創作と鑑賞の談話室
3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/01 (Sun) 00:08:53
3月の雑談スレッドです。
Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA
2026/03/01 (Sun) 19:30:04
先に牙狼だけ感想挙げておきます。
まず、アクションシーンは、エルミナVSヒデンだけ。
これは、エルミナがホラーに操られて、莉杏への嫉妬心を増幅させられての行動になるようですな。
そして、ヒデンの説得および術当てで、エルミナを気絶に追いやるも、彼女の中から湧き出した水ホラーがヒデンを背後から奇襲して殺害。
ホラーの呪縛から解放されたエルミナが状況をどこまで認識しているか分かりませんが、ヒデンの死に動転して逃げちゃった。
ヒデンの従者が、逃げるエルミナを見て、ヒデン殺害の犯人だと誤解。
エルミナは濡れ衣を晴らそうと孤独な戦いになるのか、それともホラーの呪縛からまだ完全に解放されておらず、苦悩しながら闇に取り込まれるのか、それとも強い自我で打ち勝つのか。
ちょっと、エルミナの葛藤ドラマが面白くなりそう。
一方、今回のメインは、流牙による莉杏救出劇ですね。
莉杏の自分との戦い(燕邦隊長に対する過去の莉杏のセリフが再現され、旧作とのリンクが楽しめる)が描かれる一方、
今作のエルミナが、性格的に燕邦に近い生真面目な武闘派女子って感じで、莉杏がエルミナを救うことが、かつて助けられなかった燕邦への罪滅ぼしになるのかなあ、と感じました。
4話の脚本家は江良至さんで、闇照のメインライターの人でもある。つまり、4話めは過去の闇照オマージュが濃厚、と。
さて、ヒデン黒幕説は、彼女の死で誤解だったことが分かり、次に黒幕説が濃厚なのは、長老モンマが怪しさ増し増しになりました。
これだと嫌だなあ、というのがレクトルの女弟子アユラが、自分でも無自覚のうちに砂漠化ホラーに取り憑かれて、南方から東方へ連れて来てしまったこと。
砂漠化ホラーは砂を操ると思わせて、実は水使いで、己の力にするために、水を吸収して周囲の土地を砂漠化させると共に、水を汚染して、それを飲んだ人々を眷属に作り替えるという設定だったら、嫌だなあ、と。
ともあれ、長老やアユラがホラーに汚染されたとするならば、部外者だと思っていた法師レクトルが思いきり当事者になっている、ということで、
もう、レクトル推しが株価爆上げです。
何というか、話数が少ない分、非常に濃密なエピソードが続きますな。
エルミナも、レクトルも、今作のストーリーの中心人物として、それぞれが悩み葛藤する種が示された回だと思います。
Re: 3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/02 (Mon) 23:12:28
定期感想その2です。
●仮面ライダーゼッツ(第24話:壊れる)
前話でナンバー3が富士見らにCODEを説明する中で「地球外生命体や怪人」と言ったの、自分はあまり重要な情報と考えず。まだ真相を話す時期ではないとかで、真相を曖昧にぼかして言ったのかなくらいに受け取ってました。
が、こちらで「え? そういう話に展開するの、これ?」と伺ってみますと、ちょっと考え直す気になりまして。怪人はナイトメア等を指すとしても、ちょっと広義ではっきりしません。が、「地球外生命体」なら宇宙から来た、よくあるタイプの敵となりそう。
ここまで、いろいろはっきりしないことも多かったんですが、「敵は宇宙人」となれば、一気に戦う目的とか分かるようになるんじゃないかと。そう期待したんですが、今話を観終えて愕然です。夢オチかもしれない、というラストでしたから。
夢オチだったとしても、どこからが夢だったのか。もし第1話からそうでした、ということなら、視聴も感想も放り投げたくなるかも(そうしないですけど ^^;)。ゲーム風悪夢への突入辺りからが夢オチ範囲だと、まあ許容できるかなあ。
でも、最初から夢でしたという可能性を公式サイトの次話予告が示唆してまして。仮面ライダーWEBのほうでは、「ゼッツは二度始める」~「次回が1話のつもりでここから見ていただいても大丈夫」なんて記載がある。人物相関図の「現実」のほうは莫と美浪しかいなくなってる。TV朝日のほうでは「これまでの体験がすべて夢だった」とあります。
ともかく本編なんですが、バトルアクションがメインという感じですね。その合間に、前話から引き続いて任務優先で非情に傾いた莫、そんな莫と反りが合わなくなった富士見と南雲、兄(莫)を以前通りに引き戻したい美浪が描かれる。しかし、任務「Eradicate the nightmares」の指示が入り、莫は皆に構わずザ・レディの拠点に向かう。
ザ・レディは目覚めたねむに語る形で何があったか説明してくれてますね。CODEのエージェント:ナンバー2として活動中、悪夢を身ごもってねむを産んだと、容易ならざることを言い出してます。CODEはねむを実験材料と考えるも、ザ・レディはねむは我が子だとしてCODEに離反し、今に至るわけか。
エージェント5・6を失った穴を一般兵で埋めて拠点を襲撃、これにミッションをあくまでも「Find Nem」とする莫も合流。ナイトメア複数を擁するザ・レディと激しい戦いになりますが、どうも一般兵ではナイトメアに歯が立たない感じですね。しかし、ゼッツ・カタストロムは圧倒的優勢で、ついにザ・レディに迫る。
が、ねむがザ・レディ/ナンバー2の(悪夢から宿した)子だと知ると、戦意喪失で変身解除。どうやらカタストロムって、ねむ救出・奪還の意思を保ってないと使えないらしい。その気持ちがくじけるとカタストロムのナイトメアの負担に耐えられないということでしょうか。
そこへナンバー3が不可視技術使って現れ、まずザ・レディを射殺(かな?)、ねむを「レプリカ」だと言って連れ去る。これを阻止すべく再び変身する莫ですが、ナンバー3/ロードスリーには歯が立たない。ナンバー3は莫が既に怪物と化したと見做しており、まだ莫/ナンバー7の可能性を探っていたナンバー0もここに至って諦めたらしい。
莫はナンバー3に射殺された(心停止の描写あり)、と思ったら病院のベッドで目覚める。射殺の瞬間、空には赤く欠けた月がありましたんで、そこまでは悪夢だったということらしい。負傷した姿で病院のベッドで目覚めるって、第1話でありましたな。一度目は悪夢内の病院(そこでナイトメアに襲われる)、二度目は今話と同じく美浪が付き添っている状況。
これってやっぱり第1話から仕切り直しということかなあ。現実と思ったら悪夢の中とか、もう予想を立てても仕方ないのかも。それでも考えてみますと、現実にいるんだけど悪夢への境界を超えることがあり、そこで死亡したらリセットで現実に戻って来るのか(もしそうなら、ナンバー5・6やノクスも復活可能か)。
どこかから悪夢だったとして、莫の悪夢だとしたら莫が知らないところで、莫が知らないことが起こってることになります。ただ、そこは魔王の悪夢編(?)で多人数参加の悪夢があることが示されてますんで、なんとか説明つくかも。
とりあえず次回「始める」を観てみないと五里霧中になりそうですが、どこからどこまでが悪夢だったのかという話になるみたいです。単純な夢オチではありませんでした(ここまで観たことは無駄ではない)、となってほしいところ。
●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第3話:キキとコト)
何がどうなってるのやらのゼッツに対し、こちらギャバンは始まったばかりということもあって分かりやすい。今話はメインのギャバンの3人め、キキ(祝喜輝)/ギャバン・ルミナスですね。鑑識課所属で好奇心が強く、殺人現場でも遺体見て舞い上がるが如きだったりして、ちょっと問題ありかも。
もっとも、捜査・推理に長けてるキャラクターにはありがちかもしれません。刑事ドラマ「ガリレオ」ですと、主人公:湯川学が殺人事件について聞いて「面白い!」と言ってしまうことがしばしば。しかし、相棒の刑事:内海薫がすかさず猛抗議したりするようになってます。
このギャバンでもキキの相棒の捜査官コト(高鳴寿)が高校以来の親友ということで、キキの性格をよく理解して、しっかり補佐しているようです。まあ、キキは喜びのエモルギア「カンキーエモルギー」でギャバンになるわけで、嬉しくなるなのは仕方がないのかもしれません。それでも人情の機微は分かってるようなのは、ラストで見せてくれてますな。
ともかく本編ですが、前話のその後もちょっと描かれまして、事実上の主犯:鴉麿は黙秘権行使してしまい、背後などの情報は得られてないしかし。鴉麿か同種の組織が他の宇宙にもエモルギア流したようで、それが今話の事件になっていくわけですね。
キキがいる多元地球Ι5109では泡と化した奇妙な死体が発見されており、エモルギアの反応がある。その犯人は誰かをキキらは追って行く。そこへ怜慈/インフィニティもやって来る。コトは警戒するも、キキは勘が鋭いようで「エモルギアが友達の人に悪い人はいません」として仲良くなる。
キキは情報収集・整理・分析能力が高いようでして、コトのいいサポートもあって、たちまち関係者:ギンブルに辿り着く。何かで財をなしたようで、しかし敵も多いらしい。常に護衛を多数控えさせてます。まあ、悪党ってことなんでしょうけど、今話内では特に詳細は描かれてませんな。せいぜい警察に対して警戒の様子がある程度。
事件に直接関わることとして明らかになったのが、惑星ヤークトで密猟したらしいということ。その中に、デンスという人のペット:タマが含まれていた。タマを溺愛するデンスは復讐を決意、冒頭の泡と化した死体はギンブルと一緒に狩りをした者であったらしい。
デンスは残る仇も討とうと、タマを召喚するんですが、なんともデカいですな。しかも飛んでるし。こいつが人を泡に変えてしまうわけか。空中移動なんで、地上に移動の痕跡を残さず、そのため捜査が行き詰ったということでしたか。
なんにせよ止めるなり倒すなりせなばならず、怜慈/インフィニティはコスモギャバリオンで迎え撃つ。前話では魔空空間突入、今話は巨大戦ですな。撃破はするんですが、巨大なタマはコアとなるタマが纏っていたものらしい。
が、コアのタマは飼い主デンスを襲う。キキが既に察していた通り、このタマはタマではなく、エモルギア変異体だからですな。コアの偽タマは魔空空間を発生させ、デンスを取り込もうとするもギャバン・インフィニティが阻止。ではなく、キキ/ルミナスの役目でしたか。
なぜなら、キキはコアの偽タマの中に本物のタマの牙があると見抜いており、しかもその牙に残るタマの気持ち「復讐の感情に飲み込まれないで」を感じ取っていたから。これで冒頭の遺体を見て面白がるキキの印象がガラッと変わる感じです。好奇心の根っこには人の気持ち(特に苦しみ)への理解があった。と思っておくことにします(^^;。
今話はデス・ギャバンは姿を見せなかったようですが、ちょっと関連しそうなセリフはありました。保安局長カレル・コム・ウィギレスの「君(怜慈)の恩師の死に関わるものだ」です。恩師ないしは恩師を殺害した人物がデス・ギャバンってことじゃないかしらん。まあ、真相を明かすのはずっと先なんでしょうけど、「これってヒントかな?」とか考えながら観るのは面白いです。
Re: 3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/03 (Tue) 23:22:11
定期感想その3です。
●仮面ライダーキバ(第17話:レッスン・マイウェイ、第18話:カルテット・心の声を聞け)
今週分は過去・現在にまたがるファンガイアはいなくて、途中までは「過去と現在は別々の仕立てか?」と思ってました。が、過去編のバイオリン少女が現代編のアーチェリー選手の倉沢マミになっていたと、現代編ラストで示唆される仕掛けでしたか。
マミの転身は音也がマミの背中を押した結果であり、それが渡の悩みを解決する鍵になってくれるわけですな。その渡の悩みですが、先週分での敗戦で突如発生したようでいて、実は前々からお膳立て(?)されていた点がなかなか興味深い。
最初、渡は「この世アレルギー」と思い込むほど他人と関われず、そのため引きこもってバイオリン作り以外は何もできなかったわけですね。静香がフォローしないと、その生活すら維持できないほどでした。そこへキバとしてファンガイアと戦うという、父のバイオリンの音や内なる声に導かれてのものが加わる。
が、キバとして戦うというのは自らの意思でやっているわけではない(少なくとも渡はそう感じている)。それでも、おそらくはできることが1つでも増えてくれて、ありがたくはあったんでしょう。バイオリンとキバというたった2つしかないから、手放すことができない。
しかし、恵や名護に引っ張られていくし、特に健吾と出会ってバンドもやってみたら、意外にもうまくやれた。ご近所さん集めた自邸でのバイオリン演奏会はグダグダでしたが、ロックバンドのボーカルは見知らぬ大勢の前で熱唱できた。やれることが増えたわけですな。
こうなると、「これしかない」から「どれをやろうか」に変わってきます。自分の存在意義を確かめる方法に余裕が出てくると言ったらいいのか。それが今週分の「キバとして戦うか否か」なんでしょう。キバを捨てても、もともとのバイオリン作りがある。今なら自分の意思で「自分はこれがしたい」を選ぶことができる。
そういう余裕を持ってみて、改めて考えてみたら、自分(渡)はキバとして戦いたいんだと実感することができた。というのが、(前々からの段取りの帰結としての)今週分のドラマであったようです。一方、名護が迷走を深める様子が対比されてまして、渡の覚悟を際立たせるようにもなってますね。
そのように渡が腹を括るための準備としての過去編。ファンガイアは一切出てきませんで、バイオリニストを目指す少女マミと教師役を任された音也のドタバタがメインになってますね。マミは両親から将来のバイオリニストを期待されるも、何やら屈託げな様子がある。それを打破すべく、ゆり経由で音也に教師役の白羽の矢が立つ。
が、子供のマミに対して子供っぽい音也ですから、うまくいくはずもなし。音也はいきなりマミに才能なしと決めつけ、起こったマミが飛び出してしまう。その後は、飯だ、トイレ掃除だ、さらに話が逸れて行ってイクサを賭けたビリヤード勝負と迷走していく。
ビリヤードは偶然のアクシデントで音也がが勝ち、図に乗った音也は「閃きだ」と出まかせを言うも、マミはバイオリンもそのコツだと納得してしまう。が、そんなデタラメはすぐバレるわけで、マミはかえって不信感を強めてしまう。しかし、そろそろ音也は本気出し始めてまして、マミに「親の期待に応えようとしているだけ」~「ただ弾きたいと思って弾け」と初めてきちんとしたアドバイスしてますな。
マミがどう思ったかははっきりしませんが、ともかくもオーディションのバイオリン演奏会。マミは弾き始めるも、弦が1本切れてしまう。普通はそこで演奏中止なんでしょうけど、マミは切れた弦はそのままに、他の弦で代用して演奏を無事終える。審査員も納得する演奏だった模様。
このシーンでちょっと思い出したんですが、「G線上のアリア演奏中に(最低音の)G線が切れてしまうも、隣のD線を緩めて演奏を続けた」というフィクションの話があります。「ゴルゴ13」の「G線上の狙撃」でもそのアイデアが用いられてました。
しかし、詳しい人によると「あり得ない。D線をG線の音程にすることはできても、G線の音色にはできない」のだそうで。つまり、バイオリンを知らない人が頭の中だけで考えた与太話だとのこと。自分はバイオリンは分かりませんが、少しだけ練習したことがあるギターで考えると、そういうことはありそうに思います。弦を緩めずに音程だけ合わせても音色は変わります。
マミの場合は音色の違いがかえって功を奏したと考えておくことにしまして、ともかくもオーディション合格。が、そのお祝いにと音也の演奏を聴いたマミ、バイオリンをやめると決心してしまう。自分(マミ)では音也の域に到達できないと分かると、そもそもの気持ち「バイオリンを弾きたいと思ったことがない」に正直になる決心がついたということですね。
これって、直前の音也のアドバイス(弾きたいと思って弾く)、意外にも届いてたってことでしょうね。他人の心の音楽が聴ける音也、最初からそこは分かってたのかもしれない。ついに最後のアドバイスを与えて曰く「これからは本当にやりたいことだけをやれ」。この時点で現代編のほうも終盤になってまして、音也が背中を押したマミが、今度は渡の背中を押したと分かる仕掛けですね。
その現代編。冒頭は前話のキバ敗戦のその後から。キャッスルドランに救助された渡ですが、意識がはっきりしないまま自邸に戻される。ただ、次狼が渡を保護する理由を「音也との約束がある」と述べているのは、後々の伏線なんでしょう。渡にも何となく伝わってますしね。
渡は手ひどい敗戦のみならず、善人と信じた大ちゃん/ルークの変容ですっかり人間・ファンガイア不信になってしまい、バイオリン作りも放り出し、自邸を飛び出す。当てもなく行った先でアーチェリーの練習に勤しむ倉沢マミに出会うわけですが、最後に過去編のバイオリン少女マミのその後だと、観ているこちらにだけ分かるわけですね。
渡はアーチェリーに興味を示し、マミから教わり始める。そこへ恵も加わって来まして、渡の先生役はどっちだということでドタバタ始まりまして、過去編と雰囲気似てくる。が、マミが実は五輪選手候補だと恵が気が付いて意気投合。しかしマミは五輪選手にはなれず、その原因はアーチェリー練習中に目の前で他の選手がファンガイア(シースター)のエナジー吸い取られてしまったから。
ファンガイアを知らないマミには「牙が襲った」としか分からない。分からないだけに、かえって恐ろしいんでしょうな。ついに、本番で弓を構えるとフラッシュバックして矢を放てなくなってしまったと。
その犯人はシースターファンガイアでありまして、かなり戦闘力が高いようですね。人間態は坂口佐吉という強盗犯でして、名護が追っている。名護の癖の「ボタンを奪う」を失敗しており、今週分ではひらすら「坂口のボタン」に固執してます。最後には強盗もファンガイアもどうでもよくて、とにかくボタンという感じになっちゃってる。
ただし、前に倒しそこなったキバへの執念は持ち続けてますね。シースターがサイクリストを狙い、キバが阻止にかかるわけですが、名護がイクサに変身して介入。しかし、ファンガイアそっちのけでキバに襲い掛かってます。キバとして戦うことに疑問を抱いていた渡にとっては、名護の打倒キバの執念は追加ダメージでありますな。
シースターは今度はマミを狙い、急報で駆けつけた恵では太刀打ちできない。ボタンを奪うべく現れた名護のイクサでとりあえず阻止はできましたが倒し切れない。というより、シースターが人間態の坂口に戻り、強盗犯として警察に逮捕されることで逃げちゃうわけですな。世間に紛れ込むこと、ちょっとジョジョの吉良吉影とやり方は違うものの、巧妙ではある。捕まっても簡単に逃げられるでしょうしね。
ただ、シースターに果敢に立ち向かったマミは負傷してしまう。アーチェリーにはとても大事な右腕ですね。しかしマミはアーチェリーの練習を続け、その姿に渡は何か打たれるものがあるようです。マミがそうできる理由は、実は幼い頃の音也のアドバイス(心の声に耳を傾けろ)ゆえだったわけですね。
アドバイスが音也からと知らない渡ですが、「心の声」は納得するものがあったようで、ようやく吹っ切れる。キバとして戦うのは自分の意思である、って気が付いたってことでしょうな。おそらく、最初はそうではなかったんでしょうけど、やっているうちに自ら欲するようになったということなんだと思います。
そしてまたも現れたシースターに対し、渡は意を決してキバで応戦に赴く。やはり強敵ということで、キャッスルドランからはアームズモンスター総員が出撃。これがドガバキフォームですか。これにはシースターが手も足も出ず、一気に決着。
この戦いにイクサは参戦せず、なんとなれば名護は坂口からボタンむしり取って満足しちゃってたからですね。これって名護転落の兆しということなのかな。
Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA
2026/03/04 (Wed) 00:00:26
ゼッツのみの感想、というか、ここまでの総括です。
まず、24話までが第1部ということで、次回から第2部。
何でも番組の主題歌まで変えて、心機一転を狙っているそうで。
24話の主人公死亡バッドエンドが、夢でした、というオチで、個人的には夢がどうこうというよりも、ゲーム的な「リセットおよび強くてニューゲーム」みたいな仕掛けを感じています。
バッドエンドからの巻き戻し、という話ですと、平成ライダーでは、仮面ライダー龍騎が創始者となるわけですが、
あれは夏の劇場版で先に最終決戦(バッドエンドを予感)を見せてから、秋のTVスペシャルで、この世界はパラレルワールドであると示して、TVの最終話の1話前に主人公の死というインパクトを突きつけ、最終回でヒロインの神崎結衣の決断(兄への説得)で繰り返されるライダーバトルを終わらせることで、主人公たちも平和な日常を取り戻すという大団円を迎えました。
ゼッツを龍騎になぞらえるなら、ミラーワールドの管理者であり、ライダーバトルを主催している神崎士郎が、CODEのゼロに当たるのか、あるいは万津莫自身になるのかは現段階では不明ですが、
神崎結衣の属性になるのが、モンスターの作り主としてのねむと、妹としての美浪に当たるのか、と考えます。
龍騎に続いて、ライダーの戦いをゲームになぞらえた作品は、剣(ブレイド)ですが、そちらはリセット的なドラマは特になし(TVと劇場版はパラレルワールド的な決着を見せましたが)。
ヒロインの怪人化、および時間操作によるリセットを披露したのはカブトで、
時間操作をさらに発展させたのが、電王。
その後は、キバでヒロインの怪人化、ディケイドでパラレルワールドの発展、およびライダー自身が世界の異物であるという展開を突き詰める。
ここで世界の異物というのは、異形への変身とか、超常能力のレベルを越えて、「事件の生じた世界に、そもそも所属していない上位的な立場」という意味です。
ミラーワールドの主として君臨している神崎士郎や、電王における桜井さんみたいな、世界の日常生活から完全に切り離された存在として、別次元を放浪しているキャラクター。
ディケイドは、世界の枠から超越した存在として、様々なライダー世界を通りすがって、そこでの事件に干渉し続けていました。
第2部の莫は、第1部の莫と比べて、第1部で起こったイベントを夢で経験して記憶を維持している……という前提なら、同じ過ちを繰り返すことなく、超越者として振る舞うことも可能でしょう。
第1部で最大の過ちは、魔王復活からの終盤展開ですが、その前に2話および3話の富士見刑事の悪夢を処理できず、悪夢を現実世界に侵蝕させて、ナイトメアの種をばら撒いてしまったことにあります。
以降のストーリーは、そのばら撒かれたナイトメアへの対処に追われ続けた、と考えるなら、
もしも、あの富士見刑事の悪夢を、2部の莫が再び取り組んで、失敗の記憶や、強化されたフォームを駆使して解決するようなストーリーなら、面白くなりそう、と思ってます。
第1部の初見では、手間取った事件の数々を、再プレイしている莫が巧みに、かつスピーディーに解決して回ることで、これまでのエピソードの裏面を覗き見るとか、ちょっとした総集編的なエピソードになるとかで変則的に振り返りつつ、
4月に入る頃に、ただの悪夢解消を越えた、その先にリアルな物語を紡ぎ出すのかな、とも。
莫自身は、夢でCODEに殺されたことで、ようやく1部のノクスと同じ立場に立てた形になりますし、
もしも1部の夢の記憶を莫だけが残していて、他のキャラの記憶は当時のままだとするならば、莫は「未来を知る者」として立ち回ることもできる。もちろん、未来を知る者は莫だけでなく、番組を追いかけて来た視聴者もそうなので、ここで初めて視聴者が莫に思い入れをしやすくなる。
1部で悲劇に終わった物語を、どうハッピーエンドに収めるか、そして謎とされて来た部分にどう光を当てるか、という話が2部なら、面白くなりそう。
平成ライダーに戻して、Wにはリセット要素がありませんが、コミックの『風都探偵』がWの物語の語り直しだったり、違う視点から過去エピソードの裏にあったものを掘り返したりしています。
オーズとフォーゼは今のところゼッツとの関連を感じないので飛ばして、次にウィザード。これは心の内なる闇との契約が主人公の力の源という点で、ゼッツと雰囲気似てる、と考えます。
リセットからの再生ということにこだわるなら、最後に新世界を創造したビルド、ジオウ、ガッチャードということになりますし、ゲームという形での新世界ならエグゼイドからゼロワンのサイバー世界もつながる。
ただ、ゼッツの場合、悪夢にサイバー的な要素は薄いので、同じ脚本家なのに、異なる作風に感じます。もう一つ、ギーツが世界のリセットという意味で、ゼッツとのつながりを覚えますな。
さて、高橋悠也脚本という点で、共通しているエグゼイド、ゼロワン、ギーツ、ゼッツですが、ゼッツが異色とされている点がありまして。
前の3作は、主人公ライダー1人の物語ではなく、複数ライダー(3人以上)の群像劇という構図になっていて、各ライダーの立ち位置の違いから生じる葛藤と衝突、ただし勧善懲悪ではなく、それぞれの信念がきれいに描かれて、敵側にも敵側の論理があって、個々に推しが生まれやすい作風だった。
でも、ゼッツだけは、莫1人の物語として描かれ、従来ならライバルと言えた2号ライダーのノクスが非常に曖昧な信念とか、何をしたいのか良く分からんフワフワした存在になってしまった。
第1部はすべて夢で、主人公以外リアリティに欠けたフワフワした存在だと意図していたなら、ここからの仕切り直しで、キャラの描き方がどう変わるか、ですね。
PS.ところで自分がこだわっていたCODEの目的に「地球外生命体も含む怪現象の解決」ってのはナンバー3が富士見刑事に語った内容ですね。でも、それって、あくまで建て前で、それで闇が払拭されたとは思えない。
まあ、レディ=宇宙人説は消えて、代わりに、ねむちゃんはナイトメアとレディの関係が生んだ本当の娘となって、つまり、ねむちゃんが人外ヒロインなのは確定した、と。
高橋悠也の人外ライダーヒロインの系譜が、エグゼイドのポッピー(バグスター)、ゼロワンのイズ(ヒューマギア)、ギーツの祢音(死んだ財閥令嬢の身代わりとして創り出された擬似人間)、ねむ(ナイトメアがエージェント2に生ませたハーフナイトメア的な存在)となってます。
(ギャバンはまた次回)
Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA
2026/03/05 (Thu) 08:17:11
ギャバン3話感想です。
細かい数字は覚えてないけど、インフィニティの世界がα(アルファ)、ブシドーの世界がλ(ラムダ)、ルミナスの世界がι(イオタ)の頭文字で始まることは覚えておこうと思いました。
イオタ式敬礼とか、普通に用語として使われる感じなので。
アルファ、ラムダ、イオタが次元名で、その後の数字がその次元内における星系や惑星の認識番号みたいです。
で、このイオタ編で、一番驚いたのは、1話でしっかりエピソード完結したことですね。ルミナス周りのキャラ紹介や、巨大戦、ルミナスのデビュー戦も含めて、30分でしっかりまとめていて非常にテンポよく進んだ高密度回だったな、と。
キキとコトのコンビも適度にノリが軽く、魔法少女ではないけど、知性派ホワイトと武闘派ブラックのプリキュア感を覚えたり、ちょうど今年のプリキュアが謎解き名探偵ということもあって、事件捜査と謎解きというのが今年の旬かな、と思っている最中。
鑑識課という設定も、SFらしい科学的考察があったり、エモルギア研究に関しては、インフィニティのアルファ世界よりも、ルミナスのイオタ世界の方が進んでいる? と思わせる節があり、多元宇宙もので面白いのは、それぞれの世界の技術レベルや得意分野の差異ってことですね。
アルファ世界は、巨大メカ製造技術や次元超越技術が発展していて、これは他の次元には見られない圧倒的な強みっぽいです。
ラムダ世界は、過去に星間戦争があって、戦闘用アンドロイドが量産されていたという背景が語られたり、警察の武装化がアルファ世界よりも為されていて、一種の強権的な政治体制が見られる形。ちょっとしたサイバーパンク風近未来像がうかがえます。
一方、イオタ世界は、より生物寄りの発展をしているのかな。宇宙生物の狩りや密猟がある点では、モンスターハント的な背景があるのかも。少なくとも、ラムダ世界よりは、自由度が高そうで、穏健な雰囲気ですね。
世界観としては、ラムダ世界の規律重視な硬い雰囲気が印象的で(警察が怪しい男をその場で逮捕できるほどの強権を示すとか、逆に隠密捜査が苦手そうな雰囲気とか、警察というより治安維持軍みたいな感じ)、ただその割には、特殊車両みたいな機動武装はまだ描かれていないのは、存在しないのか、2話ではたまたま登場しなかっただけなのか、今後の描かれ方によって、印象を固めていこう、と。
で、ルミナスは、コトの生身アクションと、キキのエモルギア解説および科学分析が(アギの解説とは別角度で)行われているのが面白いです。
ガヴの時にも思ったことですが、劇中で科学考察を行えるキャラが作中で複数いると、ワクワクします。単に敵味方の対立する科学者だけでなく、別の背景を持った科学専攻者が互いの研究に興味を持って、協力を進めるというのもいい。
技術協力とか、互いの得意ジャンルの披露とかが示されて、研究者トークみたいなのがはさまると、SF見てるって気持ちになります。
いや、これがファンタジーだと、魔法体系の違いとかが語られると、ツボなんですがね。
とりわけ、キキの場合は、「エモルギアの言葉が分かる」というのは、ドラマ的にも圧倒的な優位点であり、何となく分かる程度のレイジよりも、理詰めで捜査活動が行えるので、今後のストーリー構築に欠かせない特性だな、と。
次元超越者としての主人公の優位と、戦闘用アンドロイド(旧式だけど)という等身大バトルでの強みと、エモルギア絡みの分析および情報収集能力と、それぞれの特性が紹介されて、今後どうチームに結成されて行くのが楽しみですが。
一方で4話は、さらに別次元のギャバン?
そんなの聞いてないですけど、新たなコンバットスーツが見られるのか、それとも次回予告のフェイクに過ぎないのか。
まあ、個人的な注目は、コスモギャバリオンのドリル装備ですけど。
旧ギャバンおよび宇宙刑事の定番装備に、地底を掘り進むドリル戦車がありまして、魔空などの敵組織がしょっちゅう地下に秘密アジトを用意していて、そこに子どもたちや科学者を連れさらっていたり、特殊な装置を開発していたりで、宇宙刑事に救出任務や装置破壊などのミッションが長官から下されたりもするのですが、その際に敵アジトの位置を突き止めた後に地底戦車で突入するというエピソードが定期的に描写されていました。
60年代から80年代の特撮アニメでは、ドリル戦車は定番メカでしたが、90年代以降はそもそも地下アジトというものがあまり出なくなって、敵の武装基地は空から攻撃という爆撃作戦の方が主流。
ドリルは単に武装として使われるのみ。
やはり、ドリル戦車の活躍は、地底怪獣か地下秘密基地という要素が必要だな、と。
ともあれ、地下アジトという往年のギミックが次回の放送で久々に見られることを期待して、ギャバい話を満喫できたらな、と思います。
PS.2話でもそうですが、敵のアジトが異次元にあったら、地底戦車の出る幕じゃないんですね。最近の戦隊の敵は、地下にアジトを作ることはなくなったし。地下といえば、ダンジョンなどの洞窟探検が主流で、さすがにドリル戦車でつぶすような力任せの攻略にはならない、と。
次回は、ドリル燃えに注視だ。
Re: 3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/06 (Fri) 22:24:48
定期感想その1です。
●牙狼 東ノ界楼(第5話:砂夢)
今週の「東方深訪」は「界楼ノ舘」の紹介ですが、その先にある「祠」の情報が有用でした。本編ではざっくりしてるんですが、深訪では「死んだ龍族の霊魂が宿る」「過去を見せるだけ」旨の説明がありました。そこが分かると、莉杏が祠に触れて何があったかがはっきりしてきます。莉杏が自ら決断しことや、その理由もよく分かるようになりますな。
本編は今話に至って、かなり状況が整理されてきました。前話まででいろいろ「コイツが黒幕か?」と疑ったんですが、ここまでの主要登場人物には敵に操られた者はいても、端から敵だった者はいなかったようです。
自分が疑いをかけたキャラクターは以下の通り、行動・言動からして黒幕たりえませんでした。
・エルミナ(龍族の戦士):目にホラーの水を受けて操られた
・モンマ(長老):井戸の水がホラー由来と知らなかった
・アユラ(南の元法師):同上
・リュメ(繭の中):莉杏に適切な指示(祠)を出したんで本物らしい
・ヒデン(龍族の法師):莉杏を心配していたし、エルミナに倒された
次回「砂轢」でラスボスホラーと思しき砂の王ガルザスが出現するようですんで、敵の策動はほほそれによるものと明かしてくれるんでしょう。今話でエルミナを操ったらしいホラーがガルザスと思ったんですが、EDテロップを見ると「アクアス」(声:坂本真綾さん)なるホラーらしい。ガルザスの配下と考えるのが順当なんでしょうけど、ガルザスと対立するホラーだったりしても面白いかも。
主人公2人については、莉杏が龍族だと明かされたことは大きいですね。序盤では莉杏は龍族ではないと否定していたんですが、それだとリュメの後継指名の説明がつかない。そこが「繭の中はリュメではないかも?」と疑った理由の1つなんですが、莉杏が龍族なら何の問題もない。祠の啓示を受けることで龍族である証明(?)もなされた。
ともかく本編。冒頭、莉杏が繭の中のリュメから再度の後継指名のうえ「祠へ行って、自分を知れ」と告げられる。莉杏は流牙を伴って祠に向かうも、祠での儀式は1人で。レクトルも途中までついて行ったようですね。祠の儀式はうまく行き、莉杏は龍族としての己を知るわけですが、その隙を突かれる形でサガンの街で異変が起こってしまうことにもなってしまう。
サガンでは井戸に水が満ちたと長老モンマは喜び、街の人々にたっぷり水を配るわけですが、それが罠であるわけですな。井戸の水は人を操る力を持っている。そこは前話ラストを観ていたこちらには予想がつくわけですが、劇中の人々には分からない。
井戸の水に真っ先に影響されたアサジらが人々に命じて井戸に飛び込ませる。井戸は既にホラーの口と化している模様で、要は食われてしまうわけですね。長老モンマと元法師アユラは自分達より先に街の人々に水を渡したようで、まだ影響を受けてない。2人は人々が次々に井戸に飛び込むのを見て驚愕、アユラは(おそらく流牙らに)助けを求めに行こうとする。
が、アサジらに捕まってしまい、アユラもモンマも井戸の水を無理矢理飲まされることに。水を一口含んだ長老モンマに異変が見られましたが、それが何かは次回ですか。
一方、目の前でヒデンを水の化け物に殺害されて逃げ去ったエルミナ。後から駆けつけた龍族の女官らには「エルミナがヒデンを殺害」と見えたはずですが、エルミナに対する追っ手はとりあえずは出してないみたい。法師にして戦士たるエルミナを追跡・捕縛できるほどの実力者がいないんでしょうな。
もっとも、逃げおおせたエルミナも安泰ではない。またも足元から水が湧き、何者か(おそらくはホラー:アクアス)が「お前(エルミナ)があの女(ヒデン)を殺した」とささやいて来る。さらに「お前(エルミナ)を界楼にしてやろう」とも言う。
この時点ではエルミナはかなり混乱しつつも、龍族の戦士のプライドではねつけてたんですが、またも目に水滴を受ける。第1話でも同じことが起こってましたな(ホラー:ザグダム撃退直後)。おそらくは井戸と同種の水が水滴となって目から侵入していたようですね。たった1滴なんで、最初は大きな作用ではなかったものの、界楼への野心をじわじわ刺激し続け、ついに莉杏を異界へ追放する挙に出てしまったんでしょう。
そして、今度は2滴めでして、ついに(おそらくはエルミナは自覚なく)ホラー(おそらくアクアス)に降ってしまう。ホラーの狙いはリュメを葬り、新たな界楼となったエルミナが龍の国へのゲートを開ける、ということらしい。しかし、龍の国にホラーが欲しがるものがあるんだろうか。
この事態を流牙らはまだ気づいてない。伝えに行こうとしたアユラは捕まってしまったし、何者かが放ったホラーの群れ(サンドウォーリアーズ)が足止めしてる。個体としてはそれほど強くはなさそうですが、集団で襲い掛かるうえ、倒しても倒して湧いて来る厄介な敵ですな。
これが砂の王ガルザスの企てだとして、気になるのはなぜまず南を襲ったかですね。襲って滅ぼしたが居座るわけでもなく、東へ移って来た。南でガルザスが何をしたかはレクトルとアユラが詳しそうですが、そこは次回で扱われるようです。
Re: 3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/09 (Mon) 22:56:53
定期感想その2です。
●仮面ライダーゼッツ(第25話:始める)
自分は前話のラストを「単なる夢オチ」くらいに捉えてガッカリしてしまったんですが、こちらで「夢で経験して記憶を維持している」~「莫は「未来を知る者」として立ち回る」と伺ってみますと、考え直すものがありました。実際、今話ラストでは1~24話を予知夢としてたわけで。
それでどうなるかを考えるにあたって、予知夢を実質的な過去へのタイムトラベルと思ってみれば、ライダー過去作に類似・関連の設定や展開があるわけでしたか。もしかすると、鎧武もそうなのかも。序盤で主人公:紘汰に警告を与えた「始まりの女/高司舞」ですね。もっとも、戦いを回避することはできず、最終決戦の形を多少変えただけでしたが。
過去をやり直すという点では、自分だと他作品のほうが連想がしやすいようです。莫は未来の悪夢の中で死亡して戻ったわけですが、死んで戻るというのはこちらでちょっと言及したことがある「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)で頻出。
ただし、やり直してもうまく行かないことを主人公が思い知り、追いつめられて行く展開が多く、ゼッツとは違う趣向になってます。リゼロ作者が原案の「Vivy」も100年前からやり直し、いくつかある過去改変ポイントをクリアするも、最終盤で無駄骨だったとなってました。でも、そういうのが自分は好みみたいです。
ゼッツに戻りまして、今話はバッドエンドを予知した莫が仕切り直しすると提示したに留まる感じです。それでも、発端である富士見の悪夢での敗退(ナイトメアの現実への顕現)はあっさりひっくり返してます。その一連がこちらで伺った通りでした。ここから、第24話までの悪夢の現実化ポイントをクリアしていくのかな。
それが「ゲーム的な「リセットおよび強くてニューゲーム」」になっていくとすると、最終ステージがRPGゲーム風(に見せかけたタワーディフェンス)の悪夢なのは、最初から計算された作劇だったのかも。
この先がいろいろ面白くなる可能性は感じることができたんですが、今話を観終えた時点ではまだ面白くなるかどうか分からないというのが正直なところです。そこは仕方のないところでありまして、まだ方向性(悪夢≒予知夢のバッドエンドを回避したい)までしか見せてくれてないから。次話でそこが見えるといいなあ。
ともかく本編。全ては悪夢だったということで、莫が目覚めたのは病院のベッド。第1話で無人の車にはねられたことは現実であったらしい。そしてゼッツへの変身アイテムも持っている。悪夢ラストでの最強(カタストロム)からリスタートというわけか。莫はやるべきことは心得てまして、富士見の悪夢/ナイトメア阻止ですね。
1つだけちょっと分からない演出ありまして、自宅へ駆け戻る莫が(昼の)月を見て「あれが月」と不思議そうにつぶやいた点です。まるで月を見たことがない感じ。だとすると、莫は悪夢での赤い欠けた月しか見たことがないってことかしらん。となると「莫ってその歳になるまで、ずっと悪夢にいたのか?」という疑問が生じます。
それは後で分かると思っておくことにして(^^;、莫はクローゼットの奥のゼッツルームに入る。莫がルームやゼロを知っていることはもとより、ゼッツドライバーやカプセムを持っていることは、ゼロにとっては寝耳に水。要は莫以外は莫の悪夢の内容は知らない、未経験ということでしょう。それゆえ、莫がゼロやCODEを極度に警戒する理由も分からない。
莫はゼロを追い出すと富士見の悪夢へ突入。勝手知ったる他人の悪夢ということで、さっさとボムナイトメアを倒す。その最後っ屁の爆発も、今はリカバリーがあるから問題ない。ゼロと同じく事情を知らないノクスはゼッツの強さに舌を巻く。同じく驚いているねむにノクスは「目覚めたくないか?」と声をかける。
現実のねむは莫の悪夢での状況と同じく、ザ・レディの拠点で昏睡状態のようですね。ちょっと分からないのはノクスでして、ねむに覚醒を促そうとしたのはなんでだろう。もしかすると、現実のノクスは莫の悪夢よりはザ・レディと距離を置いているということかしらん。
それも後で分かるとしまして、CODE本部ではゼロとナンバー3が莫について会話してまして、莫をゼッツにすることは前々から進めていた計画だとはっきりしました。ただ、莫が事実上の2周目だったのは分からず、初期能力の高さは計算外だったようですね。ゼロは最重要は「CODEソムニア」だと言ってますが、今は何のことか分かりません。
一方、富士見ら。悪夢が解決されましたんで、現実での動きが違ってきてますね。東堂部長と揉めて卍固めかけて懲戒免職になったと。ボブナイトメアが顕現しなかったんで、ブラックケースやナイトメアは戯言扱いに留まってるんでしょうな。南雲は怪事課配属が無効になったと喜ぶ始末。
そこへ莫がやって来て、ちょこっと悪夢のバッドエンド展開について匂わせ、2人を引き留める。現実では莫と会ったばかりの富士見らには信じられないわけですが、紅覇や小鷹の名前が出されてギョッとする。なんで知ってるんだ、ということですな。ただし、詳しくは語れませんな。なにせバッドエンドで死亡しちゃうわけで。
しかしバッドエンド前ですから、紅覇は健在でして、莫の悪夢より展開が早い。おそらくはゼッツの異変を知ったゼロからの指示でしょう、ナンバー5が紅覇のナンバー6としての記憶を戻して職務に復帰させる。これで、紅覇と南雲の母校での悪夢事件はもうクリアしたことになりそうです。
一方、莫は夢内でねむと会う。ねむはノクスの誘いは断ったものの、莫に対しては目覚めたいと言い出す。このことをゼッツルームに入り込んだ富士見らにも伝え、バッドエンドの予知夢を見たと明かす。そして今回の任務は「俺(莫)の夢を現実にするな」で続く。チーム編成や状況(ナイトメアによる悪夢の現実化)は、前半でかなり進んだところからのリスタートでしょうか。
今話が仕切り直しとしまして、次回「揃う」から具体的な動きが出てくるようです。OPも新しいものに変わるらしいんで、次からが心機一転というドラマ作りなんでしょう。
●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第4話:地底の要塞)
言われてみると確かに各多元地球はギリシャ文字+数字になってますな。怜慈の属する地球はΑ0073で、ギリシャ文字Αは英文字Aによく似てるんで、視聴後にウィキペディアとか見てもギリシャ文字と意識しにくい。番組本編中でもあまり地球の名前は繰り返さないし。
ギリシャ文字はだいぶ前に(自分が知らない分野の)物理の本を読もうとして出てきまして、読み方忘れてて難儀しました。微分が「dξ/dτ」だったりするんですが、本には読み方とか書いてないし、当時はネットがまだなくて検索とかできない。仕方なく、ξ(グザイ)を「タツノオトシゴ」とか勝手読みしてました。
今話の地球Σ3302のΣですと、数学ではΣは高校数学の数列の合計でも使われるんで、さすがに読み方は覚えてたりします。が、ギリシャ文字よりも先に数学記号という意識が出ちゃうんで、「足し算?」と思ってしまったり(^^;。
さて今話では敵味方にドリル戦車(グランドアース、ギャバリオンドリル)登場とのことで、メタルシリーズで頻出していたとのご教示、ありがとうございます。自分はネット放映のギャバンは観たものの、ドリルは記憶がはっきりしませんorz。ネットで調べると、2つドリルのスクーパーが出てきて、「こういうのだったか」と。どうも空中戦ばかり注意が行ってたみたいです。
ドリル戦車・地底メカという括りですと、自分はサンダーバードのジェット・モグラが真っ先に思い浮かびます。プラモデルも(支援メカとしては)人気があったように記憶しています。ジェット・モグラはドリルが大きく、いかにもそのまま地中に突っ込んで行けそうな感じでした。
その次に意識したドリル戦車はウルトラセブンのマグマライザーです。ただ、初めて見たときには「あれ、これでは地中を進めないのでは?」と疑問に思いました。ドリルが機体に対して小さいため、ドリルが掘った穴では機体がつっかえちゃいそうで。しかし、すぐに「ドリルさえあれば地底を進める」と納得するように。そもそも地底怪獣も手で掘るだけで、あの図体で移動してるわけで(^^;。
前話までで主要ギャバン3名の紹介は済んだわけですが、今話も新たなギャバンということで注目してましたら、アリでしたか。台詞もやたら「アリ」で駄洒落を入れてましたな。警官の肩などにいた昆虫はキリギリスでしょうか。イソップ寓話ネタも入れてきてるようでした。各多元宇宙にいるギャバンにも、いろいろあるという紹介なんでしょう。
ともかく本編。今回の多元地球(Σ3302)では建造物が突如地中に飲み込まれるという事件が続発。怜慈が捜査に乗り込んで来まして、当地の実はギャバンであるがアリの有本未空朗と出会う。その相棒は羽村翔子で、こちらは人間。共同して捜査に当たることとなり、地下に飲み込まれたデータセンターに突入する。
が、既に敵に用意がありまして、センターのセキュリティを逆用して部屋をロック、怜慈を閉じ込めてしまう。そこで活躍したのがアリの有本未空朗でありまして、セキュリティ装置内部に侵入、回路をショートさせてロック解除する。
アリによる回路ショートでの誤動作って、初期のコンピュータで実際に起こっており、「バグ(虫)」の語源なんだそうで。しかし、その後は主にプログラムミスによる不具合を指すようになり、アリのせいだったことは忘れられるようになったみたいです。今話の脚本家は昔のコンピュータの話を知ってたのかも。
それはともかく(^^;、怜慈らを閉じ込めた主犯:大地深治は地底戦車(グランドアース)が作りたくて建造物を沈めていたわけか。つまり地底戦車ファン。悪党とはいえ、その部分に共感するものはありますな。アリによる回路ショートといい、昔流行の地底戦車といい、昭和ファンの脚本っぽい気がしてきます。
大地深治はエモルギアによる怪物エモンズ・グラップルも発生させ、自らは地底戦車へ。エモンズのほうは有本がギャバン・アーマイゼとして対処、小ささはむしろ武器という感じで倒し切る。蒸着前、羽村翔子がギャバリオントリガーを構えまして、「こっちがギャバンか」と思わせるミスディレクション、お約束のようでいて意外でもありました。
地底戦車のほうは、有本の地球のほうで用意されていたドリルユニットとコスモギャバリオンで対処ですか。なぜか互換性があって難なく合体できてますな。こちらも敵のほうがはるかにデカい図体ですが、ギャバリオンドリルが小ささを活かして敵の急所を貫いて勝利。主犯:大地深治はその爆発に巻き込まれたかと思ったら、有本/アーマイゼが救助して逮捕。しっかり警察の仕事してます。
ラストシーンは哀哭院刹那でして、瞑想中に警報が鳴って続く。次回「刀と銃弾」では刹那の上司:天羽琉唯の拉致事件が起こるようです。それを通じて、刹那の二刀流の秘密を明かすらしいんですが、二刀流自体は珍しいものではないでしょうし、何があるんだろう?
Re: 3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/11 (Wed) 21:09:20
定期感想その3です。
●仮面ライダーキバ(第19話:フュージョン・オーラの嵐、第20話:夜想曲・愛の救世主)
今週分は初見では「過去編と現代編があまりつながってないなあ」と思ってしまいまして。過去編の敵はルーク、現代編ではレディバグファンガイアと別々ですし。しかし考えてみると「麻生恵・ゆり親子(の苦手意識)がメインだったか?」と気が付き、二度目の視聴で大いに納得しました。
麻生親子に関わるわけだから、これも親子で渡に音也が憑依するわけですね。渡らが霊能者に頼るというのがドタバタ演出かと思ったら、そこで音也を呼び出してしまい、渡に憑依したと。
最初、呼び出された音也(の精神・意識)は時間を超えて未来に来たと思いまして、「これは、どの時点の音也だろう?」と考えながら観てました。が、霊能者に呼び出されたってことは、死亡後の音也と考えるべきなんでしょうな。あまりに(憑依した)音也が飄々としてるんで、生前だろうと勘違いしましたorz。
ゆり・恵に共通する弱点が明らかになり、イクサとして戦えるか、というものですね。ただし、そういう自覚は薄そう。そこで(気持ちを音楽として聴ける)音也が介入して、回りくどくリードすると。まあ、ゆり・恵共、ストレートに指摘したら反発しそうですから、そういうやり方しかないんでしょうけど。あるいは、教えてもらって納得するより、自ら見出せば確信できるというのが大事ということかもしれない。
イクサについてのゆり・恵の図らずの連携と言えそうですが、この後、2人はまたも図らずの時間差共闘でルークを完全打倒することになるはずですね。今週分がその伏線かもしれないと思ってみると、より興味深い。もっとも、前に途中から観て、予習もできるからそう思えるわけで、初放映時にリアルタイム視聴してたら、エピソードつながりを思い出せたかどうか、自信ありません(^^;。
ともかく本編。過去編はルークのタイムアタックからですか。偶然見たウェディングドレスを美しいと思い、白いドレスの女性からライフエナジーを奪う遊びを始めてしまう。これに気付いたゆりが阻止&仇討ちを試みるも、ルークの迫力に気圧されて動けなくなってしまう。
しかし、ルークはゆりを見逃す。最初は「ゆりを雑魚扱い?」と勘違いしました。実際は、ゆりの衣装は白くないので、ルークはタイムアタックの対象外と見做したようですね。それを知ってか知らずか、ゆりは間近で見たルークに恐怖心を抱いてしまった模様。
それでも、ゆりはイクサがあればと思い、次狼に相談。しかし次狼はイクサを渡さない。そこは音也が上手くやりまして、偽のアイドルサイン色紙で油断させ、イクサナックルを盗み取っちゃう(次狼、本気のファンだったのか ^^;)。
イクサを得たゆりは再びルークに挑むも、恐怖で動けなくなり、変身すらできずに失敗。ルークはゆりを無関係の有象無象扱いし、ゆりはまたも命拾いはする。仮にイクサに変身できたとしても、前にガルル/次狼&イクサ/音也がルークに敗退してますんで、勝ち目はなかったんでしょう。しかも、イクサは使用後に装着者に大ダメージ与え、それだけで死のリスクあるし。
つまり、この時点ではゆりがルークに勝負を挑めなかった原因はいろいろありそうなんですが、音也は真因をとっくに分かっていた感じです。為す術なく引き下がったゆりに、前と変わらぬ雰囲気で絡んで来てますね。が、気にかけてまして、ルークの出没ポイント:結婚式に出向くゆりを追ってます。
そこで音也は真夜に出会う。この時点では音也と真夜が後で接近しそうという雰囲気はないですな。いつもなら軽口の口説きなんでしょうけど、いろんな意味で雷に打たれたようになってしまう。真夜はこの後、ルークですら素直に従うほどの敵と判明しますし、音也の直感は「ドンピシャ好み、しかし恐るべき相手」といったところでしょうか。
そこへルークが襲来。またもウェディングドレスの花嫁狙いなんですが、なぜかライフエナジーを奪う牙が刺さらない。なんでだろうと思ったら、花嫁はファンガイアでしたか。人間を愛しちゃったわけですね。そして、そういうファンガイアを始末するのが真夜/クイーンの役目。真夜は花嫁に拘るルークを一言で下がらせ、花嫁を一撃で抹殺する。
ゆりは今回も怖気づいて手が出せずに逃げ去ってしまっている。戦う術を持たない音也が捨て身でルークに向かって行ったのを目撃しているだけに、内心忸怩たるものがあるでしょうな。そこへ音也が追い付いて来まして、「自分(ゆり)の弱さが分かれば、それでいい」と告げる。
さすがにゆりも音也の真意に気が付く。イクサを渡したときから、こうなると知っていたのか、というわけですね。たぶん、母:茜を殺害されたときから、ルークに恐怖心が芽生えてたんでしょうな。そこを憎悪による強気で覆い隠したものの、克服はできなかった。音也としては、己が弱みも見据えないと立ち向かえないと言いたかったか。言い換えますと、強気より毅然、といったところかと。
現代編では、そういう経験がある音也が渡に憑依する形で降臨するわけですな。冒頭はバイオリンに塗るニスの材料としてかたつむりを集める渡から。不良高校生と思しき3人組に絡まれるも、健吾が救う。が、(正体が渡と知らずに)キバに救われて以来、健吾はキバに心酔してしまってるらしい。
健吾はキバに会わせろと渡に迫るも、名護は「キバは人類の敵だ」と真っ向から対立する。「かつてキバは人類を破滅へと追い込もうとした」ということらしいんですが、現時点でそんな設定出てたっけ? 音也の時代以前から青空の会の研究結果なのかな。
それはともかく、なぜか霊能者に聞いてみようということになる。が、霊能者は「キバは……キバッってる」と叫んで気絶。役に立ってなさそうですが、同時に渡も気絶。このとき、音也の魂が渡に降霊しちゃったみたいですね。もっとも、まだ渡はもとより、呼び出された音也もそのことに気付いてない。
しかし、さすがに今が2008年と気が付くと、音也も何が起こったか分かり始めたようですね。ただ、観ていて「これって渡? それとも音也?」と判別しづらいシーンがあったりします。
例えばレディバグファンガイアが出現し、前に渡るに絡んだ不良高校生を襲うシーンでは、メイドカフェから駆けつけた渡がキバに変身、レディバグを撃退してます。メイドカフェに行ったのは音也憑依の渡ですが、すぐに渡本人に戻る。そこでファンガイア出現を察知して向かう。レディバグに対峙した渡、仁王立ちで変身し、人差し指クイッとやるわけですが、仕草として音也っぽい。
変身解除後は、渡の仕草は完全に音也っぽいし、「渡? 知らないなあ、そんな奴」と言いさえしてまして、音也憑依状態ですね。ちょっと気になるのは変身前に迷わず「キバット!」と声をかけてるところです。そこは渡っぽい。が、ちょっと後で音也憑依の渡るがキバットバットIII世に「キバットバットII世の子供か?」と尋ねてまして、それなら何か知っててもおかしくないかと。そういや音也はいずれダークキバに変身するわけで、そこも踏まえると終始音也だったのかなあ。
自邸に戻ってバイオリン作りに勤しむ渡は明らかに音也ですね。後で渡がバイオリンの板の削り方に感動してもいますし。III世に「II世の子供か?」と聞いたのもこのとき。自分(音也)が、我が子である渡に宿ったと気が付いたのもこのタイミングであるようです。ここからは音也主体で進んでいく感じですね。
一方、レディバグファンガイアは名護と健吾を捕え、人質にして恵がイクサとして来ることを要求。名護が取り落としたイクサナックルを恵が拾い、レディバグに向けて構えたことで、恵がイクサ装着者と勘違いされてのことですな。
ただ、恵はイクサには変身できず。名護が取り落としたイクサナックルを拾いはしたものの、使うことはできなかった。ゆりの時代とは違い、装着者への負担は解決されたイクサのはずですから、その点は覚悟は要らない。変身できなかったのは別の要因のはずですね。しかし、恵は負傷して左足が動かないと思い込み(主治医は否定)、そのせいで戦えないと考えている。
そこへ渡姿の音也が介入して来る。おそらく、恵がゆりの子と分かってるんでしょうな。音也はイクサナックルを恵に渡したうえで、「お前(恵)の病名は仮病だ」と断じる。恵はそんなこと認められないわけですね。母ゆりもルークを恐れて手出しできなかったのに、あと一歩だったと音也に語ってました。
似たもの親子であるわけですが、まあ音也は分かってるんでしょうな。分かってるが、面と向かって否定はしない。そんなことすれば、こじれそうですから。そこも音也は分かっているらしい。いや、もしかするとゆりのときに学んで、恵への対処に活かしてるのかな。
ゆりは単にルークに向かって行っては尻込みを繰り返しましたが、恵は動かなくなった脚に直接立ち向かってまして、似ているけど異なる面もあるようです。リハビリとしての特訓ですね。が、音也は「やめとけ」とアドバイス。医師の見立て通り、身体的なものではないと悟れということなんでしょうな。いわゆる心因性というものか。
「やめとけ」では通じないようなんで、音也は思い切った手段を取る。恵もイクサに固執していることを利用し、イクサナックルを恵の目の前で焚火の中に放り込んでみせる。焚火程度でイクサナックルがどうにかなるか疑問ですが、そこまで気が回らない恵は大慌て。思わずダッシュして焚火を蹴り飛ばし、イクサナックルを取り戻す。
なんと申しますか、アニメ「アルプスの少女ハイジ」の「クララが立った!」ですな。音也の渡は「(恵は)イクサを操る自信がない」~「だから(恵自身すら騙される)仮病」とようやく言う。恵としても走ったと自覚した時点で気が付いてるんでしょうな。だからこそ、音也が真意を種明かしするのはこのタイミングなんでしょう。さらに「それにしても似てるなあ、ゆりに」と付け加えましたが、つい言っちゃったんでしょうな。
そこからの恵の行動が面白い。名護と健吾を捕えたレディバグファンガイアのアジトに乗り込んで戦うわけですが、使いたがっていたイクサナックルは名護に譲る。戦士の自覚と共に、現状でのイクサ適任は名護だと認める余裕も持てたわけですね。過去編でのゆりも来週分以降で同じように悟ったりするかな。今週分だけでは「似てるなあ、ゆりに」にはまだちょっと遠いような気がします。
そして敵ファンガイア:レディバグなんですけど、自信見せる割に弱いような。ここまででもキバに一撃食らって倒れたり、それで油断したキバの不意を突く攻撃だったり。生身の名護相手でも、途中までは押されてたり。でも、ファンガイアを多数葬ったキバを倒すみたいなこと言ってる。最後は恵と共闘ではありますが、イクサに難なく倒されてしまってます。
謎の自信は何だったんだろうと思ったら、巨大サバトになれる隠し玉持ってたのか。 相当な数の人間からエナジー吸収してきたんでしょうな。これに対しては、なぜか今回地下から現れたキャッスルドラン、それに合体したパワードイクサーで対抗し(互換性あったのか)、最後はキバ&イクサのダブルキックで止め。
ラストは、現代編はなぜかうまく仕上がったバイオリン板に驚く渡(父の降臨に最後まで気づいてない)、キバットらしき影(たぶんII世)を従える真夜で幕。
事前知識なしに今週分まで観たとすると、(前に申した気がしますが)自分は「恵の父は音也」と思い込みそうです。そうなると「恵と渡は姉弟」となり、恵が渡に対してお姉さんぶってヒロインの雰囲気出てこない理由だと勝手に納得したはず。今週分についても「音也の恵に対する態度はお父さんっぽい」と思ったかも。
でも、実際にはこの後、音也はゆりに接近しておいて真夜のほうに行くわけですな。そうなって、たぶん「そういうどんでん返しか」と驚いたはず。そう思ってみますと、話の流れがうまいこと急変させてあるんだなあと、今から感心してしまいます。
Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA
2026/03/12 (Thu) 00:09:28
変則的に、面白かった順番に感想。
★ギャバン
アリギャバンことアーマイゼのサプライズ登場や、ありダジャレの連発に、脚本家のお遊びを感じながら、途中で何回「あり」を言うか、と数え始めたり、何というかシリアスとコミカルの匙加減が非常にツボにハマった回でした。
前回注目していたドリルですが、アルファ世界ではなくて、シグマ世界のメカだったんですな。なぜか、コスモギャバリオンと互換性があったりするわけですが。アリのギャバンのいる世界だから、地下に建造物が多いのは必然か。
一方、敵の作ったドリルメカ、名前がグランドアースと聞いて、ツボに刺さりました。宇宙刑事シャリバンの母艦の名前がグランドバースで、絶対に狙っているでしょう、と。
グランドバースは母艦形態からロボ形態のバトルバース・フォーメーションに変形するのですが、今作もバトルアースに変形しないかなあ、と期待したら、そこまでは実現せず。
ともあれこのグランドアース、戦隊のボウケンジャーに登場するドリルメカ、ゴーゴードリルのリペイント。ゴーゴードリルは、昔、甥っ子に玩具をプレゼントしたことがあって、よく覚えていますとも。
1号ロボのダイボウケンを甥っ子は親(自分の妹)に買ってもらって、でも、追加ロボは買ってもらえなかった。で、伯父さんたる自分が「お兄ちゃんも遊びたいから」と言いながら、追加武装の6号機から10号機までは買ってあげた(全部そろえると、アルティメットダイボウケンになる)。
もう、20年も前の思い出が、こんな形で蘇ってくるとは。
ともあれ、ゴーゴードリルが東映本社の倉庫に残っていたんだなあ、とマニアックに喜びます。
ギャバンのギャバリオンブレードが、ドンブラザーズのドンモモが使うザングラソードの改造ってのは初期から言われていたのですが、そっちはおそらく、撮影ギミックの流用よりは、玩具会社の提案だろうな、と思ってます。
昔の商品の金型を再利用できて、パッケージだけ変えたら、新商品にできますからね。
ともあれ、今回の4話めは、メインエピソードとは異なるサブエピソードですが、異常にアイデアたっぷりで、面白かったなあ、と。
アリギャバンもCG満載の凝りようですし、カブトムシ大統領とか、虫と人間が会話して共存している多元宇宙世界観に、まるでキングオージャーだなあ、と思ってから、番組終了後にもう一つ気づく。
これって、メタルヒーローの『重甲ビーファイター』および続編の『ビーファイターカブト』のオマージュでもある、と。
ビーファイターおよびカブトは、一応、最後のメタルヒーローシリーズです。後番組がコミカルロボット物の『ビーロボ カブタック』『ロボタック』『燃えろロボコン』と3作続いた後で平成ライダーの『仮面ライダークウガ』になりましたから、ギャバンから始まる正統派ヒーロー路線のゴールがビーファイターだと。
その後、メタルヒーローのエッセンスは、平成ライダーにも受け継がれて、仮面ライダーアギトのG3みたいなメタルスーツ装着刑事になったり、スーツの発光ギミックと光の剣を踏襲した555になったり、いろいろ要素を踏襲してきたわけですが、
ビーファイターに話を戻すと、昆虫族の自然パワーと人間の科学が組み合わさって、インセクトアーマーが完成。それをまとった3人の科学者戦士が、異次元からの侵略者ジャマールと戦う話です。
当然、昆虫族がサポーターで、人間がアーマーを装着するわけですが、それを逆転させて、人間がサポーターで、昆虫のアリ刑事がアーマーを装着という逆転の発想。
まあ、これもマーベルのアントマンがあったわけで、斬新というほどではないのですが、実際に映像で見せられるとインパクトありましたねえ。
このアーマイゼ、銅色のコンバットスーツというのも魅力で、ブシドーが銀、ルミナスが金で、次に銅を揃えて来たか。金銀に比べて地味な色合いですが、その渋さ、レアさが通好みって感じです。
しかも、アーマイゼって、1話の長官の予知夢で登場してるんですね。そちらは人間体ですが、羽村さんが有本さんからギャバンの称号を受け継ぐのかな? 再登場が楽しみです。
そして再登場といえば、ラムダ世界のブシドーさんが次回は掘り下げられる模様。
ブシドー、ルミナス、その他と順ぐりローテーションで、多元世界の面白さを描いていって、4月に入る頃に、ストーリーが大きく動くのかな、と。
★牙狼
次回予告で黄金騎士登場ってことで、明日の夜も楽しみにしつつ。
この回の個人的注目点は、レクトルさんが流牙を支援して、立派に戦っていることですね。
もう、回を重ねるごとに、評価がどんどん上がっていて、名脇役になっているわけですがエルミナの方があっさり悪堕ちしちゃったので、よけいにレクトルさん、思いの外に頑張ってるなあ、と。
まあ、エルミナさんについては、莉杏とのドラマで次回にホラーから解放されるのか。もしも、莉杏が龍族として界楼を務めるなら、ヒデンさんが亡くなった以上、エルミナが莉杏の護衛代表にならないといけないと思うし、
莉杏VSエルミナのバトルとドラマが、一つの山場でもある、と。
一方、砂使いのボスホラーと、水使いの中ボス(?)ホラーは別だと分かった段階で、予測を修正しつつ、
今回、人間の黒幕が誰もいなくて、代わりにホラーに憑依される人間がやたらと増えていますな。長老がホラーに憑依されてラスボス化、あるいはアユラか? という展開ですが、
従来の牙狼シリーズのルールですと、一度ホラーに憑依された人間は基本的に助からないというものですが(助かったケースは、第1作のヒロイン・カオルがメシアのゲートとして憑依された時ぐらい)、今回は莉杏が界楼の力に覚醒して、浄化したりできるのかな、と期待。
エルミナも、アクアスの水を飲んだ人も、もう助けることはできないって話になったら、あまりにも陰惨だからねえ。
あとはアクアスに唆されて、リュメ殺しを命じられたエルミナが、リュメ殺しという罪を犯してしまうのか、それとも事前に莉杏に止められるのかが、次回の注目ポイントになるかな。
理想を言えば、エルミナが次回は莉杏に救われて、そのことを恩義に感じつつ、最終回前のホラー大群出現決戦に際して、たっぷり罪滅ぼしのアクションで活躍してくれることですな。
悪役として成敗されて終わりには、なって欲しくないです。
PS.当初の理想は、エルミナが界楼を継いで、莉杏が流牙とともに旅を続けるというものでしたが、もしかすると、莉杏の物語の結末を描くのが今回の作品の目的かもしれない、と前回を見て感じました。
莉杏のルーツを描き、莉杏の終着点を描くとともに、流牙とは共に守りし者としての使命に殉じる、と。俗世の恋愛劇みたいなハッピーエンドではないけれど、騎士と法師のパートナーシップとしては理想的な終わり方かな。
何にせよ、流牙は定期的に莉杏のところに立ち寄って、鎧に溜まった邪気を浄化してもらわないといけないので、2人の関係が完全に立ち消えることにはならない、と。
ただ、莉杏が界楼として500年の寿命を生き続けるならば、流牙と同じ時を過ごすことはできなくなり、流牙の死後も莉杏は生き永らえて、黄金騎士の鎧を守りながら、界楼の務めを果たす未来の姿が想像できるとか、いろいろとイメージが膨らんだり。
(ゼッツは、また次回に)
Re: 3月のスレッド(2026) - Shiny NOVA
2026/03/12 (Thu) 01:39:39
ゼッツ、ある意味、すごい緊迫感をもって視聴しております。
楽しんでみているわけではなくて、ドキドキハラハラ、話がどう転ぶか見えずに、視聴が疲れる形。
そのため、ギャバンが癒しになっている、と。
まあ、去年のゴジュウジャーの秋口のユニコーン騒動と似たような、大丈夫なのか、この番組は? という不安感ですね。
そして、こういうドキドキ感は再放送じゃないリアルタイムだからこそ、味わえるというもの。
さて、仕切り直し、第2章ということで、人間関係がリセットされたりもしながら、莫1人は未来を知ってしまったという状況で、強くてニューゲーム、不幸な未来を止めることが新たなミッションということで再スタート。
>月について
これは、番組内でこれまで赤い月しか映しておらず、現実の白い月が莫の「これまで現実と思ってきた予知夢世界」では、描かれることがなかった、という演出ですね。
つまり、少なくとも、この半年近い予知夢の世界で、莫はリアルの月を見ていなかったことに、今になって気付かされた、と。
逆に、「白い月が見える=間違いなく、これは現実だ」というスタッフから視聴者への、フェアなコミットメントでもある、と。
これまで半年近く、現実だと思わせて、視聴者を騙して来たわけだから(莫の明晰夢という自己認識も当てにならない)、もう一度、夢と現実を区別する材料を提示しないと、まともに考察しても無駄だと思われてしまう。
ところで、月という意味では、ナイトメアの出自も月に関係している? という伏線にも思えますね。
今後、赤い月と白い月が重要な対比キーワードになるかは不明ですけど、月がキバで、太陽がイクサ的な対照形も意識はしておきたく。
>新ライダー・ドォーン
27話(その前に今度の次回予告)から登場するらしい新たなライダーで、おそらくは敵かな、と思われますが、
「夜明け」という意味。なお、変身者はまだ不明で、ゼロさんか、謎のコードナンバー1か、それともダークホースの富士見元刑事か、マジで正体不明ですね。
それに対して、ゼッツもカタストロムからスピードテクニック重視の新フォームになると玩具情報にはあるけど、いつ出るかははっきりしない。
今の流れだと、ドォーン出現→カタストロムでも勝てない→カタストロムの殻を破って、破壊の後の再生フォームに覚醒、という展開だと推測しつつ。
まあ、仕切り直しとは言っても、玩具の発売スケジュールには乗せていかないといけないので。
>富士見元刑事の運命
この人の心に巣食ったボムナイトメアが、半年先の破壊のパワーで倒された結果、富士見刑事は警察を懲戒免職になりました。
ええと、刑事じゃなくなった、ただの人です。
莫が新たに怪事課の協力者にスカウトしますが、今も警察に在職してるなすか女史と違って、富士見さん、今の現実だと、ただの無職のおじさんですよ? 警察の捜査資料を持って来るような権限もありませんよ。
これまでの富士見刑事は、警察手帳を見せながら強引な捜査で、事件現場を調べる権限は持っていましたが(肩書き重要)、これからの富士見元刑事の役どころはどうなるんだろう?
擬装もできないノクスもそうですが、刑事じゃなくなった富士見のおっちゃんがどういう活躍をできるのか、ハラハラドキドキ見守りたいと思います。
これで、元刑事の探偵とかを自称し出すと笑う。
いや、転職して、喫茶店のオーナーになったり、バイクショップを経営したり、小鷹元刑事と再会して、2人で何か仕事を立ち上げるとか、とにかく無職キャラが増えたなあ、とか思ってます。
元より無職の莫に合わせて、小鷹さんと富士見さんの元刑事がどうやって生活するのかを、リアルに気にしつつ。
CODEって、そう言えば給料をくれるんだろうか、とか、リアルに考えると、本当に気になります。
>レディ母さんの不眠症
第一部のラストで爆弾発言。
眠ると、CODEにバレるから、あれから一睡もしていないという強烈なカミングアウトをしたナンバー2の人。
まあ、莫の夢の中の発言だから、本当だとは限らないわけですが、その目的は、娘のねむちゃんの覚醒と、ねむを守るためにCODEをつぶすこと。
非常に過激で、第4話以降のナイトメア事件の黒幕なんですが、娘のために他を投げうって悪事に邁進するのは、龍騎の神崎士郎や、ウィザードのワイズマン(白い魔法使い、笛木)と同種の匂いを感じます。
このお母さんと、全てを知った莫が改めて、どういう会話をするかがポイントですね。
現段階で、莫の敵になりそうなのは、レディさんと、CODEの両方があって、もしも莫がカタストロムの力でネムを目覚めさせ、CODEからねむを守ると約束したら、レディさんとは和解可能だと思いますな。
次回のサブタイトルが「揃う」なので、何がどう揃うのか気にしつつ、
結局、第1部って、CODEの内紛劇を描いたものでしかなくて、2と4が裏切って打倒CODEの方針で、ナイトメアの力を利用してる。
CODEの側は、ゼロを筆頭に、3、5、6が所属していて、莫こと7はCODEの3とゼロに不信感を持って、どう距離をとるか、と考え中。
ただ、ゼロが言ったCODEソムニアが組織の目的になるのでしょうが、その内容次第で、CODEの立ち位置が決まって来る、と。
とりあえず、戦うべき相手が見えていませんが、レディの悪夢計画を止めて、ねむちゃんをCODEの手から守り、CODEの目的の再確認があって、その先に新たな陣営の構図が浮かび上がることを期待。
今回はこんなところで。
Re: 3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/13 (Fri) 22:35:17
定期感想その1です。
●牙狼 東ノ界楼(第6話:砂轢)
前話(第5話)のご感想でレクトルへの高い評価を拝読しましたが、その時点では自分はレクトルをまだまだ軽く見ておりまして。態度は依然として半ばふざけてますし、善行に嫌味を言いがちですし(ただし井戸の水については慧眼)、戦闘も一歩下がりがち。
前作「ハガネを継ぐ者」での白羽創磨と比べても、大きく化ける余地が少なそう。しかし、今話で東へ来た経緯が語られ、本気の戦いも見せてもらって評価一変です。正確に申せば、残り2話で大いに期待できそうかなといったところ。
レクトルはほぼ流牙ルートでの活躍で、莉杏ルートではエルミナですね。自分はこっちが大化けするかと最初は思ったんですが、今話での動きからすると、ホラーに翻弄されるキャラクターとなりそう。ホラーの怖さを示し、もしかすると助け出す対象≒勝利条件を示す役割の気がします。
ともかく本編。冒頭からいきなりの回想でして、レクトルがいた南での事件ですね。まずアユラでして、どうやらホラーの呪いがかかった魔導筆に魅了されて乱心らしい。ただしアユラは自分が正常であり、この魔導筆でホラーを滅ぼせると思い込んでいる。例の水に操られたエルミナと似た状況なのかも。
呪いの魔導筆は半端ない力のようでして、説得は効かないし、並みの術では止められない。そこでレクトルが渾身の術を放って、ようやくアユラから呪いの魔導筆を引きはがすも、術の反動なのか魔導筆の最後の反撃なのか、レクトルの左手は石化してしまう。
このことをレクトルは東へきてずっと黙ってたわけか。常に痛みもあるようでして、レクトルがときにイラついたような態度を見せるのは、そのせいかも。しかし、腕の石化の直接の原因を作ったアユラを恨む様子は今もない。なかなかカッコいいですな。
この後の砂の王ガルザスとの対決シーンでの回想を踏まえて考えますと、アユラが呪いの魔導筆に拘ったのは単に魅了にかかったからではないかもしれません。圧倒的な砂の王ガルザスの襲来を察知したアユラが勝てる力を求めて、呪いの魔導筆に辿り着いたか。その呪いの魔導筆を与えたのがホラー:アクアスだとしますと、東で今起きていることに符合しそうです。
それはともかく、まず莉杏ルート。龍の国へのゲートに向かう莉杏ですが、エルミナを止めてとの声で引き返す。アクアスの声に導かれるエルミナ、リュメが籠る繭を狙って界楼の舘に侵入、ヒデン亡き後を守るリセル・シエナでは歯が立たない。なんとか莉杏が間に合うも、魔導火で照らしてもエルミナの瞳にはホラーの紋様が浮かび上がらない。
エルミナはホラーではないと判断するのが順当なんでしょうけど、流牙世界だと油断なりませんな。闇照編では魔導ホラーは魔導火に反応しませんし、ジンガはホラーにした者を人間に戻したと偽装したことがある。
ただ、冒頭のアユラのケースを踏まえると、まだホラーになってないという段階と考えるべきかも。心だけ操られてるってことですね。ただし操られた本人は自分の判断と意思だと自信がある。そこで莉杏は自信を突き崩しにかかる。
エルミナの「我こそは界楼の後継」の自信は対立候補の莉杏が龍族ではないという点にある。たとえ術で劣ろうが血で優る。しかし莉杏は自分も龍族だと、祠で啓示を受けた自信を以て語る。莉杏は血でエルミナと等しく、法師としては格上。
これでエルミナは大いに揺らぎますが、おそらくはホラー:アクアスが次の手を打つ。上位なら蹴落としてしまえ、つまり莉杏を葬っちゃえばいいと誘惑したらしい。前には時間稼ぎの異界追放に留まりましたが、そのときよりアクアスの支配が強まったエルミナ、今度はガチで倒しにかかる。が、まだエルミナの本心が抑圧されながらも残っているのか、一筋の涙が流れたことを莉杏は見逃さない。
それでも激しい戦闘となりまして、「肉弾戦のエルミナか、法術の莉杏か」といった感じ。が、決め手となったのは未だ残るエルミナの心でしたか。莉杏は「あなたは誰」~「あなたはエルミナ」と呼びかけると、エルミナの龍族の戦士の誇りがよみがえってアクアスの誘惑に抗する。
莉杏はその隙を突いてエルミナからアクアスと思しき水を追い出し、エルミナは正気に戻る。エルミナは莉杏を龍の国へ送り出しますが、一人になったエルミナをアクアスが背後から襲いまして、さあどうなるかは次回ですか。今度こそホラー化するのか、それともより強く操られるのか。莉杏は龍の国へ至ったようですんで、エルミナを救う力を得るとかあるのかな。
流牙ルートは砂の王ガルザスが放ち続けるサンドウォーリアーズとの戦い。消耗戦を続けてはいられないと、流牙は黄金騎士の鎧を召喚、目の前の敵を一掃する。これに呼応するかのように砂の王ガルザスが現れる。その姿を目撃したレクトル、南を滅ぼされたときのことがフラッシュバックし、強い敵愾心を見せると。
まず流牙がガルザスと戦い、生身から鎧再召喚、ついに最大奥義の1つ閃光剣舞を使うも、ガルザスに通用せずに返り討ち。これを見たレクトル、ガルザスに名乗りを上げ、正面から最大の法術を試みる。ほとんど力を使い果たすほどの技のようでして、常に戦闘から一歩引く感じだったのは、この法術をいつでも撃つ力を温存してたんでしょう。
が、この法術もガルザスを倒し切れず、レクトルは「力が足りない」と。レクトルの力不足ということではなく、左手の石化のため、法術が本来の力を発揮できなかったということなんでしょうね。力を使い果たし、激痛にのたうつレクトルを守らんと、流牙が再びレクトルに挑みますが、勝算はありそうもない。かろうじて時間が2人を救いまして、朝日が射すことでガルザスは撤退する。
この後(次回以降)、レクトルがどうするかが楽しみになってきました。レクトルは仲間(アユラ)を救うために左手を犠牲にしても悔いてないわけですね。しかし、故郷の南の仇ガルザスを討つためには力を振り絞るも、自らを犠牲にまではしなかった。
ガルザスとの再戦があるとして、レクトルは己の命と控えにしてもガルザスを倒そうとするのか。それとも、己を犠牲にしてもアユラを救ったように、アクアスに支配されたエルミナ(やホラーの水飲まされたアユラ)を救おうとするのか。レクトルが己の矜持をどこに見出すか、見ものになりそうな気がします。
自分的な好みとしては、ガルザスを倒そうと思えば倒せる好機に、ピンチのエルミナを見捨てることが出来ず、ガルザスを諦めてエルミナを救う流れかなあ(ガルザスは莉杏にサポートされた流牙に任せる)。そして「いっつも俺は詰めが甘い」とか愚痴るとか。
莉杏も気になりまして、順当には界楼の後継に就任し、次シリーズ以降はリュメの後任としてときどき事態に関与、でしょうか。しかし、エルミナを救い出すことができれば、エルミナが界楼後継となり、莉杏は流牙と旅を続けるという展開も不可能ではない気がします。
Re: 3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/15 (Sun) 23:10:54
定期感想その2です。
●仮面ライダーゼッツ(第26話:揃う)
前話での現実での普通(?)の月について、自分の疑問に対する示唆を頂きましてありがとうございます。莫の思考としては「今まで赤い月を不思議に思わなかったな」と悪夢を悪夢と認識できなかったというものであるし、観ているこちらに対しては制作の「この月があったら、確かに現実だよ」というサインでもあるわけか。それなら納得です。
さて、OPが曲も映像も新たになっての仕切り直し、夢から覚めた莫の活躍が始まるはずだったんですが、とりあえずは前半回想の総集編からですか。といっても、単に前半を復習するだけでもないですね。
前話では予知夢での発端である富士見の悪夢≒ボムナイトメアを阻止したことは明示されました。その後は予知夢での事件を逐一解決して敵の策を封じるのかという、後半のドラマ作りに関わる問題があります。紅覇が早々にナンバー6復帰しましたんで、少なくとも高校での事件は事実上のクリアになってる。
今話では莫が予知夢について予知夢での仲間に周知してまして、少なくとも予知夢でのイベントを次々クリアしていくわけではないと示された感じ。富士見の悪夢が解決されたことで八割がた解決したと思っておけばいいんでしょう。ただし、不確定な積み残し要素はある。
たぶん最も大きいのは小鷹賢政のノクス化(?)なんでしょう。莫が予知夢を見る以前から、小鷹は既にノクスとしてCODEに対立する形で動いてます。予知夢を見た以降=近い将来には、CODEから装備を奪ってのノクスナイト、続いておそらくはザ・レディ供与のライダーノクスとなる。これをどうするかは未確定要素でしょう。
普通ならそれも阻止なんでしょうけど(極秘情報仕込まれた3枚の絵を渡さない)、今話ラストで謎の敵らしきライダーが登場したわけで。こちらで伺った仮面ライダードォーンですね。次話予告等も踏まえますと、CODEもザ・レディも警戒する「ジーク」なる人物が変身するらしい。前にナンバー3が言っていた「地球外生命体」だったりするのかなあ。
自分的には「ジーク」を演じるのが天野浩成さんだということに注目です。直近ではキングオージャーでの「静謐のグローディ」ですね。捉えがたい不気味さがなかなかのものでした。その前がフォーゼの速水校長で、カッコつけてる割に俗っぽく、ズレた自己評価とかのいろんな面を持つのが印象的。その前は剣/ブレイドでの正統派ヒーロー:橘朔也/ギャレン。ゼッツではどんな人物像を見せてくれるか楽しみです。
それはともかく、ジーク/ドォーンに対抗するためにはノクスに戦える装備を渡さねばならないが、そうしてしまうと莫の予知夢の結末を招きかねないというジレンマになったりすると面白そう。ミッション「俺の悪夢を現実にするな」を実行するには、悪夢を現実化する必要があるという矛盾ですね。
そうなるかどうかは先の話でして、とりあえず今は莫が未知の力まで得たゼッツということでCODE(ゼロ、ナンバー3)に危険視され、莫の夢での説明会(?)にナンバー5・6が派遣される状況。ノクスも察知してやって来てますな。前にザ・レディが「眠ればCODEに察知される」として不眠を貫いていたの、今話のようなこと(夢探知システム?)ができるからなんでしょう。
それはともかく、介入のナンバー5・6と莫、ノクスが戦闘状態となる。しかし、そこに謎のライダーが現れまして、場所を移し替えて攻撃を開始する。東映特撮バトル名所の廃倉庫ですね。が、本格的なバトルは次回らしい。自分は一瞬、「このライダーはザ・レディか? ノクスに渡すはずだった装備を自分で使ったのかも」と思ったんですが、こちらでのご教示を思い出し、公式サイトで調べると天野さん演じるジークが変身したドォーンということのようです。
以上のようにまとめてはみたんですが、必ずしも次回以降に期待できるかどうか、不安になってます。期待していいのか、もう失望なのかよく分からない。駆け足で回想して仲間に周知した以上、前半を繰り返してのリトライではないことは確か。これは「これをまたやるのか」とはならないわけで、そういう退屈はないというのは嬉しい点。
しかし、その嬉しい点というのは反面、「今まで観てきたことは無駄だったかもしれない」という気持ちも生じてしまいます。前半を繰り返しても繰り返さなくても、失望は生じてしまうというジレンマがあるのは、今話を観終えて自覚しました。もっとも、そう思わせておいて、実は見応えがある展開とするのがプロの脚本家でしょうから、自分の妄想だけでガッカリするのはよしておくことにします(^^;。
次回「戯れる」では今話ラスト出現のドォーン/ジークの正体についての話となるようですね。CODEといういわば身内の争いから、CODEに真に敵対する敵へ発展していくということか。
●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第5話:刀と銃弾)
メタルシリーズ過去作と本作とのつながり等のご解説、ありがとうございます。特に興味深かったのは「グランドアース」の由来です。名前はシャリバンから、機体はボウケンジャーのゴーゴードリルというわけですか。改めて調べると、ゴーゴードリルは黄色ですね。その色はギャバン側の支援ドリルメカに使われてまして、敵味方合わせてのオマージュなのかも。
さて、今話はエモルギア犯罪の黒幕につながるような情報もなく、Λ8018の哀哭院刹那について少し掘り下げていく趣向だったようです。上官の天羽琉唯が刹那に言っていた「弩城怜慈/ギャバン・インフィニティに会わせろ」もついでに実現。
哀哭院刹那については、元は戦争用の人工生命体ということで感情面がどうかという点があるわけですね。自我があるか、といってもいいのかな。前に怜慈に影響されてましたが、今話前半では命令優先だと刹那は言い切ってみせる。
ただし、ロボット工学三原則みたいなものかもしれませんが、実は優先度が「上官:天羽>命令>自分(刹那)」みたいになってたわけですな。待機命令が出ていても、天羽の危機とあれば出向く。ただし、それを正当化することなく、己が違反は処罰されることを覚悟している。
なぜそこまで上官:天羽を重視するかは、おそらくは回想でちょこっと示される古代風の女性の存在があるんでしょうな。上官:天羽とよく似ていまして、ギャバリオンブレードのうち、古い方を授けたらしい。最新のブレードを授けたのは天羽ですから、何らかの対になる存在なんでしょう。
その伝統と革新とでも言うべき2本のブレードが今の刹那/ブシドーの信念を現わしてまして、「断ち切る」と「守る」であるらしい。怜慈は好意的に欲張りと評してますな。もう少しその信念について深く知りたいところですが、上官:天羽はもとより、回想に現れる古代風女性について明かされないと掘り下げられないんでしょう。
今話があまりエモルギア犯罪の背景を語らないのは、ひとえに悪役の性質によるようです。冒頭に出てきたのはエモルギア取引する悪党で、いったんは「こいつらが事件起こすのか」と思ったら、すぐに逮捕される。一種のミスディレクションでありまして、刹那と天羽の引き立て役に過ぎませんでした。
そして本命のメデル・デ・カッターナ登場でして、悪党を逮捕する天羽を陰から見て「美しい」と言う。そして天羽拉致ですから、「天羽本部長本人を欲しての誘拐か」と思わせるものあり。それならそのまま雲隠れしそうなもんですが、何か要求を出したようで、刹那が察知する。
ふたを開けてみれば、犯人カッターナは武器商人にして刀剣コレクター、天羽を人質にして刹那の2本の剣を要求してたわけですか。「美しい」のは剣だったというミスディレクションですな。魔空空間の使い方も、刀剣コレクション所蔵用なのか。最初の悪辣な印象から、趣味に走り過ぎたお馬鹿な小悪党という感じへしゅるしゅるとショボくなっていってます(^^;。
どうとでもなりそうな敵ですが、刹那は要求に素直に応じて2本の剣を渡してしまう。いくら天羽が大事といっても、牙を抜かれた獅子の如きではどうするのかと思ったら、事情を察知した怜慈が3本目の剣を刹那に貸してたわけか。天羽は天羽で、いつでも脱出できる力があったと。
もうギャバン側が万全であったわけで、全然ピンチではなかったようですな。犯人のカッターナは等身大戦ではそれなりに力があり(長髪を自在に操る)、エモンズ怪人も用意してましたが、敗れた場合の巨大戦の用意がない。あっさりと制圧されて捕縛されてしまう。
次回「怪盗フェイド登場」は Ι5109のキキとコトですね。3つの地球を順繰りに回ってメインギャバン3名を掘り下げつつ、ときどき他の地球のゲストギャバンを見せていく趣向になるのかしらん。それにしても、前にチラッと見せてくれたデスギャバンはどうなってるのかなあ。
Re: 3月のスレッド(2026) - K.K
2026/03/16 (Mon) 23:05:14
定期感想その3です。
●仮面ライダーキバ(第21話:ラプソディー・指輪の行方、第22話:序曲・運命の交差点)
今週分は合コンのスラップスティックありまして、新旧の違いがちょっと面白かったり。過去編では高級レストランでバブル期思い出し、それが弾けて久しい現在編では焼き肉屋でありまして、それらしいなと。
過去編のほうではゆりを巡って音也と次狼が争うわけですが、その様子がどうにも「うる星やつら」を連想させるものがありまして。音也=諸星あたる、次狼=面倒終太郎といったところですね。一見は異なる2人ながら、いわゆる「争いは同じレベル同士でしか発生しない」となっている。
音也のほうは騙されてるのを知らずにきついバイトに励んで"貢ぎ"、騙されていたと知ってもそれでいいと納得して見せる。そこも、諸星あたるがときとして見せる態度のようで、そういうときは(途中までは嫉妬していた)ラムも感心してしまうという流れに似ています。
ともかく本編。過去編は前話ラストでいい感じになったゆりと音也に焦った次狼が思い切った行動に出る。婚約指輪をゆりの左薬指にハメちゃうわけですな。ウルフェン族の呪いでもかかってるのか、後でゆりでは外せないことが判明するヤバイ指輪であります。このこと勝手に認めていた嶋護、どこまで知ってたんだろうか。
そうしておいて、次狼は音也に事実上の勝利宣言ですが、音也がそれくらいで諦めるわけはない。ゆりとて、次狼の強引に流された面もあって悩んでる。という流れでゆりの友人が絡んできて合コンに。男性陣は音也と次狼、そして力ですね。音也と次狼の諍いはコミカルなんですが、フランケン族である力は裏で合コン相手(ゆりの友人)を"食って"しまうという怖いことも同時発生。力は「足りない」と言って、そのまま去ってしまう。
からくも生き延びた(?)合コン相手の1人:久美が音也と同じ幼稚園の出身だったことから、音也はゆりをほったらかすような形で久美と急接近。が、後で明らかになるのが、この久美が相当に性悪ということですね。病気だか怪我だかの兄の治療費云々で音也から金をせびりますが、目的は高額衣料品の購入。そうとは知らない音也、建設工事のバイトに励んで金を貯める。
(久美の手口は現代編当時はもとより、今もときおりあるものですね。しかし、過去編の86年だと、そろそろバブル期での「贅沢目的で貢がせて当たり前」に入る時期じゃなかったかしらん。)
音也が離れた状態のゆりは次狼のアプローチが激しくなるも、やはり音也が気にかかる。ついにブティックで久美が「この服を取っておいて」と事実上の予約をしているのを目撃。近々、服の値段に相当する臨時収入があるってことは、つまり音也が渡すはずの金ということですな。これを知らされた音也、「それならそれでいいじゃないか」で済ませてしまう。
が、そのブティックの客が次々と行方不明になっていると「青空の会」が突き止める。ブティック店長が服を買った客を襲ってたわけですね。もっとも、その被害者のうち1人は力/ドッガが横取りしてたりするわけですが。合コンで力と隣り合わせた音也はそのことに気が付いている様子はありませんな。
しかし、久美がもしブティックでお目当ての服を買えば危うい。音也、どう金を工面したか分かりませんが、久美が狙っていた服を買って身に着け、ブティック店長:山下/カメレオンファンガイアをおびき出す。このときの音也はイクサはもとより、青空の会製の武器すら所持してない。無謀な行動ですが、心配して追って来たゆりにより何とかカメレオンは撃退。同行の次狼は「助ける気になれなかった」と言ってましたが、いざという場合はどうしたんだろうか。
それにしても、音也の金回りがちょっと分からない。久美にはきついバイトで稼いだ金を渡したはずです。が、あっさりとその服を入手している。ブティック店長は売ったと言明してますんで、金のない音也がくすねたとかではない。ちゃんと支払って買ったはず。
服を身に着けた音也を見た店長は「男!?」と驚いてましたんで、誰かに代わって買ってもらったんでしょう。となると、代わりに買った女性は音也がたらしこんで頼んだか。それは久美に対する音也の態度から考えるとありそうもない。やっぱり、前にもやってたようにバイオリン演奏して誰かから金巻き上げたのかなあ。
そうだとすると、音也はしんどいバイトなんかせずに、最初からそうすればよかったはず(久美の兄の治療費だろうが、衣装代だろうが)。しかし、そうせずにきついバイトを選んだということは、好意を抱いた女性へは後ろ暗いことがないものを贈りたいということかも。そう考えると、渡の母(実は真夜)が語る音也像も分かる気はするんですが、自分で言っていてなんですが、強引な理屈だなあ(^^;。
それはともかく、ゆりには外せない指輪を音也はあっさり外しまして、ウルフェン族の呪いが仮にあったとしても音也には通用しないと思っておいて良さそう。つまり、そう簡単に次狼の思い通りにはならないということですね。そうであるだけに、次狼は焦って来そうでありまして、次から不穏な流れになりそうです。
現代編は深央登場ですね。健吾が名護に弟子入りしたがったことから話の流れがおかしくなって焼き肉屋での合コンへ。そこでバイトしていたのが深央。人見知りが激しいといより対人恐怖症かというほどで、しかも重度のドジっ子。
改めて調べますと、この時点ではまだ深央にファンガイアの自覚はない。自らをドジで人づきあいが苦手な人間だと思ってる。そこはしかし、以前の渡と同じでありますので、すぐに意気投合することにもなる。
が、深央に速攻でアプローチかけたのは健吾ですか。デートと相成るも、健吾は相手の様子にかまわずの強引で深央を振り回して失敗。そこで恵お姉さんが渡に「行け」と指名、健吾も事情を察して認める。いったん健吾へと遠回りになったことで、かえって自然に深央&渡の流れになってる気がします。
が、22年越しでブティック店長:山下/カメレオンが絡んで来るわけですな。店としては過去編と様変わりで、ずいぶんと大衆化してる感じですが、手口「服を買った客を襲う」は同じらしい。深央は店長のお勧めを断り、自分が気に入った服を買う。露店で指輪もですが、これは渡のお勧めで。
ただし、どちらも深央の意思というわけですね。渡と接したことで深央は自ら欲したことができるようになったらしい。焼き肉店のバイトも続けてまして、前のようなおどおどした態度はない。変われたわけですが、しかしドジっ子は直ってない。またも失敗し、叱責されて店を飛び出す。
そんな事情に構わず、カメレオンファンガイアは深央を襲って来る。が、深央に何かを感じ取ってひるんでますな。予習すれば「深央は(自覚なき)クイーン」ですから当然ですが、現時点では謎の暗示程度。これで「牙を放ったのに刺さらなかった」まで行ってれば、前話の過去編でのファンガイアの花嫁を連想できるんでしょうけど、まだそこまで明かさない趣向らしい。
ともかくもカメレオンはキバが力/ドッガの助力で倒す。次狼と同じく、力も過去と現代で何が違うのか、何があったのかと思ってしまいます。前は人を襲い、今は助けてるのはなぜか、ですね。
カメレオンは何とかなりましたが、せっかく変われた深央はすっかり凹んでしまってる。実際には、メンタル面の気持ちの持ち方は変えられたが、スキル面であるドジっ子(動作の不器用さ)まではまだだっただけのこと。しかし、深央は「見た目を変えても中身は同じ」と勘違いの思い込みをしてしまったらしい。
しかし、渡が選んでくれた指輪だけは再び身に着けたのは、かろうじて救いが残ってるということでしょうか。そうではあっても、深央がファンガイア、それもクイーンの自覚を持つと一変してたはず。いわば「見た目を変えたら中身も」でありまして、今話はその伏線と考えてもいいのかも。