音也は分かっているらしい。いや、もしかするとゆりのときに学んで、恵への対処に活かしてるのかな。

 ゆりは単にルークに向かって行っては尻込みを繰り返しましたが、恵は動かなくなった脚に直接立ち向かってまして、似ているけど異なる面もあるようです。リハビリとしての特訓ですね。が、音也は「やめとけ」とアドバイス。医師の見立て通り、身体的なものではないと悟れということなんでしょうな。いわゆる心因性というものか。

「やめとけ」では通じないようなんで、音也は思い切った手段を取る。恵もイクサに固執していることを利用し、イクサナックルを恵の目の前で焚火の中に放り込んでみせる。焚火程度でイクサナックルがどうにかなるか疑問ですが、そこまで気が回らない恵は大慌て。思わずダッシュして焚火を蹴り飛ばし、イクサナックルを取り戻す。

 なんと申しますか、アニメ「アルプスの少女ハイジ」の「クララが立った!」ですな。音也の渡は「(恵は)イクサを操る自信がない」~「だから(恵自身すら騙される)仮病」とようやく言う。恵としても走ったと自覚した時点で気が付いてるんでしょうな。だからこそ、音也が真意を種明かしするのはこのタイミングなんでしょう。さらに「それにしても似てるなあ、ゆりに」と付け加えましたが、つい言っちゃったんでしょうな。

 そこからの恵の行動が面白い。名護と健吾を捕えたレディバグファンガイアのアジトに乗り込んで戦うわけですが、使いたがっていたイクサナックルは名護に譲る。戦士の自覚と共に、現状でのイクサ適任は名護だと認める余裕も持てたわけですね。過去編でのゆりも来週分以降で同じように悟ったりするかな。今週分だけでは「似てるなあ、ゆりに」にはまだちょっと遠いような気がします。

 そして敵ファンガイア:レディバグなんですけど、自信見せる割に弱いような。ここまででもキバに一撃食らって倒れたり、それで油断したキバの不意を突く攻撃だったり。生身の名護相手でも、途中までは押されてたり。でも、ファンガイアを多数葬ったキバを倒すみたいなこと言ってる。最後は恵と共闘ではありますが、イクサに難なく倒されてしまってます。

 謎の自信は何だったんだろうと思ったら、巨大サバトになれる隠し玉持ってたのか。 相当な数の人間からエナジー吸収してきたんでしょうな。これに対しては、なぜか今回地下から現れたキャッスルドラン、それに合体したパワードイクサーで対抗し(互換性あったのか)、最後はキバ&イクサのダブルキックで止め。

 ラストは、現代編はなぜかうまく仕上がったバイオリン板に驚く渡(父の降臨に最後まで気づいてない)、キバットらしき影(たぶんII世)を従える真夜で幕。

 事前知識なしに今週分まで観たとすると、(前に申した気がしますが)自分は「恵の父は音也」と思い込みそうです。そうなると「恵と渡は姉弟」となり、恵が渡に対してお姉さんぶってヒロインの雰囲気出てこない理由だと勝手に納得したはず。今週分についても「音也の恵に対する態度はお父さんっぽい」と思ったかも。

 でも、実際にはこの後、音也はゆりに接近しておいて真夜のほうに行くわけですな。そうなって、たぶん「そういうどんでん返しか」と驚いたはず。そう思ってみますと、話の流れがうまいこと急変させてあるんだなあと、今から感心してしまいます。

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/12 (Thu) 00:09:28

 変則的に、面白かった順番に感想。

★ギャバン

 アリギャバンことアーマイゼのサプライズ登場や、ありダジャレの連発に、脚本家のお遊びを感じながら、途中で何回「あり」を言うか、と数え始めたり、何というかシリアスとコミカルの匙加減が非常にツボにハマった回でした。

 前回注目していたドリルですが、アルファ世界ではなくて、シグマ世界のメカだったんですな。なぜか、コスモギャバリオンと互換性があったりするわけですが。アリのギャバンのいる世界だから、地下に建造物が多いのは必然か。
 一方、敵の作ったドリルメカ、名前がグランドアースと聞いて、ツボに刺さりました。宇宙刑事シャリバンの母艦の名前がグランドバースで、絶対に狙っているでしょう、と。

 グランドバースは母艦形態からロボ形態のバトルバース・フォーメーションに変形するのですが、今作もバトルアースに変形しないかなあ、と期待したら、そこまでは実現せず。
 ともあれこのグランドアース、戦隊のボウケンジャーに登場するドリルメカ、ゴーゴードリルのリペイント。ゴーゴードリルは、昔、甥っ子に玩具をプレゼントしたことがあって、よく覚えていますとも。
 1号ロボのダイボウケンを甥っ子は親(自分の妹)に買ってもらって、でも、追加ロボは買ってもらえなかった。で、伯父さんたる自分が「お兄ちゃんも遊びたいから」と言いながら、追加武装の6号機から10号機までは買ってあげた(全部そろえると、アルティメットダイボウケンになる)。

 もう、20年も前の思い出が、こんな形で蘇ってくるとは。
 ともあれ、ゴーゴードリルが東映本社の倉庫に残っていたんだなあ、とマニアックに喜びます。
 ギャバンのギャバリオンブレードが、ドンブラザーズのドンモモが使うザングラソードの改造ってのは初期から言われていたのですが、そっちはおそらく、撮影ギミックの流用よりは、玩具会社の提案だろうな、と思ってます。
 昔の商品の金型を再利用できて、パッケージだけ変えたら、新商品にできますからね。

 ともあれ、今回の4話めは、メインエピソードとは異なるサブエピソードですが、異常にアイデアたっぷりで、面白かったなあ、と。
 アリギャバンもCG満載の凝りようですし、カブトムシ大統領とか、虫と人間が会話して共存している多元宇宙世界観に、まるでキングオージャーだなあ、と思ってから、番組終了後にもう一つ気づく。

 これって、メタルヒーローの『重甲ビーファイター』および続編の『ビーファイターカブト』のオマージュでもある、と。
 ビーファイターおよびカブトは、一応、最後のメタルヒーローシリーズです。後番組がコミカルロボット物の『ビーロボ カブタック』『ロボタック』『燃えろロボコン』と3作続いた後で平成ライダーの『仮面ライダークウガ』になりましたから、ギャバンから始まる正統派ヒーロー路線のゴールがビーファイターだと。

 その後、メタルヒーローのエッセンスは、平成ライダーにも受け継がれて、仮面ライダーアギトのG3みたいなメタルスーツ装着刑事になったり、スーツの発光ギミックと光の剣を踏襲した555になったり、いろいろ要素を踏襲してきたわけですが、
 ビーファイターに話を戻すと、昆虫族の自然パワーと人間の科学が組み合わさって、インセクトアーマーが完成。それをまとった3人の科学者戦士が、異次元からの侵略者ジャマールと戦う話です。
 当然、昆虫族がサポーターで、人間がアーマーを装着するわけですが、それを逆転させて、人間がサポーターで、昆虫のアリ刑事がアーマーを装着という逆転の発想。
 まあ、これもマーベルのアントマンがあったわけで、斬新というほどではないのですが、実際に映像で見せられるとインパクトありましたねえ。

 このアーマイゼ、銅色のコンバットスーツというのも魅力で、ブシドーが銀、ルミナスが金で、次に銅を揃えて来たか。金銀に比べて地味な色合いですが、その渋さ、レアさが通好みって感じです。
 しかも、アーマイゼって、1話の長官の予知夢で登場してるんですね。そちらは人間体ですが、羽村さんが有本さんからギャバンの称号を受け継ぐのかな? 再登場が楽しみです。

 そして再登場といえば、ラムダ世界のブシドーさんが次回は掘り下げられる模様。
 ブシドー、ルミナス、その他と順ぐりローテーションで、多元世界の面白さを描いていって、4月に入る頃に、ストーリーが大きく動くのかな、と。

★牙狼

 次回予告で黄金騎士登場ってことで、明日の夜も楽しみにしつつ。

 この回の個人的注目点は、レクトルさんが流牙を支援して、立派に戦っていることですね。
 もう、回を重ねるごとに、評価がどんどん上がっていて、名脇役になっているわけですがエルミナの方があっさり悪堕ちしちゃったので、よけいにレクトルさん、思いの外に頑張ってるなあ、と。

 まあ、エルミナさんについては、莉杏とのドラマで次回にホラーから解放されるのか。もしも、莉杏が龍族として界楼を務めるなら、ヒデンさんが亡くなった以上、エルミナが莉杏の護衛代表にならないといけないと思うし、
 莉杏VSエルミナのバトルとドラマが、一つの山場でもある、と。

 一方、砂使いのボスホラーと、水使いの中ボス(?)ホラーは別だと分かった段階で、予測を修正しつつ、
 今回、人間の黒幕が誰もいなくて、代わりにホラーに憑依される人間がやたらと増えていますな。長老がホラーに憑依されてラスボス化、あるいはアユラか? という展開ですが、
 従来の牙狼シリーズのルールですと、一度ホラーに憑依された人間は基本的に助からないというものですが(助かったケースは、第1作のヒロイン・カオルがメシアのゲートとして憑依された時ぐらい)、今回は莉杏が界楼の力に覚醒して、浄化したりできるのかな、と期待。

 エルミナも、アクアスの水を飲んだ人も、もう助けることはできないって話になったら、あまりにも陰惨だからねえ。

 あとはアクアスに唆されて、リュメ殺しを命じられたエルミナが、リュメ殺しという罪を犯してしまうのか、それとも事前に莉杏に止められるのかが、次回の注目ポイントになるかな。
 理想を言えば、エルミナが次回は莉杏に救われて、そのことを恩義に感じつつ、最終回前のホラー大群出現決戦に際して、たっぷり罪滅ぼしのアクションで活躍してくれることですな。
 悪役として成敗されて終わりには、なって欲しくないです。

PS.当初の理想は、エルミナが界楼を継いで、莉杏が流牙とともに旅を続けるというものでしたが、もしかすると、莉杏の物語の結末を描くのが今回の作品の目的かもしれない、と前回を見て感じました。
 莉杏のルーツを描き、莉杏の終着点を描くとともに、流牙とは共に守りし者としての使命に殉じる、と。俗世の恋愛劇みたいなハッピーエンドではないけれど、騎士と法師のパートナーシップとしては理想的な終わり方かな。
 何にせよ、流牙は定期的に莉杏のところに立ち寄って、鎧に溜まった邪気を浄化してもらわないといけないので、2人の関係が完全に立ち消えることにはならない、と。
 ただ、莉杏が界楼として500年の寿命を生き続けるならば、流牙と同じ時を過ごすことはできなくなり、流牙の死後も莉杏は生き永らえて、黄金騎士の鎧を守りながら、界楼の務めを果たす未来の姿が想像できるとか、いろいろとイメージが膨らんだり。

(ゼッツは、また次回に)

 

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/12 (Thu) 01:39:39

 ゼッツ、ある意味、すごい緊迫感をもって視聴しております。
 楽しんでみているわけではなくて、ドキドキハラハラ、話がどう転ぶか見えずに、視聴が疲れる形。
 そのため、ギャバンが癒しになっている、と。

 まあ、去年のゴジュウジャーの秋口のユニコーン騒動と似たような、大丈夫なのか、この番組は? という不安感ですね。
 そして、こういうドキドキ感は再放送じゃないリアルタイムだからこそ、味わえるというもの。

 さて、仕切り直し、第2章ということで、人間関係がリセットされたりもしながら、莫1人は未来を知ってしまったという状況で、強くてニューゲーム、不幸な未来を止めることが新たなミッションということで再スタート。

>月について

 これは、番組内でこれまで赤い月しか映しておらず、現実の白い月が莫の「これまで現実と思ってきた予知夢世界」では、描かれることがなかった、という演出ですね。
 つまり、少なくとも、この半年近い予知夢の世界で、莫はリアルの月を見ていなかったことに、今になって気付かされた、と。

 逆に、「白い月が見える=間違いなく、これは現実だ」というスタッフから視聴者への、フェアなコミットメントでもある、と。
 これまで半年近く、現実だと思わせて、視聴者を騙して来たわけだから(莫の明晰夢という自己認識も当てにならない)、もう一度、夢と現実を区別する材料を提示しないと、まともに考察しても無駄だと思われてしまう。

 ところで、月という意味では、ナイトメアの出自も月に関係している? という伏線にも思えますね。
 今後、赤い月と白い月が重要な対比キーワードになるかは不明ですけど、月がキバで、太陽がイクサ的な対照形も意識はしておきたく。

>新ライダー・ドォーン

 27話(その前に今度の次回予告)から登場するらしい新たなライダーで、おそらくは敵かな、と思われますが、
 「夜明け」という意味。なお、変身者はまだ不明で、ゼロさんか、謎のコードナンバー1か、それともダークホースの富士見元刑事か、マジで正体不明ですね。

 それに対して、ゼッツもカタストロムからスピードテクニック重視の新フォームになると玩具情報にはあるけど、いつ出るかははっきりしない。
 今の流れだと、ドォーン出現→カタストロムでも勝てない→カタストロムの殻を破って、破壊の後の再生フォームに覚醒、という展開だと推測しつつ。

 まあ、仕切り直しとは言っても、玩具の発売スケジュールには乗せていかないといけないので。

>富士見元刑事の運命

 この人の心に巣食ったボムナイトメアが、半年先の破壊のパワーで倒された結果、富士見刑事は警察を懲戒免職になりました。

 ええと、刑事じゃなくなった、ただの人です。
 莫が新たに怪事課の協力者にスカウトしますが、今も警察に在職してるなすか女史と違って、富士見さん、今の現実だと、ただの無職のおじさんですよ? 警察の捜査資料を持って来るような権限もありませんよ。
 これまでの富士見刑事は、警察手帳を見せながら強引な捜査で、事件現場を調べる権限は持っていましたが(肩書き重要)、これからの富士見元刑事の役どころはどうなるんだろう? 

 擬装もできないノクスもそうですが、刑事じゃなくなった富士見のおっちゃんがどういう活躍をできるのか、ハラハラドキドキ見守りたいと思います。
 これで、元刑事の探偵とかを自称し出すと笑う。

 いや、転職して、喫茶店のオーナーになったり、バイクショップを経営したり、小鷹元刑事と再会して、2人で何か仕事を立ち上げるとか、とにかく無職キャラが増えたなあ、とか思ってます。

 元より無職の莫に合わせて、小鷹さんと富士見さんの元刑事がどうやって生活するのかを、リアルに気にしつつ。
 CODEって、そう言えば給料をくれるんだろうか、とか、リアルに考えると、本当に気になります。

>レディ母さんの不眠症

 第一部のラストで爆弾発言。
 眠ると、CODEにバレるから、あれから一睡もしていないという強烈なカミングアウトをしたナンバー2の人。
 まあ、莫の夢の中の発言だから、本当だとは限らないわけですが、その目的は、娘のねむちゃんの覚醒と、ねむを守るためにCODEをつぶすこと。
 非常に過激で、第4話以降のナイトメア事件の黒幕なんですが、娘のために他を投げうって悪事に邁進するのは、龍騎の神崎士郎や、ウィザードのワイズマン(白い魔法使い、笛木)と同種の匂いを感じます。

 このお母さんと、全てを知った莫が改めて、どういう会話をするかがポイントですね。

 現段階で、莫の敵になりそうなのは、レディさんと、CODEの両方があって、もしも莫がカタストロムの力でネムを目覚めさせ、CODEからねむを守ると約束したら、レディさんとは和解可能だと思いますな。

 次回のサブタイトルが「揃う」なので、何がどう揃うのか気にしつつ、
 結局、第1部って、CODEの内紛劇を描いたものでしかなくて、2と4が裏切って打倒CODEの方針で、ナイトメアの力を利用してる。
 CODEの側は、ゼロを筆頭に、3、5、6が所属していて、莫こと7はCODEの3とゼロに不信感を持って、どう距離をとるか、と考え中。

 ただ、ゼロが言ったCODEソムニアが組織の目的になるのでしょうが、その内容次第で、CODEの立ち位置が決まって来る、と。

 とりあえず、戦うべき相手が見えていませんが、レディの悪夢計画を止めて、ねむちゃんをCODEの手から守り、CODEの目的の再確認があって、その先に新たな陣営の構図が浮かび上がることを期待。

 今回はこんなところで。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/13 (Fri) 22:35:17

 定期感想その1です。

●牙狼 東ノ界楼(第6話:砂轢)

 前話(第5話)のご感想でレクトルへの高い評価を拝読しましたが、その時点では自分はレクトルをまだまだ軽く見ておりまして。態度は依然として半ばふざけてますし、善行に嫌味を言いがちですし(ただし井戸の水については慧眼)、戦闘も一歩下がりがち。

 前作「ハガネを継ぐ者」での白羽創磨と比べても、大きく化ける余地が少なそう。しかし、今話で東へ来た経緯が語られ、本気の戦いも見せてもらって評価一変です。正確に申せば、残り2話で大いに期待できそうかなといったところ。

 レクトルはほぼ流牙ルートでの活躍で、莉杏ルートではエルミナですね。自分はこっちが大化けするかと最初は思ったんですが、今話での動きからすると、ホラーに翻弄されるキャラクターとなりそう。ホラーの怖さを示し、もしかすると助け出す対象≒勝利条件を示す役割の気がします。

 ともかく本編。冒頭からいきなりの回想でして、レクトルがいた南での事件ですね。まずアユラでして、どうやらホラーの呪いがかかった魔導筆に魅了されて乱心らしい。ただしアユラは自分が正常であり、この魔導筆でホラーを滅ぼせると思い込んでいる。例の水に操られたエルミナと似た状況なのかも。

 呪いの魔導筆は半端ない力のようでして、説得は効かないし、並みの術では止められない。そこでレクトルが渾身の術を放って、ようやくアユラから呪いの魔導筆を引きはがすも、術の反動なのか魔導筆の最後の反撃なのか、レクトルの左手は石化してしまう。

 このことをレクトルは東へきてずっと黙ってたわけか。常に痛みもあるようでして、レクトルがときにイラついたような態度を見せるのは、そのせいかも。しかし、腕の石化の直接の原因を作ったアユラを恨む様子は今もない。なかなかカッコいいですな。

 この後の砂の王ガルザスとの対決シーンでの回想を踏まえて考えますと、アユラが呪いの魔導筆に拘ったのは単に魅了にかかったからではないかもしれません。圧倒的な砂の王ガルザスの襲来を察知したアユラが勝てる力を求めて、呪いの魔導筆に辿り着いたか。その呪いの魔導筆を与えたのがホラー:アクアスだとしますと、東で今起きていることに符合しそうです。

 それはともかく、まず莉杏ルート。龍の国へのゲートに向かう莉杏ですが、エルミナを止めてとの声で引き返す。アクアスの声に導かれるエルミナ、リュメが籠る繭を狙って界楼の舘に侵入、ヒデン亡き後を守るリセル・シエナでは歯が立たない。なんとか莉杏が間に合うも、魔導火で照らしてもエルミナの瞳にはホラーの紋様が浮かび上がらない。

 エルミナはホラーではないと判断するのが順当なんでしょうけど、流牙世界だと油断なりませんな。闇照編では魔導ホラーは魔導火に反応しませんし、ジンガはホラーにした者を人間に戻したと偽装したことがある。

 ただ、冒頭のアユラのケースを踏まえると、まだホラーになってないという段階と考えるべきかも。心だけ操られてるってことですね。ただし操られた本人は自分の判断と意思だと自信がある。そこで莉杏は自信を突き崩しにかかる。

 エルミナの「我こそは界楼の後継」の自信は対立候補の莉杏が龍族ではないという点にある。たとえ術で劣ろうが血で優る。しかし莉杏は自分も龍族だと、祠で啓示を受けた自信を以て語る。莉杏は血でエルミナと等しく、法師としては格上。

 これでエルミナは大いに揺らぎますが、おそらくはホラー:アクアスが次の手を打つ。上位なら蹴落としてしまえ、つまり莉杏を葬っちゃえばいいと誘惑したらしい。前には時間稼ぎの異界追放に留まりましたが、そのときよりアクアスの支配が強まったエルミナ、今度はガチで倒しにかかる。が、まだエルミナの本心が抑圧されながらも残っているのか、一筋の涙が流れたことを莉杏は見逃さない。

 それでも激しい戦闘となりまして、「肉弾戦のエルミナか、法術の莉杏か」といった感じ。が、決め手となったのは未だ残るエルミナの心でしたか。莉杏は「あなたは誰」~「あなたはエルミナ」と呼びかけると、エルミナの龍族の戦士の誇りがよみがえってアクアスの誘惑に抗する。

 莉杏はその隙を突いてエルミナからアクアスと思しき水を追い出し、エルミナは正気に戻る。エルミナは莉杏を龍の国へ送り出しますが、一人になったエルミナをアクアスが背後から襲いまして、さあどうなるかは次回ですか。今度こそホラー化するのか、それともより強く操られるのか。莉杏は龍の国へ至ったようですんで、エルミナを救う力を得るとかあるのかな。

 流牙ルートは砂の王ガルザスが放ち続けるサンドウォーリアーズとの戦い。消耗戦を続けてはいられないと、流牙は黄金騎士の鎧を召喚、目の前の敵を一掃する。これに呼応するかのように砂の王ガルザスが現れる。その姿を目撃したレクトル、南を滅ぼされたときのことがフラッシュバックし、強い敵愾心を見せると。

 まず流牙がガルザスと戦い、生身から鎧再召喚、ついに最大奥義の1つ閃光剣舞を使うも、ガルザスに通用せずに返り討ち。これを見たレクトル、ガルザスに名乗りを上げ、正面から最大の法術を試みる。ほとんど力を使い果たすほどの技のようでして、常に戦闘から一歩引く感じだったのは、この法術をいつでも撃つ力を温存してたんでしょう。

 が、この法術もガルザスを倒し切れず、レクトルは「力が足りない」と。レクトルの力不足ということではなく、左手の石化のため、法術が本来の力を発揮できなかったということなんでしょうね。力を使い果たし、激痛にのたうつレクトルを守らんと、流牙が再びレクトルに挑みますが、勝算はありそうもない。かろうじて時間が2人を救いまして、朝日が射すことでガルザスは撤退する。

 この後(次回以降)、レクトルがどうするかが楽しみになってきました。レクトルは仲間(アユラ)を救うために左手を犠牲にしても悔いてないわけですね。しかし、故郷の南の仇ガルザスを討つためには力を振り絞るも、自らを犠牲にまではしなかった。

 ガルザスとの再戦があるとして、レクトルは己の命と控えにしてもガルザスを倒そうとするのか。それとも、己を犠牲にしてもアユラを救ったように、アクアスに支配されたエルミナ(やホラーの水飲まされたアユラ)を救おうとするのか。レクトルが己の矜持をどこに見出すか、見ものになりそうな気がします。

 自分的な好みとしては、ガルザスを倒そうと思えば倒せる好機に、ピンチのエルミナを見捨てることが出来ず、ガルザスを諦めてエルミナを救う流れかなあ(ガルザスは莉杏にサポートされた流牙に任せる)。そして「いっつも俺は詰めが甘い」とか愚痴るとか。

 莉杏も気になりまして、順当には界楼の後継に就任し、次シリーズ以降はリュメの後任としてときどき事態に関与、でしょうか。しかし、エルミナを救い出すことができれば、エルミナが界楼後継となり、莉杏は流牙と旅を続けるという展開も不可能ではない気がします。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/15 (Sun) 23:10:54

 定期感想その2です。

●仮面ライダーゼッツ(第26話:揃う)

 前話での現実での普通(?)の月について、自分の疑問に対する示唆を頂きましてありがとうございます。莫の思考としては「今まで赤い月を不思議に思わなかったな」と悪夢を悪夢と認識できなかったというものであるし、観ているこちらに対しては制作の「この月があったら、確かに現実だよ」というサインでもあるわけか。それなら納得です。

 さて、OPが曲も映像も新たになっての仕切り直し、夢から覚めた莫の活躍が始まるはずだったんですが、とりあえずは前半回想の総集編からですか。といっても、単に前半を復習するだけでもないですね。

 前話では予知夢での発端である富士見の悪夢≒ボムナイトメアを阻止したことは明示されました。その後は予知夢での事件を逐一解決して敵の策を封じるのかという、後半のドラマ作りに関わる問題があります。紅覇が早々にナンバー6復帰しましたんで、少なくとも高校での事件は事実上のクリアになってる。

 今話では莫が予知夢について予知夢での仲間に周知してまして、少なくとも予知夢でのイベントを次々クリアしていくわけではないと示された感じ。富士見の悪夢が解決されたことで八割がた解決したと思っておけばいいんでしょう。ただし、不確定な積み残し要素はある。

 たぶん最も大きいのは小鷹賢政のノクス化(?)なんでしょう。莫が予知夢を見る以前から、小鷹は既にノクスとしてCODEに対立する形で動いてます。予知夢を見た以降=近い将来には、CODEから装備を奪ってのノクスナイト、続いておそらくはザ・レディ供与のライダーノクスとなる。これをどうするかは未確定要素でしょう。

 普通ならそれも阻止なんでしょうけど(極秘情報仕込まれた3枚の絵を渡さない)、今話ラストで謎の敵らしきライダーが登場したわけで。こちらで伺った仮面ライダードォーンですね。次話予告等も踏まえますと、CODEもザ・レディも警戒する「ジーク」なる人物が変身するらしい。前にナンバー3が言っていた「地球外生命体」だったりするのかなあ。

 自分的には「ジーク」を演じるのが天野浩成さんだということに注目です。直近ではキングオージャーでの「静謐のグローディ」ですね。捉えがたい不気味さがなかなかのものでした。その前がフォーゼの速水校長で、カッコつけてる割に俗っぽく、ズレた自己評価とかのいろんな面を持つのが印象的。その前は剣/ブレイドでの正統派ヒーロー:橘朔也/ギャレン。ゼッツではどんな人物像を見せてくれるか楽しみです。

 それはともかく、ジーク/ドォーンに対抗するためにはノクスに戦える装備を渡さねばならないが、そうしてしまうと莫の予知夢の結末を招きかねないというジレンマになったりすると面白そう。ミッション「俺の悪夢を現実にするな」を実行するには、悪夢を現実化する必要があるという矛盾ですね。

 そうなるかどうかは先の話でして、とりあえず今は莫が未知の力まで得たゼッツということでCODE(ゼロ、ナンバー3)に危険視され、莫の夢での説明会(?)にナンバー5・6が派遣される状況。ノクスも察知してやって来てますな。前にザ・レディが「眠ればCODEに察知される」として不眠を貫いていたの、今話のようなこと(夢探知システム?)ができるからなんでしょう。

 それはともかく、介入のナンバー5・6と莫、ノクスが戦闘状態となる。しかし、そこに謎のライダーが現れまして、場所を移し替えて攻撃を開始する。東映特撮バトル名所の廃倉庫ですね。が、本格的なバトルは次回らしい。自分は一瞬、「このライダーはザ・レディか? ノクスに渡すはずだった装備を自分で使ったのかも」と思ったんですが、こちらでのご教示を思い出し、公式サイトで調べると天野さん演じるジークが変身したドォーンということのようです。

 以上のようにまとめてはみたんですが、必ずしも次回以降に期待できるかどうか、不安になってます。期待していいのか、もう失望なのかよく分からない。駆け足で回想して仲間に周知した以上、前半を繰り返してのリトライではないことは確か。これは「これをまたやるのか」とはならないわけで、そういう退屈はないというのは嬉しい点。

 しかし、その嬉しい点というのは反面、「今まで観てきたことは無駄だったかもしれない」という気持ちも生じてしまいます。前半を繰り返しても繰り返さなくても、失望は生じてしまうというジレンマがあるのは、今話を観終えて自覚しました。もっとも、そう思わせておいて、実は見応えがある展開とするのがプロの脚本家でしょうから、自分の妄想だけでガッカリするのはよしておくことにします(^^;。

 次回「戯れる」では今話ラスト出現のドォーン/ジークの正体についての話となるようですね。CODEといういわば身内の争いから、CODEに真に敵対する敵へ発展していくということか。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第5話:刀と銃弾)

 メタルシリーズ過去作と本作とのつながり等のご解説、ありがとうございます。特に興味深かったのは「グランドアース」の由来です。名前はシャリバンから、機体はボウケンジャーのゴーゴードリルというわけですか。改めて調べると、ゴーゴードリルは黄色ですね。その色はギャバン側の支援ドリルメカに使われてまして、敵味方合わせてのオマージュなのかも。

 さて、今話はエモルギア犯罪の黒幕につながるような情報もなく、Λ8018の哀哭院刹那について少し掘り下げていく趣向だったようです。上官の天羽琉唯が刹那に言っていた「弩城怜慈/ギャバン・インフィニティに会わせろ」もついでに実現。

 哀哭院刹那については、元は戦争用の人工生命体ということで感情面がどうかという点があるわけですね。自我があるか、といってもいいのかな。前に怜慈に影響されてましたが、今話前半では命令優先だと刹那は言い切ってみせる。

 ただし、ロボット工学三原則みたいなものかもしれませんが、実は優先度が「上官:天羽>命令>自分(刹那)」みたいになってたわけですな。待機命令が出ていても、天羽の危機とあれば出向く。ただし、それを正当化することなく、己が違反は処罰されることを覚悟している。

 なぜそこまで上官:天羽を重視するかは、おそらくは回想でちょこっと示される古代風の女性の存在があるんでしょうな。上官:天羽とよく似ていまして、ギャバリオンブレードのうち、古い方を授けたらしい。最新のブレードを授けたのは天羽ですから、何らかの対になる存在なんでしょう。

 その伝統と革新とでも言うべき2本のブレードが今の刹那/ブシドーの信念を現わしてまして、「断ち切る」と「守る」であるらしい。怜慈は好意的に欲張りと評してますな。もう少しその信念について深く知りたいところですが、上官:天羽はもとより、回想に現れる古代風女性について明かされないと掘り下げられないんでしょう。

 今話があまりエモルギア犯罪の背景を語らないのは、ひとえに悪役の性質によるようです。冒頭に出てきたのはエモルギア取引する悪党で、いったんは「こいつらが事件起こすのか」と思ったら、すぐに逮捕される。一種のミスディレクションでありまして、刹那と天羽の引き立て役に過ぎませんでした。

 そして本命のメデル・デ・カッターナ登場でして、悪党を逮捕する天羽を陰から見て「美しい」と言う。そして天羽拉致ですから、「天羽本部長本人を欲しての誘拐か」と思わせるものあり。それならそのまま雲隠れしそうなもんですが、何か要求を出したようで、刹那が察知する。

 ふたを開けてみれば、犯人カッターナは武器商人にして刀剣コレクター、天羽を人質にして刹那の2本の剣を要求してたわけですか。「美しい」のは剣だったというミスディレクションですな。魔空空間の使い方も、刀剣コレクション所蔵用なのか。最初の悪辣な印象から、趣味に走り過ぎたお馬鹿な小悪党という感じへしゅるしゅるとショボくなっていってます(^^;。

 どうとでもなりそうな敵ですが、刹那は要求に素直に応じて2本の剣を渡してしまう。いくら天羽が大事といっても、牙を抜かれた獅子の如きではどうするのかと思ったら、事情を察知した怜慈が3本目の剣を刹那に貸してたわけか。天羽は天羽で、いつでも脱出できる力があったと。

 もうギャバン側が万全であったわけで、全然ピンチではなかったようですな。犯人のカッターナは等身大戦ではそれなりに力があり(長髪を自在に操る)、エモンズ怪人も用意してましたが、敗れた場合の巨大戦の用意がない。あっさりと制圧されて捕縛されてしまう。

 次回「怪盗フェイド登場」は Ι5109のキキとコトですね。3つの地球を順繰りに回ってメインギャバン3名を掘り下げつつ、ときどき他の地球のゲストギャバンを見せていく趣向になるのかしらん。それにしても、前にチラッと見せてくれたデスギャバンはどうなってるのかなあ。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/16 (Mon) 23:05:14

 定期感想その3です。

●仮面ライダーキバ(第21話:ラプソディー・指輪の行方、第22話:序曲・運命の交差点)

 今週分は合コンのスラップスティックありまして、新旧の違いがちょっと面白かったり。過去編では高級レストランでバブル期思い出し、それが弾けて久しい現在編では焼き肉屋でありまして、それらしいなと。

 過去編のほうではゆりを巡って音也と次狼が争うわけですが、その様子がどうにも「うる星やつら」を連想させるものがありまして。音也=諸星あたる、次狼=面倒終太郎といったところですね。一見は異なる2人ながら、いわゆる「争いは同じレベル同士でしか発生しない」となっている。

 音也のほうは騙されてるのを知らずにきついバイトに励んで"貢ぎ"、騙されていたと知ってもそれでいいと納得して見せる。そこも、諸星あたるがときとして見せる態度のようで、そういうときは(途中までは嫉妬していた)ラムも感心してしまうという流れに似ています。

 ともかく本編。過去編は前話ラストでいい感じになったゆりと音也に焦った次狼が思い切った行動に出る。婚約指輪をゆりの左薬指にハメちゃうわけですな。ウルフェン族の呪いでもかかってるのか、後でゆりでは外せないことが判明するヤバイ指輪であります。このこと勝手に認めていた嶋護、どこまで知ってたんだろうか。

 そうしておいて、次狼は音也に事実上の勝利宣言ですが、音也がそれくらいで諦めるわけはない。ゆりとて、次狼の強引に流された面もあって悩んでる。という流れでゆりの友人が絡んできて合コンに。男性陣は音也と次狼、そして力ですね。音也と次狼の諍いはコミカルなんですが、フランケン族である力は裏で合コン相手(ゆりの友人)を"食って"しまうという怖いことも同時発生。力は「足りない」と言って、そのまま去ってしまう。

 からくも生き延びた(?)合コン相手の1人:久美が音也と同じ幼稚園の出身だったことから、音也はゆりをほったらかすような形で久美と急接近。が、後で明らかになるのが、この久美が相当に性悪ということですね。病気だか怪我だかの兄の治療費云々で音也から金をせびりますが、目的は高額衣料品の購入。そうとは知らない音也、建設工事のバイトに励んで金を貯める。

(久美の手口は現代編当時はもとより、今もときおりあるものですね。しかし、過去編の86年だと、そろそろバブル期での「贅沢目的で貢がせて当たり前」に入る時期じゃなかったかしらん。)

 音也が離れた状態のゆりは次狼のアプローチが激しくなるも、やはり音也が気にかかる。ついにブティックで久美が「この服を取っておいて」と事実上の予約をしているのを目撃。近々、服の値段に相当する臨時収入があるってことは、つまり音也が渡すはずの金ということですな。これを知らされた音也、「それならそれでいいじゃないか」で済ませてしまう。

 が、そのブティックの客が次々と行方不明になっていると「青空の会」が突き止める。ブティック店長が服を買った客を襲ってたわけですね。もっとも、その被害者のうち1人は力/ドッガが横取りしてたりするわけですが。合コンで力と隣り合わせた音也はそのことに気が付いている様子はありませんな。

 しかし、久美がもしブティックでお目当ての服を買えば危うい。音也、どう金を工面したか分かりませんが、久美が狙っていた服を買って身に着け、ブティック店長:山下/カメレオンファンガイアをおびき出す。このときの音也はイクサはもとより、青空の会製の武器すら所持してない。無謀な行動ですが、心配して追って来たゆりにより何とかカメレオンは撃退。同行の次狼は「助ける気になれなかった」と言ってましたが、いざという場合はどうしたんだろうか。

 それにしても、音也の金回りがちょっと分からない。久美にはきついバイトで稼いだ金を渡したはずです。が、あっさりとその服を入手している。ブティック店長は売ったと言明してますんで、金のない音也がくすねたとかではない。ちゃんと支払って買ったはず。

 服を身に着けた音也を見た店長は「男!?」と驚いてましたんで、誰かに代わって買ってもらったんでしょう。となると、代わりに買った女性は音也がたらしこんで頼んだか。それは久美に対する音也の態度から考えるとありそうもない。やっぱり、前にもやってたようにバイオリン演奏して誰かから金巻き上げたのかなあ。

 そうだとすると、音也はしんどいバイトなんかせずに、最初からそうすればよかったはず(久美の兄の治療費だろうが、衣装代だろうが)。しかし、そうせずにきついバイトを選んだということは、好意を抱いた女性へは後ろ暗いことがないものを贈りたいということかも。そう考えると、渡の母(実は真夜)が語る音也像も分かる気はするんですが、自分で言っていてなんですが、強引な理屈だなあ(^^;。

 それはともかく、ゆりには外せない指輪を音也はあっさり外しまして、ウルフェン族の呪いが仮にあったとしても音也には通用しないと思っておいて良さそう。つまり、そう簡単に次狼の思い通りにはならないということですね。そうであるだけに、次狼は焦って来そうでありまして、次から不穏な流れになりそうです。

 現代編は深央登場ですね。健吾が名護に弟子入りしたがったことから話の流れがおかしくなって焼き肉屋での合コンへ。そこでバイトしていたのが深央。人見知りが激しいといより対人恐怖症かというほどで、しかも重度のドジっ子。

 改めて調べますと、この時点ではまだ深央にファンガイアの自覚はない。自らをドジで人づきあいが苦手な人間だと思ってる。そこはしかし、以前の渡と同じでありますので、すぐに意気投合することにもなる。

 が、深央に速攻でアプローチかけたのは健吾ですか。デートと相成るも、健吾は相手の様子にかまわずの強引で深央を振り回して失敗。そこで恵お姉さんが渡に「行け」と指名、健吾も事情を察して認める。いったん健吾へと遠回りになったことで、かえって自然に深央&渡の流れになってる気がします。

 が、22年越しでブティック店長:山下/カメレオンが絡んで来るわけですな。店としては過去編と様変わりで、ずいぶんと大衆化してる感じですが、手口「服を買った客を襲う」は同じらしい。深央は店長のお勧めを断り、自分が気に入った服を買う。露店で指輪もですが、これは渡のお勧めで。

 ただし、どちらも深央の意思というわけですね。渡と接したことで深央は自ら欲したことができるようになったらしい。焼き肉店のバイトも続けてまして、前のようなおどおどした態度はない。変われたわけですが、しかしドジっ子は直ってない。またも失敗し、叱責されて店を飛び出す。

 そんな事情に構わず、カメレオンファンガイアは深央を襲って来る。が、深央に何かを感じ取ってひるんでますな。予習すれば「深央は(自覚なき)クイーン」ですから当然ですが、現時点では謎の暗示程度。これで「牙を放ったのに刺さらなかった」まで行ってれば、前話の過去編でのファンガイアの花嫁を連想できるんでしょうけど、まだそこまで明かさない趣向らしい。

 ともかくもカメレオンはキバが力/ドッガの助力で倒す。次狼と同じく、力も過去と現代で何が違うのか、何があったのかと思ってしまいます。前は人を襲い、今は助けてるのはなぜか、ですね。

 カメレオンは何とかなりましたが、せっかく変われた深央はすっかり凹んでしまってる。実際には、メンタル面の気持ちの持ち方は変えられたが、スキル面であるドジっ子(動作の不器用さ)まではまだだっただけのこと。しかし、深央は「見た目を変えても中身は同じ」と勘違いの思い込みをしてしまったらしい。

 しかし、渡が選んでくれた指輪だけは再び身に着けたのは、かろうじて救いが残ってるということでしょうか。そうではあっても、深央がファンガイア、それもクイーンの自覚を持つと一変してたはず。いわば「見た目を変えたら中身も」でありまして、今話はその伏線と考えてもいいのかも。

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/18 (Wed) 11:10:38

 定例感想です。

★牙狼

 エルミナVS莉杏と、砂の王VS流牙&レクトルの2つのバトルを並行させて描いた大一番って感じの回でした。

 エルミナは、水使いホラーのアクアスに操られてはいるけど、完全にホラーと化したわけではないから、救うことはできる模様。
 これなら、操られている街の人たちも救えそうですね。
 ここに来て、倒すべきボスキャラが、武闘派の砂の王と、絡め手で暗躍する水使いの2種類で、現状ではどちらが格上か分からない。
 もしかすると、水使いの方が黒幕で、砂の王の方が手下の可能性だってあるのかも。

 そして、厄介なのは、どちらも不定形(かたや液体、かたや砂の粒子の集合体)で、追い払うことはできても、剣では切れずに、術に対しても致命傷を与えられず、どうやって倒すか難しい点(コアを見つけて破壊する? あるいは固めてから倒す? 倒せずに封印するに留める? 莉杏がゲートの向こうで超パワーを発動する? などを予想)。
 まあ、最終的には、流牙と莉杏の連携で決着をつけるのでしょうな。

 さて、今回、気になったのはエルミナです。
 自分の意識は残していて、莉杏への嫉妬、界楼への熱望などを(ホラーに増幅された感情とはいえ)動機そのものは邪欲というよりも、彼女なりの責任感や、龍族の誇りを残したもの。
 これは、同時に、回想シーンで描かれたレクトルの弟子のアユラの過去の闇堕ちも似たような感じでしたな。強力なホラーを倒すべく、呪われた魔導筆にそそのかされたというか。
 その魔導筆にアクアスが宿っていて、密かにアユラを操って、南から東に来るように差し向けたとか?

 アクアス本体は、アユラの中に潜伏していて、エルミナは分体を使って、間接的に操っている? 
 ドラマ的には、武闘派の砂の王よりも、こっちの方が多数の人間を操れる分、よほど黒幕っぽいですな。
 とにかく、水を飲まされた長老とアユラがどうなったかはまだ描かれていないので(他の街の人同様、ただの傀儡化か、もっと大物ホラーの依代として完全に乗っ取られたか)、2人を救えるのかどうかが気がかりです。

 エルミナは今回、莉杏に浄化された……と思いきや、莉杏に謝罪して、ゲートの奥に向かえ、と送り出した後、またもやアクアスに襲われて……何度も操られてたまるか、としっかり抵抗することを期待していたのですが、公式サイトの次回予告を見ると「くっ、負けない」「やはり勝てなかったよ(2コマで即落ち)」展開になって、今度は流牙と戦うらしい。
 まあ、エルミナと流牙の接点はここまでなかったし、少しは主役と対決シーンを用意しようということですかね。次回は、暗躍していた水使いと対決して、ザルバが相手の特質を見抜いて(こいつは厄介なホラーだぜ。本体を探さないと倒せない、とか助言。本体を探すのはレクトルの役割?)、流牙VSエルミナ、レクトルVSアユラ、そして莉杏の界楼覚醒の3つのドラマになるのかな、と予測。

 そして、水使いを倒した後で、長老の体に巣食った砂の王が正体を表して、最後の戦いに続く、と予想しています。

 この中で、自分はアユラに救いが与えられるかを気にしています。エルミナは結局、浄化されると見ているので、黒幕はやはりアユラ説を押す、と。
 まあ、アユラを倒した後で、石化した片手にこびりついた呪いが発動して、レクトルがラスボス化するという可能性も懸念しつつ(砂の王との戦いはフェイク的な狂言とか)。

 ドラマもアクションも、想定内のサプライズを楽しんでいる作品ってことで(想定外すぎると、理解と感情が追いつかないので、「おお、やっぱり、そう来たか。意外だけど納得はできる」程度が継続視聴では望ましい。頭が疲れなくて済むので)。

 もう一つ気になることがあるとしたら、黄金鎧になったので、これまで使って来た亡者の鎧をどうするか、ですね。
 砂の王を倒す切り札として、亡者の鎧に宿った古の英霊が力を貸して、新たな牙狼のバージョンに進化するとは思うけど。今までも、最終決戦では「◯◯態」と称される期間限定形態になって来たわけで。
 今回の進化形態は、莉杏の界楼パワーか、亡者の鎧に起因するパワーか、あるいは、その両方を宿した超・最強形態なのかを想像しつつ、まあ派手な最終戦を期待しております。

★ギャバン

 先にこっちを。

 今週は、刹那の上司の天羽さんのキャラクター紹介編になりましたが、敵キャラの個性が面白かったですな。

 前回の地底戦車オタクな犯罪者の次に、刀オタクな犯罪者ときて、次は怪盗? 
 何だか、趣味に走っているような敵キャラばかりになって来て、大きな物語ではないけど、とりあえずは通常回でヴァリエーション豊かに広げていこうって頃合いですな。
 デス・ギャバンとか、マクー的な黒幕犯罪組織が前面に出るのは、もう少し後にして、いわゆる序盤の通常回のコミカルさを楽しんでいければいいな、と(後につながる伏線だけは、マメにまきながら)

 で、何だかんだ言って、1話完結で続いておりますな。
 30分で、捜査ドラマと、人間関係を紡ぐドラマと、戦闘シーンをバランスよく取り混ぜて、上手いことやってます。
 敵犯罪者の目的に、ちょっとした謎解きサプライズ要素を仕込みつつ、レギュラー陣の人間関係自体は割と王道で変な対立要素でこじらせることなく、ストレートに見せてくる。

 レギュラーで一番こじらせているのが、エリートのはずが蚊帳の外のワニパトコンビ。一応は、見識ありそうなパトラン様に対して、馬鹿キャラ街道を歩んでいるワニブチ君。
 ダメ刑事の称号を、富士見刑事とワニブチ君のどちらが先に払拭して、活躍できるかを期待中。

 こういう脇役キャラが突然、終盤に来て、一般人代表として、主人公を声を張り上げて応援する役どころに化けると、意外といい奴じゃん、と思えてくるかもしれないが、それまでは分かってない言動にイラッとしつつも、適度に痛い目にあったり、主人公への陰湿な攻撃がさらっとかわされたりするのを、「バカだねえ、こいつは」と上から目線であざける視聴感覚ですね。
 必殺シリーズにおける、イヤミな上司(主水の裏の顔は当然知らない)みたいなもの。

 でも、まあ、それよりは、ラムダ世界における天羽さんに嫉妬する、銀河警察上層部の方が気がかりですな。
 アルファ世界の上層部は、ギャバンの活動に協力的ですが、ラムダ世界ではそうでもなくて、個人の裁量が大きい、と描写。現場の捜査を邪魔する上層部というドラマは、ラムダ世界で描かれる形になりそう。

 この世界ごとに描けるドラマの違いを考えるのも、多元世界ものとしては楽しそうです。

 次回は、ルミナス編ふたたびで、怪盗ものと聞いて、ルパパトを連想しましたが、割とシリアス風味なラムダ世界と違って、イオタ世界はトリッキーで陽性コミカルな方向性かな、と。

(ゼッツは長くなったので切り分けます)

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/18 (Wed) 11:11:40

 ゼッツの感想考察です。


★ゼッツ

 今回は、「コードのエージェントとナイトメア」に絞った総集編で、大筋をさらっと流した形。

 一度リセットされた人間関係の再構築を目指しているわけですが、総集編も焦点を当てるものによって、いろいろなまとめ方があります。
 例えば、ゼッツの多彩なカプセムの能力、バトルでの進化成長に焦点を当てた構成もあれば、敵の起こした事件を振り返る形式もあって、だけど今回はそういう部分をまとめて割愛。
 視聴者的には、見ていて、つまらないまとめ方だなあ、と思いました。新しい情報がほぼなくて、莫も「俺の悪夢を実現させるな」というミッションを提示はしてみたけど、別にコードの計画を詳しく知っているわけでもなく、予知夢で見た知識を「ゼッツ初心者」にも振り返り学習させているだけ。

 そこに至る一般人ドラマ(ねむの育ての親たる芸能プロ社長や、レストランのオーナー、宇宙に憧れる少年とか)は、なかったことになってるし、その辺は枝葉として気にしなくていいってことですね。

 で、CODEはゼッツが管理できない異物として、抹殺しようと動き出したのが今回ですが、
 これは1部のラスト(スリーによる莫の処刑)から続くCODEの動きなら納得。
 ただ、1部の物語がリセットされて、ゼロもスリーもその記憶を持たないはずなのに、期待の新人セブンを捕まえて、尋問するわけでもなく、いきなり抹殺に動くのは、(物語のテンポを上げるためとは言え)、少し違和感を覚えます。

 本当に、彼らはセブンを育成して、何をさせたかったのかが見えないので、「管理できないから殺す」って、そこまで短絡的な組織なのかよ? と疑問符が浮かびましたね。

 まあ、あの莫の1部の予知夢の解説劇場を、元エージェント2ことレディさんは遠くから鑑賞している節が見られるし(予知夢に目覚めるなんて面白い)、ゼロやスリーも遠くから観測していた可能性はある。
 もしも、莫の解説をゼロとスリーが見届けた後なら(1部の記憶を補完した後なら)、その時点でファイブとシックスに抹殺指令を下しても納得できるのに。

 予知夢に目覚めたセブンを、その能力を何かに利用できないか、と考えるとか、CODEが有能組織に思えない粗がいろいろ感じられましたな。

 まあ、ノクスとセブンの結託を何よりも恐れていたのでしょうが。
 CODEが把握している状況としては、
「レディ(2)が暗躍していることは知らない」
「ノクス(4)が暗躍していることは知っている」
「紅覇(6)については、何故か記憶を消して、エージェントの世界から引き離していた(彼女も裏切ったとか?)」
「莫を6の後釜の7として活動させてはいたけど、目的はノクスの起こしたナイトメア事件の解決(序盤)」
「セブンの活動に付いて回る、夢世界の少女ねむのことをどこまで把握していたのか?」

 とにかく、CODEがどこまで状況把握しているのかが、今だに見えて来ないので(ゼロが何も語って来なかったからですが)、
 理想は、劇中人物(主人公)は知らないけど、視聴者には情報伝達して俯瞰的に分かっているという見せ方で、主人公がどうやって敵対組織や味方の上層部の謎に迫るかをドキドキしながら見続ける、というもの。

 で、予知夢で未来視した莫にせよ、結局、CODEが何をしたいのかを分かっていないために、行き当たりばったりなエージェントごっこをしている状況は、まだ何も変わっていない。
 とりあえず、富士見元刑事たちに情報共有したのはいいけど、その後のビジョンを何も提示していないので、先にCODE側の抹殺指令が発動して、そこに謎のライダー(橘さんことジーク)が乱入して、結局、謎が解決しないまま、さらなる謎を積み上げるドラマである構造は変わっていない、と。

 莫というキャラが、予知夢というアドバンテージがあったとしても、行き当たりばったりで、綿密な計画に基づいて行動するキャラではないうえ、突発的な事象に弱いという面もあるし、そこを補う知謀キャラもいない(ノクスがそうなるかな?)。

 で、怪事課に情報共有したはいいけど、彼らに何をさせたいと莫および話の作り手が考えているかが見えないですね。
 物語の舞台が、相変わらず夢世界のままだと、エージェントではない怪事課の面々には手を出せないですし、
 暗躍している現実のCODEのアジトがどこにあるか、探る役割を期待するってことかな?

 そして、CODEの組織の問題が、世界規模の広がりを示唆したにも関わらず、エージェントの数が7人しかいない零細組織で、しかも平気で使い捨てするという、大規模なのか、小規模なのか分からない動きを示しています。
 実質、ゼロとスリーが上層部で、他には、ステルス装備に身を固めた非エージェントの戦闘部隊を抱えているようですが、例えば、莫の予知夢で、レディの猛襲によって組織が半壊しているようですし、
 せいぜい本部の建物が一つあるだけの零細組織にしか見えませんな。過去のライダーで言うなら、剣(ブレイド)のBOARDと同じくらい、実体が見えにくい組織となります。

 ちょっと、ボードとコードの名前が似ているとか、ドォーンの役者の関係で、本作と剣(ブレイド)の作品の類似性を考察する動きが急に活性化しているようですが、
 これまでは割と、世界観が夢回りに閉じちゃっていて(結局、莫の予知夢だから、その範囲以上に広げる余地がなかったという事情もあるけど)、ドォーン登場で、リアルな方向への世界観が広がるのか、それとも相変わらず夢世界でのバトル中心の状況は変わらないのか。

 こういうライダーバトルが異世界メインな作品(現実世界に生きる人間には関われない暗闘)は、
 龍騎に始まり、電王、ディケイド、エグゼイド、ジオウ、ギーツになるかな、と。
 大多数は、現実社会を脅かす怪物の出現に、警察が動いたり、善悪問わず秘密組織が動いて事件解決や隠蔽工作などを行なっているのですが、リアルと地続きの裏世界でのライダーの活躍、あるいはライダーがもっと公で戦っていることが周知されているとか、作品によりけり。

 だけど、本作ぐらい、組織と現実の接点が見えない作品は稀ですね。
 夢というフワフワした要素を扱うのだから、それをバックアップする組織はリアリティが必要と思っていたら(そのための富士見刑事たち怪事課だと思っていた)、警察の状況の把握してなさもひどくて、今のところ「夢主の情報を持ってくる」のみの存在。
 まあ、これも夢主の悪夢を解決するという物語だから、有用な情報源として機能していた。
 だけど、状況が変わった現在、果たして怪事課がどういう役割を果たすのかが、作劇として最も気になるところ。

 複数ライダーおよび擬似ライダーの乱戦バトル(敵味方の構造シャッフル)で、アクションを盛り上げようとしているのは分かる。
 主人公が日常を喪失した世界に生きて、戦い続けざるを得ない状況も分かる。

 そうなると、怪事課が主人公の戻るべき日常拠点になるのだろうけど、相変わらず夢世界のことはエージェント以外、手が出せないので、ただの見守り応援団に堕するか、それとも独自捜査でCODEという組織の謎を追いかける役割を果たすのか。
 例えば、ゼロやスリー(ついでにファイブ)の本名とか、過去の動向とかを調べて情報提供してくれる役割とか、警察の極秘情報にアクセスとか(それが得意なハッカーキャラも物語にはいないなあ)、

 それぞれのキャラクターの4月以降の立ち位置がきちんと構築できるといいなあ、と。

 現状は、不確定要素が大きすぎるので、安心できる材料が少ないなあ、と(嵐の海を沈まずに、翻弄されながら漂っているような感覚で、ハラハラドキドキはしているけど、楽しいとは程遠い視聴および感想です)。
 意外と、橘さんを見て、一番安心して感情移入できるかもしれん。ジークってキャラ名も、電王の白鳥王子みたいで、華麗で優雅で上から目線だといいなあ、とか。まあ、狂気キャラの可能性も濃いけど。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/20 (Fri) 21:46:38

 定期感想その1です。

●牙狼 東ノ界楼(第7話:砂罪)

 次回が最終話ですから、さすがに状況を混沌とさせるような運びはないと考えていいんでしょうね。そういう前提で観てみると、人間関係も敵への対処もぐいぐい収束に向かっていると感じられます。

・長老モンマ
 途中までは「あまりに善人過ぎて、実は黒幕なのでは」と思ったんですが、今話ではホラー:アクアスの呪いの水に抵抗すらしてみせてました。善意のみでできた人間なんで陰我がなく、ホラーも付け込めないほどということかも。皮肉言ってたレクトルもさすがに「あんたみたいな"お花畑"が必要だ」と感心したのも頷ける。

・レクトル
 滅ぼされた南から東へやって来た経緯がほぼ全て明らかになりましたな。当初は南を滅ぼした砂の王ガルザスを討つために流牙を利用するつもりがあったのか。序盤のレクトルの態度はそういうわけだったと。が、アユラを救いたいという気持ちも隠しきれないし、流牙に感化されて、そういう憑き物めいた気持ちも落ち、守りし者となったようです。

・相棒
 この言葉が今話では急に出てきまして、言われた方が怪訝そうにするなど、ちょっとギャグめいた使われ方が多かった。が、「守りし者」の自覚・体現という意味になっていたようです。特に流牙がレクトルをゲート防衛に送り出すシーンですね。言われたレクトルは奮起し、ゲートを守ることに専心してみせてました。

・ホラー:アクアス
 どうやら砂の王ガルザスの侵略の尖兵だったようです。アクタスが水を介して人を操って人間の集落を内から崩し、そこへガルザスが力で外から攻め滅ぼすという連携でしょう。南もおそらくはそうやって滅ぼされたんでしょうけど、東に来たレクトルの警戒がやや薄かった(井戸に皮肉言う程度)。
 アクアスの手法が人の心に既にある気持ちを刺激・増幅していくものだったからかな。「コイツならやりかねない」みたいに見せる。しかも、人間をホラー化はしてないんで、魔戒火のチェックに引っかからないし。

・エルミナ
 今話が最大の見せ場だったようです。前話までは操られたり救われたりと、争点にはなっても自ら活躍はしなかった。が、前話で学んだアクアスの追い払い方を自らやってみせたわけで。それも、まず心への浸食を深めたアクアスを気持ちで跳ね返してから、ですね。
 それを成し得る自覚が「気高き龍族の戦士」の再確認なんですけど、リュメに託された「界楼を守って」に応えてのもの。「界楼になりたい」気持ちを断ち切ることで、己の本質を悟ったということなんでしょう。自分はエルミナが界楼になる可能性を前話までは考えてたんですが、こうなるともうエルミナが継承することはないんでしょう。

 ともかく本編。ゲートの向こう、龍の国では莉杏の界楼継承の儀が進んでまして、砂の王ガルザスはそれが狙いかな。新たな界楼を阻止すれば、その空白でやりたい放題できるとか。

 そこは次回で明かされるとしまして、戦いのほうはサガンの街がメイン。界楼ノ舘ではリセル・シエナがリュメの繭に祈りを捧げてますが(防備力の延命?)、駆けつけてきた流牙らに「ヒデン殺害はエルミナの仕業」と伝わってしまう。

 この報は南の仇たるガルザスを討ち漏らしたレクトルにはショックが大きかったのかも。街の主力法師2名のうち、1人は落命、犯人たるもう1人は敵側ということですんで。味方は減り、敵勢力は増大してしまった。

 気落ちしたレクトル、流牙に東へ来た経緯を伏せていたことまで語り、「だから、いつ死んでもいいんだ」とまで言う。対する流牙の答は「生きのこった責任があるだろう」。これで少しハッとするものがあったレクトル、流牙に「相棒」と呼びかけますが拒絶される。

 サガンに炎があがる異変起こりまして、流牙らが駆けつけると長老モンマが倒れてまして、呪いの水に影響されながらも皆を助けようと踏ん張ってたらしい。そこへアクアスに再度憑依されたエルミナが立ちはだかる。アユラも呪いの水に完全に支配されてまして、魔戒法師でもない長老モンマの水への抵抗力が凄いことが窺えます。

 ホラー:アクアスの実体は水にありまして、しかもエルミナの内に潜んでいるため対処が難しい。が、エルミナの意識は微かに残ってまして、そこへリュメが語り掛けてくる。流牙がレクトルに語った「生きのこった責任」がエルミナにも伝えられ、奮起したエルミナは身体の自由を取り戻し、莉杏がやってくれた要領でアクアスを叩きだす。そこへ流牙が黄金の鎧装着で撃破。食われてはなかったエルミナも無事助かると。

 それを見届けることなく、流牙から「相棒」と呼ばれて鼓舞されたレクトルは一足先にゲート防衛に駆け付けてる。先行したリセル・シエナが防御結界張ってますが、砂の王ガルザスが差し向けたサンドウォーリアーズは数に物を言わせ結界を突破。残る結界は二層しかない。

 ここでレクトルが偉いと申しますか、アユラの師匠をしていただけのことはあるなと思ったのは、結界を破られてもリセル・シエナを叱責せず、「よくやってくれた」とねぎらったこと。器が小さいと「何やってんだ!」とキレそうですが、それでは既に力不足を悔いているらしいリセルらを委縮させて下手すると戦闘不能です。

 しかし、レクトルは褒めてから「ここで踏ん張るしかない」と覚悟を促しておいて、アユラがいったん捨てた魔導筆を返す。『もはや退路はない』ってことですね。レクトルにより呪いの水から解放された後に(この時点でアユラの戦意は回復してる)、このタイミングで渡すから効くんでしょうな。

 しかし、流牙が駆けつけるまではまだ間があり、サンドウォーリアーの進撃は止まらない。おそらくその後ろに砂の王ガルザスがいて、夜明けはまだまだ来ないし、リュメはもうこの地を去って龍の国へ旅立った模様。

 一方、莉杏の界楼継承の儀は進み、巨大な龍が出現したというところで続く。次回/最終回「砂楼」では、残る敵ボス:砂の王ガルザス vs 流牙となるようですが、界楼となった莉杏がどう加わって来るのか、あるいは来ないのか。

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/21 (Sat) 00:21:13

 牙狼感想です。

 この回で気にしたのは、脇役のアユラとモンマの生死ですが、どちらもホラー(アクアス)から解放されて、無事に助けられた模様です。

 自分は、モンマが魔の水を飲まされた次の回で、砂の王が登場したものだから、長老を依代にしたのかな、と思ってましたが、
 レクトルの「あんたみたいなお花畑が必要」という発言から、もう最後にどんでん返しで悪堕ちすることもないだろう、と。

 とにかく、精神力の強い長老に感じ入りつつ、アユラはきれいに操られて、これは若くて、野心や願望の強い者ほど操られやすくて、もう、そういう欲が枯れ果てた(我欲が薄い)老人は抵抗できたということかな。

 そして、今回はレクトルとエルミナの2人の法師が、それぞれ罪の意識と無力感に苛まれ、絶望しかけていたところを、「生きてる者が為すべき使命」ということで、安易な死に逃れて楽な道を選ぶな、というテーマを主人公およびリュメ様が示す。

 流牙に限って言うなら、やはり闇照のときの符礼法師から受け継いだ「守りし者の矜持」があればこそ、強い信念になってる面かな、と。
 前作のハガネから、流牙は師匠的なポジションとして、昔よりも成長した姿で若手を諭すキャラになったな、と思っていたのですが、
 今作は、レクトルも師匠と呼ばれた立場で、相応の実力や矜持を備えていたはずなんですな。だけど、砂の王に敗れて、仲間を守れず、それでも敵を倒すことへの執着を抱いて、挫折の中で何とか足掻いているキャラになった。

 流牙の物語は、挫折からの復活、闇の中で光を見出すドラマがテーマになりやすいと思うのですが(一方で、冴島家の話は牙狼が闇堕ちしたことはなくて、常に黄金の輝きを維持してる。こちらは使命に一途な男が愛を知る話という点で一貫性がある)、
 その意味で、レクトルとエルミナそれぞれが、とことんまで落ち込んで、そこで流牙の強い想いに矜持を取り戻すドラマに結実したな、と。

 アクアス退治については、ヒデンと莉杏がそれぞれの術で、エルミナの体内からアクアスを追い出すことに成功している。
 魔戒騎士の剣では、宿主を傷つけずにホラーを追い出すことはできない。
 しかし、法師の術では、追い出すことはできても、とどめを刺すことはできない。

 ここでレクトルと流牙が連携すれば、レクトルが追い出し、流牙が追い討ちでアクアスにとどめを刺せたのでしょうが、そうさせないために、水と砂の2面作戦なんでしょうな。
 ザルバ曰く、「こいつを倒すには、法師の力が必要だ」と。

 で、レクトルを砂の王の手下への応戦に行かせるという過程を経て、唯一の法師がエルミナ自身という流れで、いかにエルミナを復活させるか、というドラマの仕掛けだった、と。
 エルミナが追い出し、流牙の剣でとどめ、と、そういう結論になるように、上手く筋書きを作ったな、と。

 一瞬、エルミナが自分ごとアクアスを滅するように、自爆みたいな手を討ったようにも見えるドキドキ展開でしたが、次回予告でもエルミナは出ていたので、生き永らえることは確定したな、と。

 あとは、きちんとハッピーエンドの風呂敷を畳むぐらい。
 ここまで来て、サプライズのためだけの番狂わせはしないと思うし、次回予告では黄金騎士と並び立つ亡者の鎧という絵面でも、ああ、そう言えば、元々、鎧だけでも勝手に動いていたな、とか、
 黄金騎士だけで勝てなくても、鎧の墓場にはいっぱい英霊たちの宿る鎧はあったわけで、そういうのも莉杏が受け継いだ界楼の力で、無数の鎧VS砂の王の軍勢ってシーンも見ることができそうとか、
 いろいろと燃える最終決戦を期待できそうです。

 あとはサガンの街の砂漠化が解除されて、街の復興とか、思いがけない友情出演とか見せてくれたら満足ですな。
 後味のよい作品として、きちんとハッピーに終わることを期待しつつ。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/23 (Mon) 16:31:22

 定期感想その2です。

●仮面ライダーゼッツ(第27話:戯れる)

 のっけから愚痴めいてしまうんですが、設定が一応は飲み込めたと思ったら、どうもそれをひっくり返されたのかなという気がして不安です。設定は物語理解の土台になるものでして、「こうすればこうなるはず」とか「これがあるから、こうはならない」とか考える根拠になるものでして。

 そういう設定を例えばストーリー進めるためにチャラにされたりすると、観ているこちらは先を予想・期待することができなくなります。それではどうにも楽しくない。作り手から「この話ではこういうことになってるんです」と教えてもらうだけになってしまうと申しますか。

 それが今話では特にナイトメアについて起こってるわけで。前半(予知夢)でのナイトメア設定は以下の感じ。

・眠れるねむの夢から生み出される
・他人の夢に侵入して悪夢に変え、悪夢で起きたことを現実でも起こす
・夢主の願いを悪夢で叶えると夢主を乗っ取って現実に顕現する
・カプセムに封印(?)され、カプセム使用者に力を与える
・カプセムが壊されると、外に出てきてカプセム使用者を襲う
・カプセム使用者を蝕む恐れあり(カタストロムだと悪夢から覚めなくなるらしい by ノクス)

 こんな毒を以て毒を制すみたいな状況をどうするか。しかし、後半(予知夢直前の現実)では早々に「ナイトメア監獄」なんて描かれまして。現時点では新登場のジークが保有しています。シャドウナイトメアもそこにいるわけですが、ノクス/小鷹の悪夢に巣食って、神出鬼没でノクスを悩ませていたはずでは?

 ただ一応、このナイトメア監獄は誰かの悪夢内にあるようでして(赤い欠けた月が映されている)、ノクスのだとすれば辻褄は合う。ウルフナイトメアは別の夢主(ねむを担当した看護師)に出現するも、そこで対処した莫&ねむはどうやらノクスの悪夢に移ったようでしたんで、これもつじつま合わせは可能かも。

 そうやって具体的で細かい描写の1つ1つは何とかなるのかもしれませんが、監獄に大量にいたナイトメアはどうしたものかと。前半で描かれたのはねむの悪夢の花畑からポツン、ポツンと発生して、誰かの悪夢へ出向いていくナイトメアでした。後半で示されたのは、監獄に大量にいてジークにより差し向けられるナイトメアです。

 そうなると、前半でねむが自分の存在に悩んでたの、もうどっかに行っちゃう感じです。ザ・レディに宿った悪夢により生まれ、ナイトメアを生み出す者になってしまったと知って、どうしようかというものですね。そこから、「カプセムに封じられたナイトメアも」となるし、それが莫を覚めない悪夢に落すということは、ともなる。莫にとってのねむとは、ということですね。

 でも、どうもそれらは「ジークの仕業」に集約されてしまいそうな不安があります。しかも、今話のジークの台詞を信用するなら、ジークは莫の予知夢の内容を知っている。「あの予知夢程度では済まさない」旨、言ったりもする。実際、シャドウナイトメアは(今のゼッツなら倒せたはずが)ジークのライダー・ドォーンが倒しちゃうわけで。これで、リカバリーのカプセムからのノクスナイト~ライダーノクスというルートは潰れたも同然です。

 その後もジーク/ドォーンは無軌道なまでに暴れる兆しを見せているようでして、予知夢は既にちゃぶ台返しな感じ。予知夢とてちゃぶ台返しであるわけですが、それもすぐにひっくり返されちゃった。ついでに申せば、ねむも予知夢の内容を知らないか知ってるかはっきりしない。今話で夢の「世界観」と口走ってまして、予知夢でのウルフナイトメアの事件中に莫から言われて驚いてたはず。こうなると「何に期待すればいいんだよう」となってしまいそうです。

 が、それならそれで「実はこれ、前半が今一つ盛り上がらないと見ての大幅路線変更なのでは?」と思って観て行く手もありそうです(^^;。綿密に進めようとして行き詰まったんで、そのリセット兼ねて天野浩成さん演じるジークを無軌道に暴れされるとか動きが大きくて派手なものにしようとか。

 もちろん、メインライター含めてそんな情報は一切出てないし、自分の妄想ではあるんですが、そう割り切ったら観やすいかなと。前半から後半へ発展していくドラマとか考えるの、ちょっと自分では限界が来てるのかもしれません。

 ともかく本編。前話ラストで莫の夢に出現した仮面ライダー・ドォーンにより、莫は悪夢から叩きだされ、莫の夢に侵入していたナンバー5・6は現実世界でも残る大ダメージを受けてしまう。他の面々はゼッツルームの映像で莫の夢を眺めてたりで無事なのは不幸中の幸い。

 ちょっと興味深いのは、莫の予知夢では任務一辺倒だったナンバー5が、現実では重傷のナンバー4について、ナンバー3に食って掛かるところです。莫の認識や予知に現実とのずれがあるのか、それとも富士見の悪夢を未然に防いだ影響か。ナンバー5ですら、下手するとCODEから離反する可能性がありそうというのは意外であります。

 そこからはジークについてになりまして、上述しましたが悪夢内にナイトメア監獄持ってて、CODEからも、CODEから離反したザ・レディ/元ナンバー2からも警戒されていることが示される。ねむと接触するとマズいようですが、ねむ由来のナイトメアはもとより、悪夢から生まれたねむも奪われる可能性があるのかも。

 そういうジーク出現で危機であるわけですが、莫はCODEとの共闘を拒み、独自にノクスと接触、リカバリーのカプセムを渡して和解を試みる。予知夢を知らないノクスが警戒すると、莫はジークの情報提供との交換条件、つまり取引だと言って見せる。予知夢で知ったノクスの性格を上手く利用しようということなんでしょう。

 そうしておいて、ゼッツとなってシャドウナイトメアと戦い始める。が、ジークが出現してかき回すわけですな。ジークは「予知夢と同じ悪夢を繰り返す気か?」と笑い、ドォーンに変身。ゼッツはプラズマ~ブースターを駆使するも、全てドォーンに易々と返される。予知夢で全て見切った、ということでしょう。さらに見知らぬ場所に転送され、そこへジークの配下らしき面々が終結してきて続く。

 次回「荒れる」では莫がジークが操る悪夢の打破を試みるようですが、自分はジークの台詞「同じ悪夢を見るのは退屈だろ。俺がとびっきりの悪夢に変えてやるよ」に期待してみようかな。「深層心理なんかどうでもいい」のだそうで、それなら悪夢はもう単なるバトル用の場所となりそうですが、それも一興かも。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第6話:怪盗フェイド登場)

 どうなるんだろ、どうするんだろと気を揉みがちなゼッツに対し、とても分かりやすいギャバンが続くのは気分的にも助かります(^^;。今話の結末の鍵となる部分は冒頭のキャプションで示してくれてまして、「クレーンユニット、奇跡の一本釣り!」。コスモギャバリオンが降りて行った時点で、「あ、これは失敗するんだな」と分かっちゃいますね。

 今話のメインゲストは怪盗フェイドでありまして、同じく冒頭のキャプションでは「謎の怪盗、フェイドが登場!!」です。「登場」という書き方からすると、準レギュラーとなるキャラクターなのかなと思えます。本編での扱いもいろいろ持ち上げてまして、さらにエモルギア応用の装備も作れる多才キャラクターですな。また出て欲しいと思わせるものあり。そうなると警察と怪盗が共闘となり、キキらのΙ5109ではルパパト的なドラマが多くなりそう。

 設定的な面ですが、ドリルメカのときにすんなり合体できたのか不思議だったんですが、今話で「合体変形機構」なるものが(少なくとも怜慈のΑ0073には)あることが判明しまして、一応は前から理屈が通ることになりました。劇中では「これにあれがくっつけばいいなあ」と思えば、その通りにできることは期待ポイントになりそう。しかし、玩具でも同じことが求められそうで、メーカーは大変かもです(^^;。

 ともかく本編。冒頭は資産家らしき男と怪盗フェイド。資産家:采原は妻と娘に逃げられ、さらに宝石類を持ち逃げもされたと言い、フェイドに妻子の連れ戻しを依頼する。ついでに宝石類も奪還して欲しいと。ラストで判明するのは、宝石類さえ戻ればそれで良かったらしいということですが、そこがまだ分からないんで、途中で少し解釈に紛れが生じた気がします。

 資産家:采原の言った通り、母子(フワレ、エム)が国外(星外?)脱出のため領事館へ向かっておりまして、フェイドは芝居がかった恭しさで「お迎えにあがりました、お姫様方」と立ちふさがる。ここで自分はもう勘違いしまして、「お姫様方」を冗談抜きの本当と受け取ってしまったんです。つまり、この2人は他星の高貴な生まれなんだと。

 母フワレは顔に負傷がありまして、DVなんでしょうね。おそらく娘エムも虐待されていたか。それで逃げ出し、母星へ帰るための金として宝石類も持ち去った。が、娘エムはエモルギア持ってる。となると、エモルギア使って何かできるということか。そうだとすると、資産家:采原は娘エムに何かさせて莫大な儲けを得ていたのでは、それを止めようとした母フワレは殴られて、とか考えたんですが、最後まで観たら大間違いでしたorz。

 実際には単純に酷いDVだったようですね。エムもエモルギアが前から使えていたわけではなく、今回はたまたま感情が高ぶったときにエモルギアが反応し、怪物エモンズを発生させてしまっただけらしい。そういったことは、依頼を受けた怪盗フェイドはおおかた把握済みだったようです。

 つまり、最初から母子を救出するつもりだった。資産家:采原と無関係に救いに行くことも可能ではありますが、それでは資産家:采原が別口で介入して来る恐れがある。そこで依頼を受けることで、采原が結果待ちになって動かなくなる状況を作ったんでしょう。

 が、フワレ・エム母子からすればフェイドは追っ手に見える。逃げるしかないわけで、ついに工事現場で追いつめられる格好となり、娘エムはそこにあった宇宙バス(らしい)に立てこもる。が、宇宙バスが崖から転落、途中で引っかかった状態になるというピンチに。

 そこで、フェイドより前からフワレ・エム母子と遭遇して付いて来ていたキキ&コト、エモルギア反応を察知してやって来た怜慈らがエム救出に動く。エムは転落前にエモルギアが反応してエモンズを生み出してしまったので、レイジはギャバン・インフィニティで対処。

 キキ&コトはレイジの地球のメカの支援でエムの引き上げにかかる。このシーンにちょっと感心しました。キキはルミナスとなって伊達の操る船に乗り込む。コトはそのままアギが現地のクレーンを「合体変形機構」で仕立てたメカに入り込む。伊達の船は多元地球Α0073の環境でΙ5109の人間では生存できませんが、ギャバン装備であるルミナスならOK。アギはアンドロイド(自立型AI)ですから、現地の環境でもOKで、そこに現地のコトが生身で入って来るのもOK。辻褄、ちゃんと合ってますね。

 それはともかく(^^;、まず巨大ロボ(ギャバリオン強襲)をクレーンで降ろしての宇宙バス引き上げを試みる。ギャバンが降りて行って宇宙バスからエムを出せればいいんですけど、宇宙まで行けるバスだけに装甲が堅いとかあるんでしょうな。宇宙バスにロープを巻き付けるところまでは行ったんだけど、巨大ロボが降りたせいか、落石が発生して作業を断念。

 そこでOPキャプションで予告されていた「一本釣り」に変更。ロープを巻き付けてはあるんで、それをクレーンから降ろしたワイヤーの先のフックに引っ掛けて引き上げる。これはキキ&コトのクレーンゲームで鍛えた腕が物を言いまして、なんとか成功。

 これでめでたしめでたしと思ったんですが、まだ放送時間の残りがたっぷりあります。まだドラマがあるのかと思ったら、依頼者の采原についてでしたか。フェイドは采原邸に戻り、「母子は連れ戻せなかった」と報告。これに怒ってみせる采原にフェイドは「宝石類だけは取り戻した」と告げると、采原は大喜び。

 しかし、戻った宝石をしげしげ眺めた采原が「輝きが少ないような?」と不審がると、フェイドは「今日の天気は曇り」と言う。が、外は晴れてまして満月が煌々でして、観ているこちらには嘘だと分かる。「お宝頂戴」のメッセージカードまで残しますしね。つまり、取り返した宝石類の模造品をフェイドは采原に渡した。

 じゃあ本物の宝石類はどうしたかといえば、明らかには示されてませんが、売り払ったらしい。その売却益を、フワレ・エム母子が母星に戻るための宇宙船の手配に使ったようですね。こういう段取りにしたということは、フェイドは義賊であり、私財を蓄えるような盗みはしていないと暗示してるのかも。

 ラストはデス・ギャバンでして、エモルギアを使った男が自滅したのを見て「この者には荷が重かったな」と。次回「黒いギャバン」はようやくデス・ギャバンの紹介をしてくれるようです。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/24 (Tue) 10:46:21

 定期感想その3です。

●仮面ライダーキバ(第23話:変奏曲・永遠の逃亡者、第24話:皇帝・ゴールデンフィーバー)

 今週分は恋愛ドラマでありまして、過去・現代編通じてはゲストファンガイアの竹内伸二/グリズリーと涼子の悲劇、過去編はゆり・音也・次狼の三角関係解決(かな?)、現代編は渡と深央の仲が発展しつつも不安要素を見せるという感じですね。

 竹内伸二/グリズリーと涼子については、前半(第23話)の最初辺りでは涼子がファンガイアなのかなと勘違いしました。竹内伸二が別れようとするところから始まるわけですが、涼子の正体を知って恐れたんじゃないかと。涼子は積極的でありまして、覚悟して復縁求めるところが、ファンガイアらしい強引さかなと。

 しかし、過去編ではすぐに竹内伸二がクイーン/真夜の気配に警戒する様子があり、現代編でも登場した竹内伸二は全く加齢の様子がない(妻となった涼子は22年経過を感じさせる)。制作の意図としては「どちらがファンガイアなのか」みたいな推理要素を入れるつもりは全くなかったようです。自分一人が「もしかして?」とか勝手に盛り上がってしまってました(^^;。

 グリズリーファンガイア/竹内伸二については、後半(第24話)を観終えても、なお分からなかったことがあったりします。まず、人を襲っていたかどうかです。現代編で妻:涼子に贈るプレゼントの金にも困ってたくらいですから、ファンガイアの力を使って金を得ていたとは考えにくい。となると、長らく人も襲ってなさそう。

(妻との約束と竹内は言ってましたが、ファンファイアであることは隠してたつもりなんで、竹内としては人を襲わない約束をしたつもりはない。一方、妻:涼子はおそらく早い段階(別れ話のとき)から知っていたようなんで、人を害さないよう願った可能性はある。)

 たぶん、過去編で涼子と知り合った辺りで人を襲わなくなったのか。もしそうだとすると、渡に正体を告白した後もうまくやれたかもしれない。グリズリーのファンガイアだけあって膂力があってイクサは圧倒しましたが、今週お目見えのキバのエンペラーフォームにはあっさり敗れてる。これはライフエナジー足りてないからだったかも。

 もっとも、エンペラーフォームが出てきたのはグリズリー/竹内伸二が深央に襲い掛かったからですね。そこはグリズリー/竹内視点と渡視点で理由にずれがあるのが何ともビターなところ。グリズリー/竹内としては、過去編のクイーン/真夜に「次代のクイーンがお前を」旨言われてるわけで、未だ無自覚とはいえ現代編のクイーンである深央を真夜の予言通りと思ってしまっても無理はない。

 しかし、深央の正体を知らない渡視点では「いいファインガイアだと思ったのに、やっぱり人を襲うのか!」となってしまう。前にルーク/大ちゃんでも経験しているだけに、落胆と怒りは一層大きいでしょう。それに好意をはっきり自覚した深央でありますしね。

 でも、現時点で渡はまだ知らないようだけど、過去編でグリズリー/竹内を襲ったのが、渡の母である真夜であるわけで。これは現時点で渡は知らないし、観ているこちらも予習抜きには知り得ないことでありますな。今週分単独でも、「これで良かったんだろうか」というドラマですけど、渡の母が真夜であると知った時点でこのドラマを思い出して、ズシーンと重い気分になりそうであります。

 ともかく本編。過去編は冒頭で真夜がクイーンの責務「人間を愛したファンガイアは始末」を実行。これは設定確認であり、後の竹内&涼子のドラマの予兆でもあるようです。真夜は次のターゲットであるグリズリー/竹内抹殺に動き出す。

 これと並行してゆりの三角関係ドラマも動き出す。最初はコミカルでして、ゆりが音也の誕生日(前)祝にオムライス作ったら、次狼がやきもちで騒ぎだしたり。が、音也は真夜を見かけると、ふらふらついて行ったりしまして、今度はゆりがやきもち。

 そのシーンで自分が先週分を勘違いしていたことに気が付きました。音也が真夜と初遭遇したとき、異様な緊張感を見せたように思いましたんで、真夜は「好みドンピシャだが敵」と気付いたと思ったんです。が、今週分ではためらうことなく言い寄ってまして、先週分の様子は「好みドンピシャ」だけだったんだなあと(^^;。

 それはともかく、そこから次狼の様子がおかしくなる。これがちょっと怖いくらいなもんですから、力もゆりに惚れちゃってあさってなことするというコメディリリーフ入ったりしてますな。次狼、ゆりが己が子(ウルフェン族の子孫)を産むにふさわしいと思うだけでなく、ゆりに強い愛情も抱くようになってたのかも。

 しかし、ゆりは音也になびく様子がある。次狼の嫉妬は恐ろしい方向に行きまして、ついに音也を手にかける。音也がいなくなれば、ゆりは自分になびくと思い込んでるようです。これって人間でも時として起こることですが(ただし、蹴落とし程度)、ウルフェン族では当たり前なのかも。

 しかし、次狼はゆり(あるいは人間)を理解できてなかった。いなくなれば忘れる、なんてもんではないってことですな。それで次狼は焦りまして、ゆりを山中へ拉致し、「なぜ俺の気持ちが分からない!」とつかみかかる。これじゃゆりの心はさらに離れる。糸矢僚/スパイダーのほうがよっぽどマシです。

 そこへ実は死んでなかった音也が割って入るわけですが、次狼は再び抹殺しようとしてしまう。もう駄目押しのオウンゴールですな。音也を庇ったゆり、「私は音也を愛している」と叫ぶに至りまして、次狼は完全に見放されたことを思い知る。まあ、怒りに任せて2人に手を出すことはなく、黙って去ったのは及第点でありましょうか。

 一方、ドラマの本命の竹内/グリズリー&涼子。自らの正体(ファンガイア)を気にする竹内は涼子に別れ話を持ち出す。もしかすると、身辺にクイーンの気配を察し、涼子を巻き込むまいと思ったのかもしれない。実際、クイーンが狙ってきてるわけですし。

 しかし、やっぱり何だかんだで別れられない。竹内がファンガイアであると分からないで観ていると、犬も食わなそうな痴話げんかでありますな。ですが、後の現代編のラストまで踏まえると、実は重い話であったりする。

 ともかく、よりは戻しましたが、クイーン/真夜はやって来る。が、事情を全く知らない音也が邪魔しまして、コメディリリーフでもあれば、過去編での竹内/グリズリーの救世主でもある。でも、現代編では音也の息子(渡)が止め刺しに来るんだよなあ。ともかくも、竹内&涼子は過去編では生き延びる。

 それから22年後の現代編では、過去編と全く姿かたちが変わらない竹内と、妻となって年相応の涼子ですね。残念ながら涼子は病におかされ余命いくばくもない。つましい暮らしを送って来たらしく、竹内は22年分のプレゼントをと思い、真珠のネックレスを盗む。

 そのネックレスというのが、恵が深央をモデルの代役にと引っ張って来た撮影会場。これで渡と竹内につながりができる。もっとも、最初はキバ vs グリズリーファンガイアという形でして、その後に渡は人間態である竹内と知り合うことになる。竹内が次に宝石店で指輪を盗んだときですね。竹内は逃走時にファンガイアの力を使ったんで、追っていた渡はもう正体を察してる。竹内もこの期に及んで隠さない。

 理由も余命いくばくもない妻に報い、喜んでもらうため。それも、今まではつましい暮らしをしていて、高価なものが買えなかったという事情もある。これに渡が同情しないわけがない。さらには、ルーク/大ちゃんのときに成し得なかった「人間と共存するいいファンガイア」を見つけたという思いもあるでしょう。

 が、妻:涼子は思い出の場所へ連れて行ったところで、ついに息絶える。そこへ名護が竹内を宝石店強盗犯、かつ倒すべきファンガイアとして追って来る。戦闘となりまして、間の悪いことに偶然ながら深央の手に紋章が浮かび上がってしまう。竹内/グリズリーには「クイーンだ!」と分かるものですね。しかし、そんなことは渡には分からない。

 イクサを退けたグリズリーは深央に襲い掛かり、渡は(おそらくは初めて)激怒してしまい、キバットバットIII世も知らない魔皇竜タツロットを呼び寄せ、エンペラーフォームへ。観ているこちらとしては、エンペラーお目見えは嬉しいんですが、「このタイミングで?」という気もしてしまいまして、ちょっと複雑です。

 怪力のグリズリーもエンペラーには敵わず、致命傷を受けて人間態:竹内に戻り、既に息絶えている涼子のもとへ。竹内が最期に見たのは若き日の涼子だった。ということなんですけど、初見では見間違いしまして。「今際の竹内が見たのは真夜」に見えてしまい、救いがない絶望エンドと勘違いしまして(^^;。

 その勘違いを後押ししてしまったのが、その2人をチラッと振り返る深央です。表情が曖昧でクイーンの意識に目覚めたようにも見える。過去編の真夜の予言「たとえ私(真夜)が死んでも、次のクイーンが」の通りになったのかと思ってしまいました。脚本は井上敏樹さんですし、そんなのもあり得るかなあと。

 しかし、さすがにおかしいと思って前半冒頭から観なおしてみると、後半ラストに見えたのは若き日の涼子でした。最後に少しの救いがあってよかった。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/27 (Fri) 21:39:00

 定期感想その1です。

●牙狼 東ノ界楼(第8話/最終回:砂楼)

 前話でアクアスを倒し切って後顧の憂いがなくなってみると、もう状況は整理されていたようですね。そして今話で最後の問題:ラスボスのガルザスにピンチからの逆転劇という、いわば期待通りに勝っての大団円でありました。

 今話冒頭は、前話からのサンドウォーリアー軍団の阻止作戦と砂の王ガルザスへの対処ですね。アユラらの防御結界では足りず、レクトルが接近戦で阻むも、その後ろからガルザスが出現してしまうと劣勢になってしまう。

 自分は前話まではガルザスの戦いぶりを何となくでしか見てなかったようで、今話でようやくガルザスの戦術に気が付きました。砂の王と言われるだけあって、砂漠を自在に操れるようです。具体的には巨大な砂岩を作って飛ばすとか、自在に砂岩の柱を出現させるとか。砂漠化してから滅ぼすというのは、ガルザス自身の有利な戦場を作るということだったようです。

 レクトルらは必死の奮戦ではあるものの法力・体力は限界に来てまして、もはやこれまでか。そこへ流牙がようやくの救援に入りますが、流牙も消耗してて黄金の鎧を長くは使えない状態。生身に戻ってしまったところを砂の柱に突き上げられて戦闘不能に。エルミナも駆けつけてレクトルらとゲートを守らんとするも、ガルザスに鎧袖一触。

 流牙らにとって幸いだったのが、ガルザスの興味・関心がゲートに向けられており、流牙らの止めまでは狙ってこない点ですね。いつでも勝てるから倒れた敵に興味がないのか。あるいは界楼継承の阻止を焦って、他の事は目の前の敵であっても構ってる余裕がないのか。

 どうやら後者なのかもしれず、龍の国へ開放されたゲートへガルザスが歩みを進める中、新界楼の莉杏が流牙に呼びかけて意識を取り戻させる。これで奮起の流牙、再び鎧召喚で戦うもまたも劣勢。そこへ亡者の鎧が現れて加勢。

 普通(?)なら形勢逆転なんでしょうけど、この戦いでは「こうまでしても敵わない」という流れを見せつけてくれますね。亡者の鎧は消滅させられ、支援のレクトルらは吹っ飛ばされ、流牙は再び鎧を解除させられてしまう。

 これで邪魔がいなくなったガルザスがゲートをくぐろうとすると、ようやく莉杏が界楼として間に合う。まずはガルザスに一撃して後ずさりさせ、味方全員を全回復。レクトルの石化した腕まで元通りに戻してますね。これでようやく流れが流牙側ですな。全員でも敵わなかったガルザスも、万全の流牙&莉杏なら押し切れる。斬っても散らばって元に戻るガルザスを莉杏の界楼の法術で抑え込み、黄金の鎧の斬撃で止めを刺す。

 バトルは納得して観てたんですが、決着がついた後で「尺さえあればなあ」と思ってはしまいました。アクアスもそうなんですが、ガルザスも不定形でありまして、剣では単純には相手しにくい難敵です。もし全12話あったら、ガルザスを攻略する方法を模索する話からの、ギリギリで弱点ついて勝つドラマとかできたんじゃないかなあ。

 それはともかく、ガルザスを倒してしまえばエピローグ。莉杏は界楼として未熟なため修行の旅、またも流牙とは別行動ですか。そのことは事前に繭の中のリュメ様から流牙に告げられてはいたようですね。アユラはサガンに残り、レクトルはまたいずこかへ流れて行くと。亡者の鎧(の魂)は黄金の鎧に移されまして、次シリーズからは鎧の新機能みたいのが出てくるのかしらん。

 前シリーズ「ハガネを継ぐ者」では白羽創磨の成長物語が面白かったんですが、この「東ノ界楼」ではレクトルの立ち直りとかはあるものの、「このキャラクターが非常に印象的」といったことは感じられませんでした。

 その代わり、レクトルやアユラ、エルミナといった次シリーズ以降も活躍してくれそうなキャラクターが出て来てくれた感じがあります。「ハガネを継ぐ者」では逆に白羽 ゴドウ/光斬騎士ザンゴが既に亡くなってたとか、次につながる要素は薄かったように思えます。

 たぶん「東ノ界楼」は今後の流牙編の展開の布石という意味合いがあるんじゃないかなあ。撮影方法も新しいのを試してるわけですし。ただ、せっかく戻って来てくれた莉杏はどうなっちゃうんだろ。修行に出たわけだから、また流牙と合流することはできるけど、「相棒」ポジションは難しそう。
(さらに、ED映像は闇照編までさかのぼっての、ここまでの莉杏総集編になってまして、何となく「今までありがとう、莉杏」みたいな雰囲気を感じます。)

 まあ、だからこそラストで流牙が莉杏を「相棒」と再確認してるんでしょうな。もう相棒ポジションにいられないからこそ、わざわざ述べておきたいわけで。今後は流牙に「相棒」と呼ばれたレクトルがひょっこり現れて、共に戦ったりするかも。アユラはレクトルを「相棒」から「師匠」に戻してますし。

 つい次シリーズについて考えてしまいますが、この「東ノ界楼」は実質全8話にしてはなかなか面白かったです。ここまで感想にお付き合いいただき、ありがとうございました。次の牙狼でも楽しくお話しできたらと思います。

Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/03/29 (Sun) 00:42:28

 牙狼最終回と、先週のゼッツ、ギャバンの感想を取り急ぎ。

★牙狼

 ほぼ、予定調和でハッピーにまとまって終わったので、良かった以上の感想はないのですが。

 自分の予想(鎧軍団VS砂戦士軍団や、最終回のサプライズゲスト)は出ませんでしたが、大筋においては、大体希望どおりの展開になりました。
 亡者の鎧が助っ人に駆けつけた……けど、砂の王にあっさり粉砕されたのは、期待外れでしたが、最後の最後で、莉杏に頼んで、亡者の鎧の魂を牙狼の黄金鎧と融合させたのは、それを期待していたので、続編に期待していいってことですね。

 莉杏については、まあ、これで幕引きなのも仕方ないかな。
 2013年に莉杏役を始めて、それから2018年の映画『神ノ牙』まで出演して、今回は8年ぶりの復帰になります。
 年齢を重ねて、25歳だった莉杏が、今は37歳ですからね。元々はモデルで、アクション女優ではない。体が動くにも限界はあるわけで、それでも今回はエルミナ相手に頑張った方ではないでしょうか。
 エルミナは、空手経験ありで、キックボクサーとしてプロの試合に出たこともある。空手と柔道の黒帯所持者でもあり、アクション女優として活動している29歳。
 そんなわけで、莉杏の引退エピソードでもあるし、リュメ様の後継という大役でもある。

 さて、そのリュメ様ですが、最終回に役者の桑江咲菜さんがイメージ画像でも出ればいいなあ、と期待していたのですが(あるいはDリンゴとか、旧作の関係者が)、少なくともリュメ様は出にくい事情があった。
 ええと、彼女の特撮初出演は、ゲキレンジャーの子役(2007年当時15歳。中3だけど、背が低いので小学生の役だった)。その後、リュメ様役になったのが2015年で、23歳の時。で、2018年の神ノ牙まで出演し続けたのですが、
 2020年になって、結婚。昨年2月に2児めまで出産したとのことで、現年齢は33歳。芸能活動を正式に引退したわけではなさそうですが、第1児を産んだ2022年以降は、特に活動を続けている様子もなく、休業中であってもおかしくはないのかも。

 とにかく、神ノ牙がほぼ流牙編の完結みたいな話だったので、そこから前作ハガネまで6年のブランクがあって、それから今作まででまた2年。
 流牙の物語が、ハガネから師匠らしい風格を持つようになって(役者も22歳から始めて、今は34歳。経験を積んだベテラン俳優に脱皮しながら、まだまだ体は動くアクション俳優としては良い時期。
 これがあと5年ぐらいすれば、円熟の渋さを備えていきそう。故・渡辺裕之さんが鋼牙の父、冴島大河を演じたのが40歳の時。
 鋼牙も23歳デビューで、最終出演作の映画『月虹ノ旅人』で息子の雷牙と初共演したときが37歳。昨年ゴジュウジャーに出たのが43歳ですな。
 やはり、役者の場合は、その年齢でないとできない役柄というのがありますので、流牙が次に出たときは、どんな風格を見せるようになっているか、と期待しつつ。

★ギャバン

 ルミナスおよび怪盗編は、軽妙なノリで展開されました。

 そして、次回、ようやくデス・ギャバン登場で、主人公の物語も大きく展開しそうですね。
 これまでが割と、ディケイドみたいに「通りすがりのギャバンが、その次元のギャバンの助っ人みたいな役回り」で話を続けてきたので、そろそろ彼自身のドラマも見たい、と。

 というか、涼邑零こと役者の藤田玲を久々に見たい。前に見たのが2年前のファイズ映画のとき(北崎クローンの役)で、次もまた敵役か。年齢的には37歳なので、流牙よりも少し上。
 レイジの師匠でも、師匠を殺した仇敵でも行けそうなので、どういう役回りかを期待したいと思います。

★ゼッツ

 ジーク登場で、まるで龍騎の浅倉のようにバトルを楽しむ凶人ぶりを披露。
 で、このジークがどうもCODEの元ナンバー1らしいという情報が。で、ナイトメアと一体化しているようなので、彼はゼッツこと莫を、自分と同類だと見なしている?
 CODEソムニアとやらの失敗作がジークっぽいので、ゼロは莫に対して、ジークのようになる危険を感じたから、抹殺指令を下した?
 でも、ジークが出現して、莫を殺そうと狙って来たから、それなら莫VSジークになれば、どっちが勝ってもCODEの邪魔者が1人消えるという考えかな。

 ついでに、ゼロが莫にパワーアップアイテムを渡して、それでカタストロムを制御しやすくなるみたいですね。
 悪夢の未来では、莫にノクスを殺させて、その後、スリーが莫を抹殺でしたから、
 今回も莫にジークを殺させて、その後、やはり、抹殺を目論んでいるのか。

 その前に、漠としてはノクスを説得して、レディと接触する道を考えていそうですね。
 とりあえず、莫としては、ねむの母親にして先輩エージェントの2と話をして、協力するのがベターと判断できる。

 ジークが出現しなければ、レディ陣営VSCODEの潰し合いに流れそうですが、ジークがそこを掻き回してくるので、3つ巴になって、今は休戦だって展開ができる。
 情報を持っているのは、ゼロとレディなので、それを上手く語ってもらえると、モヤモヤがだいぶスッキリしますから、その辺をクリアにしてもらいたいものです。

 それにしても、莫が勝手に決めたミッションが、労せずに勝手に達成できていくテンポに笑った。これまでは1ミッションが2話完結だったのに、今は毎週1ミッション叶ってる感。

・オレの夢を実現させるな:ドォーン出現で、未来が変わったので、ミッションクリア? まあ、ドォーンのせいで、莫、ノクス、紅覇、5の4人が死んでしまえば、実現されちゃうのですが、現状、紅覇が重傷で、5は腕だけ負傷。まだ、誰も死んでませんな。

・敵の正体をあばけ:莫が何もしなくても、ゼロが情報をくれるし、その情報を渋って受け取らずに、ノクス→レディルートに接触しようとしたら、ドォーンが出て来て、勝手に変身解除して、自分から正体を見せてくる。

 要するに、莫が立てたオリジナルミッションは、莫とは関係なく、ドォーンが動くだけで、勝手に達成されてしまうという。
 まるで、ドォーンが莫の立てたミッションが何なのかを知っていて、それを達成するためのアシストをしてくれているようにも見える。
 ゼロも、ジークも、莫の育成を狙っている? 何だか、まだまだ莫が利用されて、掻き回されているようにも思えますな、現状では。

 まあ、明日の放送を見て、CODEの過去の解像度が上がればいいなあ、と考えます。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/30 (Mon) 21:30:59

 定期感想その2です。

●仮面ライダーゼッツ(第28話:荒れる)

 ストーリーとかドラマの進展らしきものはなくて、見栄えするバトルの合間に設定説明が入ってた感じです。メインの舞台はノクス/小鷹の悪夢でして、莫の予知夢では(ノクスナイト→ライダーノクスとなった前提で)シャドウナイトメアを倒せば、ノクスは悪夢から目覚めて現実に戻る。

 が、今のノクスの悪夢ではシャドウナイトメアを倒しても悪夢は終わらない。それをジークは知ってるからこそ、自ら倒しちゃったんでしょうな。シャドウナイトメアの後釜(?)はウルフナイトメア改めギャングウルフナイトメアですが、悪夢の象徴の赤く欠けた月諸共吹っ飛ばしても、ジークが赤い月を元通りにしてしまって悪夢が続く。

 この間、ウルフナイトメアに終われるノクスとねむを、莫はゼッツルームに退避させたりする。そこでノクスからジークについて情報を聞き出したりもする。また、ウルフナイトメアに不覚を取った莫は目が覚めることで逃げ出すことができたりしてる。最も不自由してるのは悪夢に閉じ込められてるノクスですね(ねむはたぶん逃げ出せる?)。

 悪夢内での力の差が出ているようなんですが、これって明晰夢の能力の差なのかも。他人の夢に入り込んだエージェントは、ある程度は夢の内容に干渉できたはず。莫だと序盤で他人の悪夢と気付かないうちは、自分の夢だからどうとでもできると(ねむなどに)自信を見せてたような。

 それを上回ってるようなのがジークですね。莫が自分の夢を壊した方法(赤く欠けた月を破壊)をノクスの悪夢にも試みても、ジークは易々とそれをひっくり返してしまう。最も無力なのがノクスで自分の悪夢の中で逃げ回るのみ(まあ、ノクスナイトすら手に入れてないから仕方ない)。

 夢の管理権限たる明晰夢力は「ジーク>>莫>ノクス」となってて、それが今話のバトルに反映されてるような気がします。

 夢世界では神の如きのジークについて、ノクスはある程度の情報を持っており、今話でようやく莫に伝える形で明かされました。数十の凶悪犯罪を行ったようで、おそらくはその累積で懲役千年になってるらしい。その時点で壊れてたようですが、おそらくは明晰夢の能力が高いんでCODEにスカウトされて、ナンバー1となったらしい。

 しかし当時はナンバー2だったザ・レディは強い不信感を見せてますな。ザ・レディが眠らないのも、CODEの追跡を受ける以外にジーク/ナンバー1の夢への侵入を警戒してたのかも。ジークはねむが悪夢によりナンバー2/ザ・レディから生まれたことも勘づいているようです。デタラメな思い付きですが、もしかしてその悪夢を渡した張本人はジークだったりするのかしらん。

 ジークが何者かに袋叩きにされてる回想がありましたが、痛めつけてたのはCODE職員かな。普通はそれでCODEを恨んで、となりそうですが、ジークはヘラヘラ笑ってました。CODEはジークを雇い入れたものの、全く制御できなかったということかな。

 現実パートでは、現状のCODEの様子がどうも不安定な様子が描かれてましたな。ゼッツ(もしかして莫?)に拘って様子見したいゼロに対し、ナンバー3が総力戦で速決すべしと異議を唱えてます。ナンバー3はその後に独自行動をとり始めたようで、ナンバー5にコード:ソムニアの行使をほのめかしてますね。強い兵器であるが、人間やめないといけないらしい。そういうのでも受け入れそうなのがナンバー5ということか。

 一方、莫の唯一の家族である美浪はゼッツルームで莫と食事をとりつつ、「私を一人にしないでね」と。「死ぬな」の遠回しでしょうな。そのためには、他人を頼れとも。これが効いたのか、莫は悪夢内でピンチのノクスをゼッツルームに退避させ、いろいろ語る。中でも、「自分はもうセブンではなくゼッツ」と言ったのは、ノクスに響くと計算したんじゃなかろうか。

 ノクスは(本名の小鷹や)ナンバー4を名乗らないわけで、CODEのエージェントではないという意思を表現してるんでしょう。そこで莫も(予知夢含めてこないだまで自分の存在意義とした)セブンの名前を捨てて、ライダー名をコードネームに。これで立場的にもノクスに近いですよ、と示す狙いのように思えます。そのお陰か、ノクスはジークについて知ってることを莫に明かしました。

 莫を心配する美浪については、次回「欺く」で進展あるのかも。といっても、夢の中でエージェントとなった美浪が猫探しするとかで、今話でバーサーカーしてるジーク、その舞台であるノクスの悪夢についてはお預け状態になりそう。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第7話:黒いギャバン)

 冒頭からは怜慈の地球Α0073のエモルギア事件でありまして、資料課の大佐&怜慈も応援で犯人ドリマーを追い、捜査一課の和仁淵力哉&パトランと鉢合わせ。ドリマーのほうは怜慈1人でも容易に取り押さえられるレベルのようでして、追いついてしまえばロクに注意も向けないほど。銃撃(たぶん麻痺銃)一発で片が付く。

 和仁淵力哉&パトランは久しぶりの登場でして、最初はコスモギャバリオン強襲フォーム認可時に怜慈らをこき下ろす会話シーンが必ず挿入されてました。それがルーティンになるのかなと思ってたら、途中からフェードアウト。ちょっと残念と思ってたんですが、あの会話は今話の伏線だったのかも。

 怜慈らと力哉らが鉢合わせしての会話では、4人が(警察学校)主席の座を争っていたとのことで、最優秀の4人だったわけでしたか。宇宙で1人のギャバンを得た怜慈らに対し、力哉らは捜査一課という花形ポジションにあると張り合う気持ちがあっての、こき下ろす会話だったようですね。

 しかし、そういう力哉らとて怜慈が犯人逮捕で見せた身のこなしはカッコいいと評する。警察学校では主席巡るライバルであると同時に、共に研鑽する良き友人でもあったということなんでしょう。そうと分かると、怜慈の地球での人間関係がちょっと落ち着いた感じになって来る気がします。

 などとホッとしている間もなくデス・ギャバン登場ですね。かなり能力が高いようで、大佐に一撃してエモルギアを奪い返して、ドリマーに再び与えて解放してしまう。

 そこから大佐が怜慈にかけた言葉がきっかけで、ちょっと回想入る。瀕死の様子の大佐(駆けつけた治療隊員がうつむいてしまってる)は怜慈の胸倉掴んで「ホシを追え」と。それが過去に怜慈に今際の言葉をかけた我藤泰斗を思い出させるものがある。

 我藤泰斗は怜慈と組んで銀河連邦警察の不正を暴こうとしていたが、半ばにして凶弾に倒れたようです。駆けつけた怜慈に我藤泰斗が叱咤して「ホシを追え」と。なるほど、瀕死の大佐が被るわけだ。

 我藤泰斗の非命に怜慈は怒り、何かが目覚めたようですね。渦巻銀河中心の巨大ブラックホールからのバーストみたいなイメージでして、後で再び同じことが起こりますね。たぶん、このときに怒りのエモルギアを扱う能力を得て、さらに他の多元地球へ生身で渡る体質(次元超越者)も獲得したんじゃなかろうか。

 そういう怜慈/ギャバン・インフィニティですが、現状ではデス・ギャバンに歯が立たないみたいですね。デス・ギャバンは我藤泰斗の後を継いだギャバン・デスティニーだったが、何らかの理由で銀河連邦警察から離反、エモルギアをばらまく犯罪者になってしまったらしい。それでデスティニーの称号は取り下げられ、デス(死)を冠するギャバンとされたのかも。

(ガンダムSEED DESTNIYをちょっと思い出したりします。劇中ではなく、ファンからの呼び方で訳して「種デス」と言ってたのが、デス=死ということで「種死」になったりしてました。DES(TINY)とDEATHじゃ綴りも発音も違うだろと憤る声もありましたが、ギャバンで正式採用(?)されてしまった格好かも(^^;。)

 もしかしてデス・ギャバン、我藤泰斗の志(銀河連邦警察の不正を暴く)を引き継ごうとして捜査続行したものの、闇の深さに絶望して犯罪者に堕ちちゃったんだろうか。声を演じてるのが藤田玲さん(及びデス・ギャバンは我藤泰斗の後継設定)と知らなければ、自分は「我藤泰斗が実は生きていて、銀河連邦警察に復讐するためデス・ギャバンになった」と思い込みそうです。

 それはともかく、等身大戦でインフィニティを圧倒したデス・ギャバン、アークギャバリオンなる戦艦まで保有してる。それも魔空空間から発進して来るわけですな。これに対し、インフィニティはコスモギャバリオン、さらにステーションの支援で対抗、いいところまで追いつめる。

 しかしデス・ギャバンは落ち着き払って、「俺の仕事は人類に気づきを与える」と嘯く。他の多元宇宙にも影響していくものらしい。これに煽られたインフィニティは激怒、しかしそれがむしろパワーとなってデス・ギャバンを粉砕、と思ったら罠だったかな?

 上述の「巨大ブラックホールからのバースト」みたいのが再び起こる。それも刹那の地球Λ8018からのようですね。そのことをキキとコトが地球Ι5109で観測してまして、刹那の宇宙から怜慈の宇宙へ流れ込む格好になってると。これがデス・ギャバンの言う「エモルギーシンドローム」らしいですね。

 が、立て続けに何かが起こるわけではなさそうで、怜慈の地球では小康状態で冒頭の事件が解決したことが語られる。ドリマーは和仁淵力哉&パトランが負傷しつつも逮捕、大佐は重傷ながらも生きてました。次回「魔弾の射手」では、今話のエモルギーシンドローム発生元の刹那の地球Λ8018が舞台でして、原因究明とかあるのかな。

Re: 3月のスレッド(2026) - K.K

2026/03/31 (Tue) 23:22:28

 定期感想その3です。

●仮面ライダーキバ(第25話:ファンファーレ・女王の目醒め、第26話:メトロノーム・記憶のキセキ)

 過去編は音也の記憶喪失、それにつけこんで接近する真夜のドラマですが、意外にもこの時点の音也はゆり一筋でありました。自分はてっきり「ゆりと真夜でふらふらする音也」になるんだと思い込んでましたが、今週分ではむしろそういうことはあり得ないと示した格好かなと。

 そうなりますと、事前知識なしでは現代編の恵は音也の子、即ち渡の姉だと思ってしまうことになるわけで。まあ、渡は深央と最初から親密度合いが高く、しかも深めて行ってますんで大丈夫と思える仕掛け。しかし、深央はファンガイアのクイーン、渡は(実は先代クイーン:真夜の子にして)キバである点がむしろくっきり浮かび上がる感じですね。

 現代編では同時に名護のイクサへの拘りも際立ってきてますな。ちょうど今、ネット再放映中のオーズでは後藤慎太郎がバースで悩んでまして、比べてみると面白い。後藤はバースに対して極めて真面目に欲してまして、今週分ではついにバースたる資格がないとまで思いつめてます(が、伊達明がうまく引っ張っていく)。

 一方、名護はイクサが強化予定なこともあって、是非ともイクサ着用者の資格は失いたくない。が、嶋護から資質を疑われている上、糸矢僚/スパイダーファンガイアにイクサナックルを奪われる失態を犯す。なんとか奪い返しはしたものの、名護は嶋護に対し、イクサたる資格がないと泣いて反省してみせるわけですな。

 しかし「こうすれば嶋護は納得するはず」という計算での演技でありまして、うわべは後藤と似ていても、内面は正反対。それが同じ週に再放映ということで、面白い偶然であります。

 ともかく本編で、まず過去編。先週でゆりに対しては次狼退場でありまして、今は音也と、オムライスとか腕時計とかでいい感じになってます。音也が知る次狼の正体:化け物(実はウルフェン族)もようやく嶋護らにも信用され、「青空の会」に迎え入れられてイクサの正式着用者ともなる。すべてうまく行ってる感じです。

 これで気合入ったのか、音也はゆりが母から貰ったが海で失くしてしまったという指輪を見つける約束をする。まあ、ゆりが何かしょげてるんで言ってみたようなんですが、後で本気だったと分かる仕掛けですな。しかも、結果的にですが真夜と関わる事案にもなる。

 その関わりは偶然発生でして、ルークがタイムプレイのターゲットとして音也を狙ったものの、音也は真夜が襲われたと勘違いして介入したことから始まる。自分は音也が「ゆりに本気だが浮気もする」と思ったんですが必要以上に真夜と関わろうとはせず、どうやらもうゆりからブレないみたいですね。

 しかし、ルーク/ライオンファンガイアに襲われた音也は記憶を失ってしまう(イクサではルークに敵わないことは実証済なんで仕方ない)。ライフエナジー吸われての殺害に至らなかったのは、真夜が止めたから。真夜は「どうして人間を愛するファンガイアが多発するのか」を調べるべく、音也で実体験してみる気を起こした模様。今回は遊びでありましたが、いずれ本気になっちゃうと思うと、なんか面白い(^^;。

 記憶をなくした音也ですが、最愛の女性が「ゆり」という名前であることは覚えてる。が、顔は思い出せない。目の前の真夜がついさっき名前を告げたことも忘れてる。ということで、真夜は「(こんにちは、音也♪)私がゆりよ♪」と騙し、音也は素直に信じてしまう。刷り込みみたいな現象なのかしらん。

 しかし長くは続かないわけですね。音也はゆりに関する記憶は戻りやすいようで、ゆりが失くした指輪も思い出す。しかも、どの海岸かも特定し、さらに(水中眼鏡もなしで)海に潜って指輪を探し出してしまう。もうこれはゆりについては超能力レベルじゃないかしらん(^^;。ここは「ゆりに対する気持ちが強いから」と解釈しておこう(^^;。

 音也が海に潜ってる間にゆりがやって来まして、こちらもなかなかの超能力です。ゆりを見た真夜、「あ~、ここまでかあ」という感じで諦め速いですね。音也も記憶を取り戻したようで、本物のゆりに迷わず指輪を返してますな。これが真夜には「人間って、ホント面白い生き物だわ」と印象深かったらしい。

 現代編では、ますます親密になる渡と深央からですね。先週ラストで深央が意味深な表情見せたもんですから、クイーンの自覚に目覚めたと思ったんですが、そうではなかったようです。深央は弁当屋でバイト始めてまして、人間として地道に生きて行くつもりらしい。

 しかしクイーンであるという自覚もはっきりしており、クイーンの力に目覚めさせようと現れるビショップに驚いてはいませんな。しかし深央の身辺ではライフエナジーを吸われる事件が多発。ビショップは深央/クイーンの無自覚な行為と言うも、実は糸矢/スパイダーらを使っての工作であるようです。

 そうとは気づかない深央、渡に別れを告げてしまう。もっとも、ビショップの工作と知ったところで同じでしょうか。深央は渡を一般人だと思ってますから、巻き込むことは避けたい。なにせ、深央が「処刑」をためらったファンガイアをビショップが恋人諸共葬ってますんで非常に危険な状況です。

 深央自身も危ないわけですね。どうやらクイーンというのは世襲とかでなく、適任者を選定して与える役職みたいなものらしい。首のすげ替えができるなら、クイーンの職務を果たさない者を処刑することもあり得る。ビショップも、そんなことを言ってたわけですし、実際に糸矢僚/スパイダーとシャークファンガイアを差し向けてくる。

 もっとも、それは深央を追いつめてクイーンの力を覚醒させるためではあるようですが。次代のキング出現が近いようで、深央の代わりのクイーンを探すほどの余裕がないんでしょう。といっても、ウィキペディアで確認すると太牙の登場は第32話ですんで、まだちょっと先ですな。

 ビショップが糸矢/スパイダーに白羽の矢を立てたのは、ちょっと選任ミスだったかも。糸矢は恵を見ると自制失って「ゆり~!」と突っ込んで行っちゃいますから。それでドタバタ起こって、ゆりと同行の名護はイクサナックルを糸矢に奪われてしまう。嶋護からイクサの資質を問われてる名護としてはタイミング悪い大失態ですな。

 イクサの力を得て無敵状態の糸矢。しかし恵が糸矢のゆりへの執着を利用して、イクサナックルを奪還してくれる。あっけないわけですが、このシーンって伏線であるのかも。ファンガイアでもイクサになれる点ですね。過去編では、わざとルークにイクサを渡し、着用者にダメージがある欠点を逆用する戦術になるはずですから。

 イクサを失った糸矢/スパイダーはまずイクサに撃退され、渡を傷つけたと怒りでクイーンの力に目覚めた深央を恐れて逃げ、しかし深央を襲ったと怒る渡/キバ・エンペラーのハウリングスラッシュを受けて吹っ飛ぶ。

 それでもかろうじて生き残った糸矢ですが、追いついた深央が「あなた、人間の女(ゆりと誤認した恵)を愛してたのね」とクイーンとしての初仕事で葬られる。決め台詞「あなたの夜が来る」も真夜と同じでして、完全にクイーンとなったと考えてよさそうです。

 そして名護。上述しましたように、嶋護に嘘泣きで失態を糊塗し、イクサ着用者の座を守ったわけですね。今は良くても、この先は危うそうだなあ(^^;。

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