創作と鑑賞の談話室

707705
●本掲示板ご利用、ご参加について(文責:管理人 K.K)

【お知らせ】投稿の公開は管理人承認後となります。

投稿は年齢性別その他一切を問わず、皆平等の精神で、18禁で公序良俗を守りましょう。
普段は親しく話し、時には激論も楽しみましょう。
でも、管理人からの指示は守ってくださいね。

5月のスレッド(2026) - K.K

2026/05/01 (Fri) 00:01:23

 5月の雑談スレッドです。

Re: 5月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/05/02 (Sat) 18:03:56

 ギリギリですが、何とか前回の定例感想です。

★ギャバン

 先にこちらから。

 ライヤ加入編で、おそらくレギュラーが増えた形ですね。
 次元超越者が仲間に加わったことで、主役のインフィニティのお供忍者が増えた形。
 これで、次回のブシドー編(4巡め)は、3人のギャバンが揃うことになります。戦隊と違って、ここまで最大がギャバンコンビだったので、次からトリオチームになるのは、話が1段階、先に進んだ感があります。

 さらに、忍者には技術者の妹が付いて来るという。
 ええと、α世界の大佐とアギ、イオタ世界のキキ、そしてゼータ世界の初音、と科学技術担当が増えて来て、今後の技術交流が面白いことになりそう。
 今回、ラストで初音が次元超越者の血液を特大注射器で採血するというエンディングコメディがありましたが、ギャグシーンのように見せて、重要な伏線かもしれません。

 忍術とレイジの血液の作用を解明することで、次元超越能力を付与する装置、もしくは薬品が完成して、ギャバンチームが成立する見込みが出て来ましたな。
 それはともかく、アンドロイドの刹那だったら、普通に他の次元にも出張できるのではないか、と思っております。アギちゃんが可能なら、刹那だって。

 もちろん、刹那がそうする必然はまだないのですが。
 広域で調査活動をしているインフィニティと違って、ブシドーは自分ところの世界を担当するだけで十分だし、まだキキコトコンビの方が好奇心で他の世界に行きたがると思います。
 刹那が例えば、α世界に行くとしたら、天羽さんがそう命じるか、レイジに頼まれて、日頃の恩返しのため、とかだとありそうだけど、自分から「レイジ殿の世界を見てみたいでござる」と主張することはないだろう、と。

 あとは、駆無と刹那、忍者とサムライの相性がどんな感じかは、明日の放送を期待するとして、互いに張り合う似た者同士とか、どっちもレイジへの恩を返そうと競争する関係になるかな。

 一方、キキと初音が技術者女史会話をする機会も楽しみですが、それが実現すると、またコトがピリピリしそうで。
 ルミナスの世界だと、駆無と怪盗フェイドがライバル関係になったりもしそうだし、
 キャラクターが増えると、既存の仲間との人間関係がどう描かれるかが、戦隊の追加メンバーあるあるですね。

 基本的には、レッドが中心にいて、それを支える、あるいは張り合うナンバー2(大体はブルー。たまにブラックだったり、グリーンだったり)がいるわけですが、
 そこに後から6人めの追加メンバーが入って来ると、6人めはレッドと対等のライバルだったり、先輩格、あるいは新人後輩格だったり、作品によりけりですが、大体は元のナンバー2のポジションが脅かされがち。
 すると、レッドの隣に、元ナンバー2と、新メンバーの6人めが挟み込むように立つわけですが、ドラマの中心には6人めが大きく位置づけられて、サブリーダーの影が薄くなる。

 まあ、レッドと6人めがドラマの渦中で、動きが取れないでいるときに、残されたメンバーの中でリーダーシップを取るのがナンバー2の役割ですが、
 一方、仮面ライダーだと、2号ライダーは主役のライバルで、戦隊よりも敵対関係の時期が長くなる。最悪、終盤ギリギリで、まだ主役と戦ったりするわけで、
 ギャバンの場合は、そのポジションがデス・ギャバンになる可能性が。

 さておき、忍者はあっさりレイジのお供になってくれて、これからの活躍が期待できそうなので、まずは明日の放送で役回りを見届けようか、と。

(次は、ゼッツに続く)

Re: 5月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/05/02 (Sat) 18:36:04

 ゼッツの前に、キバについて。

★タイガ(サガ)と仕事人

 サガの必殺技が仕事人っぽいというのは同意ですが、もしかすると秀ではなく、勇次(三味線屋)とおっしゃりたいのでは?
 秀はかんざしキャラですが、サガのアクションにあるのはムチ状の武器(サガーク)による宙吊り技だったので。

 ところで、このサガを演じる山本匠馬氏ですが、3人めの魔戒騎士、白夜騎士ダンだったりもしますね。
 ダンが最初に出たスペシャル版の『白夜の魔獣』は、2006年放送なので、魔界騎士ダン→劇場版キバにおけるゲストライダー・レイ→TV版キバにおけるライバルライダーのサガという道程を辿った、と。

 ……ところで、今、先ほど、こちらで震度3の地震があって、書き込み中断させてもらいます。
 落ち着いたら、続きのゼッツを書くつもりですが、K.Kさんところも揺れたんじゃないかなあ、と懸念したり。

 大禍ないことを願いつつ。ではまた。

Re: 5月のスレッド(2026) - K.K

2026/05/02 (Sat) 19:24:49

 ちょっと地震についてだけ。こちらも震度3で短時間揺れましたが、特に影響なしで無事です。ガスの地震検知も作動しないレベルでした。
 住んでるアパートが前に耐震基準満たすよう建て替えてるんで、まあたいてい大丈夫です。周囲も崩れるような崖とかないですし。

 地震から話題離れまして、GWということもあってYoutubeでいろいろ放映ありますね。東映公式ではアギト25周年で第1・2話だけかと思ったら、第3・4話もやってくれまして、最終話まで放映と思ってよさそう。ちょうどクウガが次で最終回なのもタイミングいい。

 どちらも今視聴すると、初めてのときとは違った印象を受けてまして、なかなか面白い。前は「クウガはライダーリブートしたけど特異な感じ、アギトから平成ライダーらしさがある」と思ったんですが、今は「クウガってきちんと平成ライダーの祖になってる」ように思えます。


 角川シネマコレクションではガメラいろいろで、ギロン(昭栄終了)、小さき勇者たち・ガメラ(放映中)、それにバルゴン(5/12~)。ガッパも5/5から。いずれも観ておこうかなと思ってます。特に小さき勇者はギャオスについて設定的な描写があるそうで、期待してます。

 牙狼公式Youtubeではアニメ版:炎の封印の劇場版DIVINE FLAMEですね。TV本編も順次放映するみたいです。少なくとも劇場版は観ておくつもりで、それ次第ではTV本編の再視聴するかも。

 他にも何かやってたりするかなあ。

直後追記:アッと思ったのに書き忘れてるしorz。

 仕事人についてのご指摘、その通りでした。
 かんざしじゃなくて三味線じゃないか>自分
 なんで間違えたんだろ、別に疲れてたりしないのに。

Re: 5月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/05/03 (Sun) 01:28:05

 書き込み途中の突如の地震に少し動転してましたが、そちらはご無事で何より。
 この機に簡単な近況を申し上げておきますと、年度替わりでバタバタしながら、天候および気温の不順と花粉症をしのぎつつ、慌ただしい時期だったなあ、と。
 まあ、ネットライフは大きく変わるわけでもないのですが、ゼッツを見るのが正直しんどいなあ、と思ってます。

 ニチアサの特撮なんて、番組見ていて童心に返ったり、熱いアクションに燃えたり、普通に勧善懲悪でいいのに、どうして、この番組は見ていてスッキリしないんだろう、と思ってます。

 いや、平成から続くライダーはこういうものだろう、という慣れもあるし、過酷なドラマを乗り越えた先にある格好良さとか、面白さもあるのは分かる。
 で、ちょっとニチアサのライダーに期待するものと、ゼッツへの希望を少し整理してみましょう。

1.謎解きの面白さ
 これはクウガの未確認生命体のゲームの仕掛けとか、2話1の前編で事件が起こり、犯人の動機とかを探るうちに、後編で謎が解けて、怪人との対決で撃退するというフォーマットができてある。
 怪人の能力がこうだから弱点がこうで、と考えるのも謎解きだし、怪人を倒すための能力を新たに習得するためのフォームチェンジも一種の謎解きですな。

 ゼッツも、序盤はナイトメアの夢主は誰かとか、夢主の深層心理がどうとか言ってるフォーマットは、普通に楽しんでました。舞台が夢の中なので、怪事課の2人が莫の戦いをフォローできなかったり、ドラマ的な風通しがあまり良くないな、と思うことはあれど、新たなフォームの性能とか、プラズマサンダーの出る辺りまではワクワク楽しんでおりましたが、年明けになると、どうも雲行きが怪しくなって来たな、と。

2.登場人物の絡み、友情とか絆とか情愛とか

 クウガだと、五代と一条さんの絡みも重要ですが、序盤は未確認の1体として孤独に戦っていたクウガが警察の中の理解者の輪が次第に広がり、共に事件解決する同志として協力する展開がいいな、と。
 続くアギトでは、誤解によるライダー同士の戦いがあったり、警察視点の謎解きと、G3のピンチに登場する謎のヒーロー・アギトの格好良さとかワイルドなギルスのラフファイトとか、それぞれのライダーのドラマと、誤解や間の悪い対決の流れを経て、次第に互いの正体が分かったりする過程を経て、中盤から終盤に共闘するドラマのうねりが、適度な緊迫感と、対決からの和解が感動したりもして、ギスギス感もそこに至るまでのスパイスと思えば、楽しむことができた。
 続く龍騎では、ライダーバトルを発展させて、和解が不可能な悪徳ライダーが登場したり、多人数ライダーゆえの推しを愛でる楽しみとか、すっきりとは行かない作風ながら、戦いそのものはゲーム感覚に満ちた派手な非現実世界の格好いい映像で、格好いい挿入歌とファイナルベントなどの音声混じりのスタイリッシュさで、バトルロワイヤル的な楽しさを提示。従来の勧善懲悪から脱皮した、ピカレスクも含めたヒーローロマンを描いたわけで。

 その後も、語ろうと思えば、作品ごとの魅力的なキャラや、人間関係があって、ダークライダーの魅力と、それに対峙する主人公側の友情とか、不器用ながらも葛藤しながら漢気を見せるとか、主人公をフォローする仲間との絆とか、肉親やヒロインとの情愛とか、いろいろですな。
 まあ、キバですと、井上敏樹脚本がエキセントリックなキャラ像で、ジェットコースター的なドラマ展開を見せつつも、何だか憎めない演出だったり、音也とか名護さんとか、主人公以外の魅力も強い。

 ええと、平成ライダーって、クウガと電王、W、フォーゼ以外は、自分は主人公よりも、2号ライダーその他が推しだったもので、主人公が好きになれなくても、他に感情移入できれば、楽しむことはできました。
 前作のガヴだと、ショーマよりも絆斗やラキア、そして何よりも幸果さんが推しだったし。

 だけど、今作は、莫が周りのキャラとの人間関係を上手く構築、進展させずに前半は流れて、結果的にそれらは莫の夢(内面世界)だから、エージェントとして非常にドライで、人間関係のドラマはレギュラー陣ではなく、夢主のゲストとの交流に費やされて来た、と。
 現実世界では、社会性が不十分なコミュ障キャラである莫が、夢の世界では自信満々なエージェント・セブンとして、失敗もするけど、熱意をもってミッション解決に当たる。
 まあ、こういう二面性のドラマは、それはそれで面白くもありますな。要は、必殺仕事人の表の顔と裏の顔ですから。

 しかし、ゼッツは3月までの前半は、ほとんどが夢という大胆などんでん返しを行ない、人間関係の再構築をこの2ヶ月の間に始めたりします。
 とりあえず、夢では和解できなかったノクスとの関係性を、莫がCODEとの関係を断ち切ることで、共闘できる状態に持ち込んだのが現状ですな。ただ、今だに本格的な共闘劇は描かれていないのが実情。
 ドォーン相手に共闘しているように見えるシーンもあるにはあるのですが、時間も短いですし、まだ連携には至ってない。
 ここまでのゼッツは、平成令和の他作品と比べても、極端なぐらい仲間との共闘や連携が描かれていないライダーだと思います。ここまで相棒的存在がいなかったライダーも異常ですな。

 友情劇も愛情劇も、ほとんどないので莫というキャラがエージェントごっこをしているだけの機械に見えたり、良い奴なんだけど覚悟が定まっていない現実世界の莫だったり、はなはだ主体性に欠ける立ち位置だった。
 4月に入って、美浪との関係でようやく家族愛が描かれるようになり、最近のゼロとのドラマでは「実の父親との関係性」で感情的な演技が印象的でしたが、ここで自分が感じた違和感が一つ。
 莫にとっての父親って、育ての親だった万津家の父だったはず。美浪の父である彼に対して、どういう想いを莫が抱いているかを触れずに、ゼロが「真の父親だ」と分かって、あれこれ訴えて感情をまき散らしているのは、とって付けた感なんですな。

 ゼロとの父子関係がドラマの根幹であるにせよ、莫のとっての父親観、家族観の土台に来るのは、万津家での体験だったはず。
 莫が、コードのエージェントである万津夫妻に対して、どういう感情を持っているかを描かずして、ゼロとのドラマを描こうとしても、莫の家族に関する積み上げが十分に示されていない以上、唐突感が拭えないな、と。

 まあ、莫の秘密は今だに全部が明かされていないと思うので、ねむと対になる重要な出生の秘密が次回、明かされて、新フォームのエクスドリームに覚醒するのだと思いますが、
 一方で、ねむちゃんの方も、ジークのせいでナイトメアの力を暴走させられるようですな。

 莫の以前の予知夢で、魔王が復活して、夢から飛び出して現実世界を侵蝕したのが、カタストロムの破壊パワーで撃退された展開がありましたが、
 それと同じような(またはもっと大規模な)現実侵蝕展開が次回で語られて、この2ヶ月の間の過去の修復話から、ようやく未来につながる話を始めるのかなあ、と。

3.燃えるアクション

 平成ライダー、いや昭和も含めて、仮面ライダーを楽しめるのは、アクションドラマの痛快さですな。
 今回、久々のバイク戦と初期フォームのフィジカムで対応していましたが、序盤フォームは複数カプセムを使い分ける能力の多彩さが魅力的ですな。

 プラズマサンダーは、アメコミヒーローのフラッシュ同様、超スピードと電撃、光のエフェクトが格好いい。

 一方、カタストロムはパワータイプで、現状でのスペック最強ですが、力の加減が効かないのと、破壊以外の特殊能力がないので、遠距離戦では使えないとか、エネルギー消費が激しいとかかな。

 カタストロムのコンパチであるオルデルムは、悪夢によって壊れたり、変貌させられたものを、修復する力っぽいですが登場回がまだ少ないので、能力の全貌は未知数ってところ。

 果たしてエクスドリームはどのような力を持って、どんな格好いい演出が見られるかを楽しみにしつつ。

Re: 5月のスレッド(2026) - K.K

2026/05/04 (Mon) 22:55:02

 定期感想その1です。

●仮面ライダーゼッツ(第33話:現る)

 今後に活躍する味方側ライダーが誰かを占う(?)オロナミンCのCMは莫でして、主人公ライダーが一人で頑張る流れになるのかな。自分的には少なくともノクスがいて欲しかったなあと思ってしまいました。

 それはさておき、ライダーへの期待とゼッツへの希望という視点でのご考察、大変参考になりました。翻って自分はゼッツに不満を言いがちなんですが、どうも整理できてない。そのため表面的な枝葉末節に拘りがち。それがどこから来ているのか、考えてみたほうがよさそうだなと。そこが分かれば、面白く観る方法が分かるかもしれませんし。

 表層的であるのを承知で今週分ですが、どうも雑然とした印象がぬぐえません。演出的にパッと分かる部分では、例えば富士見の「ナイトメア背負い投げ」です。技名をナレーションで叫んで、映像でも大書してあります。しかし富士見がそんなに強いわけない(というか、一般人で対処できないはず)。

 自分はてっきり「あ、これって悪夢内の出来事なんだ」と思い込みそうになりました。一応、直後にナイトメアがノーダメージだった感じで反撃して来るわけですが、それでも悪夢ではないと思い直すには不充分です。ずっと後まで観て、これは現実パートだったと納得しました。こういうの、リアルタイムでのドラマ理解に差しさわり、緊迫感とかそがれてしまいます。

 設定面では「そんなことできることになってたの?」と思うものが2つ。1つはザ・レディの(ねむの)悪夢への覚醒した生身のままでの突入です。ザ・レディは夢(とそれに連なってのCODEやジーク)を避けるため不眠を貫いてたわけですが、そのためねむを心配しても悪夢にタッチすることができないというジレンマがありました。が、やろうと思えばできたんかい、と。

 ここまでのザ・レディの(前半の予知夢を含めた)行動・言動を理解し直さなければならない感じです。ありていに申せば、前半が予知夢内の出来事だったと判明したガッカリに次ぐくらいのガッカリ感。しかも、突如としてノクスが「ファントムの力」と言い出すし。ネットで調べ直してみますと、ファントム・ナイトメアのことで、ザ・レディがねむを生み出した原因のナイトメアとのこと。うーん、そういうのが出てくる伏線とか予兆とかあったっけ?(ザ・レディ内の力について暗示的な台詞はありましたけど)

 もう1つはジークが悪夢内のナイトメアを現実に顕現させられる能力です。前半で示されたのは、ナイトメアが夢主の願いを悪夢で叶えれば、ナイトメアは夢主を取り込んで現実に出てくる。その攻防が謎解きと相まってたわけですね。さらに後半では悪夢は願い=夢が叶わぬという不安と示されて、より争奪の条件が面白くなった。が、ちゃぶ台返しで「ジークならできます」になっちゃって、勝利条件でハラハラしても仕方ない感じに。

 富士見らを庇って致命傷を受けた莫の死と再生についても同じく。致命傷で気を失った莫の夢内では長時間になるわけですが、走馬灯タイムみたいなものと思えばいいんでしょう。問題は夢内での描写です。突如としてエンジニアみたくなって、壊れたドライバーを修復しようとする莫。そこへ富士見、南雲、美浪、ねむ、さらにゼロまで現れて不安を煽る。

 そこはいい感じです。が、結局は「諦めず頑張ったら何とかなりました」なわけで。いったん失敗するとか、絶望に至ってしまうとか、抑揚みたいなもんがない。つまりドラマがない。そして、ドライバーを修理出来てみれば、おそらくは強化された新フォーム登場となり、莫の死といったことは忘れていい感じです。

 自分はゼッツ開始当初、悪夢内で莫が倒れ、現実の莫も死んだかと思ったら、たすき掛けのドライバーつけて復活したシーンに意味があると勘違いしました。ドライバーのコアが左胸にあり、心臓=生の象徴みたいに見えたんです。だもんで、「のっけから死と再生ということか」と間違って感動してしまいました。しかし、その後、莫がドライバー外しても平気なもんだから、勘違いしちゃったなと。

 それでも、前半/予知夢冒頭で死と再生があったことは間違いないと自分は感じます。そして前半/予知夢ラストでまた莫は死亡し、後半/現実冒頭で復活して仕切り直し。そして今話でまたも死亡でして、今度の再生はどんな意味があるんだろうと期待してしまいます。自分の好みで申せば、莫が己が絶望の底に至り、反転して上がって来る流れとかですね。

 その悪夢の途中では莫と親しい人物が次々と「諦めろ」旨言って来る。その時点で確定ではありませんが、「ドライバーを修復できねば死だ」という感じはあります。つまり「できるかどうか分からないことを諦めて楽になる=死」を周囲が勧めてくるわけですね。前の二度の死亡は莫の意思とは関係なく復活でしたが、今度は主人公:莫の意思決定にかかってくる。

 そう思ったら、髭ぼうぼうになるまで頑張ったら何とかなりました、だけでして。これはちょっとがっかりです。なんで誘惑に負けなかったのか、絶望から這い上がれた理由は何か、とか自分が期待するものは描かれずです。

 とはいえ、莫をそうさせたねむについては、現時点で未完ですがドラマとして成立してる気がします。アイドルとしてファンを喜ばせたいねむと、その気持ちをくじきに来たジークですね。ジークの信念は「夢の裏には真逆の本音あり」といったところで、ファンを喜ばせたいと思ったら、それは不幸にしたいという真の気持ちあり。

 このジークの考えの元ネタは、もしかするとフロイトらが言う「自己破壊(行動)」なのかなと思います。逃避の一種だそうで、ゼッツの悪夢の場合は「先行き不確定な成功よりも、理由ある確実な失敗のほうが気が楽」といった感じでしょうか。テストなんかですと、「頑張って勉強しても高得点かどうか分からない。それなら赤点取ってサボったからと言い訳」といったところ。

 しかし、ねむは受け入れず、莫に助けを求め、その連絡手段を絶たれても諦めず。これがザ・レディにも伝わったんでしょうか、悪夢の世界に踏み出しての「ファントムの力」となる。莫も上では不満を申したものの、ねむの折れない意思が伝わったから莫も頑張れたと思ってもいいのかもしれない。

 それによりゼッツエクスドリームお披露目となって、次回「潜る」ではジークのドォーンとの対決のようです。ジークのナイトメアや深層心理も描かれるらしいですが、知りたいと思う反面、悪役は謎めいていてこそという気持ちもあります。

●超宇宙刑事ギャバン インフィニティ(第12話:武士と忍者)

 今話は駆無が刹那の地球を訪れ、意気投合して仲間となり、次話はキキらの地球へ行くようですな。たぶん、キキらも仲間認定となるんでしょう。今後も、もし新たな次元超越者が出てきたら、主要ギャバンの地球を一巡するんだろうか。既にいるデス・ギャバンの活動が本格化したら、戦いの場としてアルファ・ラムダ・イオタを巡るのかな。アリのギャバンの地球も、ときどきは舞台にして欲しい気がします。

 それはともかく、今話は駆無が刹那の地球に行く話ですが、刹那は涙を流してみようと躍起になってる。そのやり方が玉ねぎを刻んでみるとかでして、そのことから刹那が生物学的な人造人間だと考えてよさそうですね。悲しみと涙が連動しているなら、まず涙という形から入ってみるわけか。

 前に刹那タイプの(戦闘用)人造人間の他に、戦闘用アンドロイドがいたと台詞で設定説明がありました。そのときは違いが明確でなかったんですが、人造人間は生物的で、アンドロイドは機械という違いだと思っておけばよさそう。

 それはともかく、天羽本部長の強炭酸ドリンクでも涙が出なかった刹那、「泣ける」と評判の演劇ワークショップに出向く。そこで駆無と鉢合わせなんですが、駆無がすっかり砕けてまして、相変わらず澄ましているんだけどコメディキャラになっちゃってますな。一族を滅ぼされ、妹:初音は人質にという悲劇性も、原因である銀河結社バイ・アクベがなくなってしまえば、こうも軽くなるものなのか(^^;。

 駆無は「良き壁があれば、通り抜けるのが礼儀」とか、普通はちょっと引くようなこと言ってますが、刹那は全く驚かず動じず。これも感情(あるいは情緒)がまだまだ未発達ゆえなのかしらん。

 ともかくも泣けるワークショップですが、参加した刹那も、外から調べた怜慈&駆無も怪しいと睨む。実際、座長のゴーランはエモルギアで参加者の悲しみの感情揺さぶってみて、よく泣く人間を捕え、涙を「搾り取って」たわけですな。

 なんでそんなことをしたかといえば、ゴーランの妻アイルのためでしたか。彼らは宇宙人(ムルム人)で、出稼ぎに来た地球の水が合わず、妻アイルは重病になってしまった。夫ゴーランは妻が飲める水を探し、人間の涙なら適すると分かり、以降は涙集めの拉致を行っていたわけか。

 ゴーランの居場所を突き止め、やって来た怜慈らにゴーランは事情が事情なので見逃して欲しいと頼む。が、そんなこと許せるわけがない。ゴーランは「妻に死・ねというのか!」と怒り狂い、その怒りにエモルギアと集めた涙が反応してエモンズとなり、ゴーラン&エモンズ vs 3人のギャバンとの戦いに。

 今回は出稼ぎの宇宙人ということで巨大メカとかもなく、割とあっさり倒して捕縛ですね。夫ゴーランは連行され、妻アイルは病院へ搬送となった模様。しかし、怜慈はアギに「ムルム人が飲める水を」と頼んであり、怜慈が既に下調べしてあったことが幸いして、妻アイルが飲める水も確保で、まあめでたしめでたしですな。

 この一連で、主犯ゴーランが無茶苦茶だというネット評があるようです。中には脚本の無理と酷評する向きもあるみたい。最初から水を探せばいいのに、とかですね。そこは自分も理解はします。が、涙に固執しちゃうのもありがちかなとも思います。

 成功体験に固執しちゃうってやつですな。ゴーランは出稼ぎに来たわけで、地球の事情には昏い。手あたり次第探すしかなく、しかし少なくとも涙が飲めることが分かり、それでしばらくは妻アイルの症状は緩和した。

 それで余裕ができたんだから、集めるのが難しい涙の代わりを探せばいいんですが、「涙でいける」という苦労付きかつ感動付きの成功体験しか見えなくなったんでしょう。

 フィクションではアニメ「ダンダダン」で似たような運びを見ました。地球に出稼ぎに来た宇宙人なんですが、息子の病のため。その病は「体中から血が抜けて行く」というもの。血の補充には(故郷の星では)莫大な費用がかかるため、宇宙人は危ない仕事も引き受けており、ついに主人公らと戦うことに。

 しかし、その宇宙人の血が牛乳と全く同じ成分と判明して全て解決。地球まで来てるんですから、牛乳なんて当たり前に見てたんでしょうけど、自分達の血と同じと気が付かず、生死を賭けた戦いなんてやらかしちゃってた。解決してみたらアホみたいに簡単なんですけど、気が付かないというのも(いろいろ間抜けな)自分は分かる。

 現実でも、例えば「鉄鍋をガンガン言わせながら煮ると、いい染料ができる」なんて話があったりしまして。最初は偶然、乱暴にかき混ぜながら作ったらいい染料ができた。そこで「乱暴にやりゃいいんだ」と汗だくになって鉄鍋をガンガン言わせてた。そこへ別の人が通りがかり、「いや、鉄が混ざってんだろ」と指摘して、ようやく鉄を染料に加えるという工程ができた。

 そんな話はいろいろありますんで、ムルム人のゴーランの行いも(あるいは脚本も)、あながち「バカだなあ」と退ける気になりません。

 それはともかく、事件が解決すると、さっそく駆無は刹那を仲間認定。次回「第13話:ギャバン誘拐事件」は駆無がキキらの地球へ。キキが誘拐されて、駆無がコトに協力するらしい。逆パターン「コトが誘拐されて、キキの捜査に駆無が協力」ならイメージしやすいんですが、ギャバンが誘拐される話だとちょっと予想ができません。それだけに面白そう。

Re: 5月のスレッド(2026) - K.K

2026/05/05 (Tue) 22:55:06

 定期感想その2です。

●仮面ライダーキバ(第35話:ニューアレンジ・飛翔のバラ、第36話:革命・ソードレジェンド)

 先週分での太牙の印象は「面倒臭い奴」だったんですが、そうであるから今週分が面白いですな。なにせ、一瞬でガラッと印象が変わりまして。渡がついに「僕が好きなのは深央さん」と打ち明け、聞いた太牙は黙して微笑を浮かべ、渡と握手する。これで印象一変です。先週分はこの瞬間を作るための溜めだったようです。

 その時点の太牙の状況の理解は「渡が失恋した」というものですね。「渡が好きなのは深央」と分かれば、「渡を振ったのは深央」となり、渡を気遣う太牙がさんざ貶したのは深央だったというオチとなります。それら諸々を含めて「そうだったのか」と太牙は示して、自他を許した感じですね。えらいカッコいい。

 先週こちらで「山本匠馬氏ですが、3人めの魔戒騎士、白夜騎士ダン」とのご指摘を受けた時点では「ああ、牙狼とライダー両方だったか」という程度だったんです。が、今週分を踏まえると、ダンと太牙は「面倒臭さを貫いての振り切りで好印象に転じた」共通点があるなと感じます。

 ともかく本編で、まず過去編なんですが尺的には短くなってますね。キング登場など重要イベントはあるんですが、後生に託すべきものが煮詰まって来てるからなんでしょうか。最重要は渡で、真夜と音也が接近しつつあることが示されてます。その接近の最重要要因であり、渡に託されることになるバイオリンが今週分のメインドラマですね。

 音也は悲しむゆりを一瞥もせず、真夜が導くバイオリン作りに勤しむ。ゆりの様子を見かねたらしい次狼が音也に接触するも、音也は気にする風がない。このときの音也は次狼も指摘してますが、目の下に隈があるなど魅入られてる感じですね。

 バイオリンは形は完成するも、真夜はまだ足りないものがあると言う。祈り、ですか。現代編ではファンガイア出現で音を鳴らすとか神秘的な機能ありますんで、そのための魂入れるのが祈りということなんでしょうか。ともかくも祈りもバイオリンに込めまして、ついに「ブラディローズ」完成。

 音也は魅入られてばかりではなかったようで、ブラディローズが成りますと、目の下の隈も取れ、ゆりがいるからと真夜に別れを告げようとする。真夜は最後にコンサートの約束だったと促し、音也はその場でブラディローズで演奏してみせる。が、こっそり様子を見ていたゆりにはそこが伝わらなかった感じですね。あるいは、この2人は別れないと察したのかな。
(この一連から、事前知識なしですと「恵の父親は次狼?」なんて考えてしまいそうですが、そうではないわけですか。ゆりの死因も明らかにされないはずだし。)

 そしてブラディローズが伝わった現代編では、壊れちゃってるわけですな。渡の異変に感応したのか、表板に大きなひびが入ってしまっている。これも渡でも形だけは直せたわけですが、音が戻らない。悩む渡のもとに、次狼が音也の旧い友人だとして現れ、足りないのは祈りだとアドバイス。この辺り、過去編で音也と次狼の間に何があったのか、気になるところです。

 しかし、渡には祈りとは何かが分からない。その突破口は意外な方向から来まして、神田博士が強化手術を重ねていたホースフライファンガイア/楓の****がきっかけですね。****といっても、ホースフライ/楓は捕われたことからして予定通りであったらしい。自らを強化させ、強化能力自体も獲得すると、神田博士を葬っちゃうわけですな。体内に仕込まれた制御・自爆装置はホースフライにとってはオモチャ程度であった模様。

 ホースフライ/楓のターゲットは深央でして、クイーンの能力取り込めば最強となると踏んでるんでしょう。が、ホースフライは能力奪取に未だ神田博士の設備を必要としているようでして、深央を研究所へ拉致する。が、拉致現場を目撃していた渡と太牙が後を追う。このとき、上述しました渡の告白と太牙との和解が発生しまして、テンション上がります。

 深央のもとに先に辿り着いたのは渡ですが、まだキバの正体を見せるわけにはいかない。深央を人間だと思ってますもんね。とりあえず深央を外へ逃がしておいて、渡はキバに変身して戦う。そこへ追い付いてきた太牙、キバの正体が渡とは気づかず、使役モンスターのククルカンを差し向ける。

 それでキバに隙ができてホースフライは逃げ出すわけですが、キング/太牙が一族の裏切者を見逃すはずもなし。あっさりサガに処刑されてしまいまして、神田博士のプランもどうやら上級ファンガイアには通用しないものだったようです(クイーン取り込めてたら分かりませんが)。

 この一連、初見では単にハラハラしてましたが、よく考えるとなかなか凄いニアミスの連続ですね。神田博士の実験を知らない渡は深央が捕らわれた理由がファンガイアとは気づかない、太牙は渡の変身を見逃してるし、渡も太牙がキバを見ていたことも、襲ってきたのが太牙の放った刺客ともギリギリで気づかない。

 そしてククルカンに釘付けの渡にブラディローズが届き、渡が改めて弾いてみると、過去編での音也の祈り「人の心にある音楽を守りたい」が届く。実は観ていて何を悟ったかよく分かりませんでしたが(^^;、これで開眼した渡、バイオリンを完成させ、キバとしてはエンペラー・飛翔態フォームを獲得し、ククルカンを撃破。

 このキバ/渡の変化は重要な覚醒であったようでして、キャッスルドラゴン内では壁の絵の裏に隠されていた剣:ザンバットソードが出現。クイーンの座を追われて隠棲同然の真夜も察知してますが、「会いたい、渡」なんですか。クイーンを辞めたいと頼って来た深央に対しては(同じ境遇でありながら)突き放した真夜も、我が子の渡への情は深いらしい。でも、太牙に対してはどうかなあ。父親(音也、過去のキング)への気持ちの差かなあ。

 後半の現代編となりまして、前半ラストの覚醒は普段の渡についても変容をもたらしたようですね。バイオリンの音に苦情を言いに来たご近所さんに、静香の手を借りることなく、臆せず応対してたりします。

 一方、気持ち的に落ちて行くのが太牙ですな。煮え切らない態度の深央に太牙は婚礼に逡巡を見せるようになる。ビショップはその様子に焦りイラ立つものがあるようです。ビショップに促された太牙、深央に会ってウェディングドレスの案を示してみますが、ついに深央から「他に好きな人がいるんです」と打ち明けられ、一応は潔く断念してみせる。が、内心はぐらぐら沸き立ってしまうと。

 実は深央の想い人は渡であるわけですが、太牙は未だ知らない。渡自身、いったんは深央の好意を感じ取ったものの、親友たる太牙への遠慮から深央を拒んでしまい、気持ちも伝わらなくなってる。つまり、渡も深央から好意が寄せられてると思わなくなってる。

 渡としては一触即発の危機と言えそうですが、さらにビショップがキバの正体を追跡して来る。キバは前クイーン:真夜の隠し子ではないか、というものですね。ビショップは渡の変身は既に目撃してますが、身元や出生についてはまだ突き止めてないらしい。しかし、かなり真相に近づいてる感じです。真夜が渡を守る気持ちが強いことで、かろうじて防がれてはいますが。

 太牙は渡に「深央さんに他に好きな人がいるらしいんだ」と相談を持ち掛けてしまう。渡も自分の事と思わず親身になりまして、観ているこちらは「2人とも、何やってんですか!」となってしまいます(^^;。2人は深央の追跡を始めるわけですが、そこへ名護からイクサの座を奪った健吾が絡んできてややこしいことに。

 深央は渡について相談しようと健吾を呼び出したんですが、離れて見ている太牙&渡には会話内容が分からない。「もしかして深央の意中の人は健吾?」となり、成り行きで健吾が深央を抱きしめてしまったことから太牙はジタバタ。

 しかし、そこはやはり太牙でして、深央から「好きな相手は健吾ではない」と告げられると、あっさり信じてくれる。それでも、深央が好きなのは「誰なんだ!」と怒鳴ってしまう。それでも相手が渡と言えない深央、「ごめんなさい」と言って走り去ってしまうが、結果的にこれがマズかった。

 突如として現れたラットファンガイアが深央に襲い掛かっちゃうわけですな。面倒なことに多体タイプで、渡がキバとして応戦しても手が足りない。そこへ追い付いてきた太牙(またもニアミス)、渡とは知らないまま今度はサガとしてキバに襲い掛かる(これもニアミス)。

 サガ/キング出現でラットファンガイアは逃げ去り、サガはキバを追いつめますが、止めの銃撃をキバが逆用して逃れ去る。変身を解いた渡は深央に駆け寄りまして、助け起こされた深央は「私が好きなのは太牙さんじゃありません、私が好きなのは渡さんなんです」と。

 キバを追って来たサガはこの台詞にガーンでありまして、太牙は変身解いてガックリ崩れ落ちる。いやー、渡・太牙・深央それぞれの正体をそれぞれに隠しつつ、揉めそうなところだけはしっかりそれぞれに伝わってるというなかなか心憎い運びであります。

 ラストは過去編でキング登場ですね。予習すると、このキングが携えている剣が現代編で壁から出てきたザンバットソードらしい。前半で覚醒した渡でも壁から抜けませんでしたが、もう一押しの覚悟が必要なようですね。剣が壁に封印されていた理由は次回で示されるようでして、予習するとキングの「愛する深央を殺せないが、愛していることを認めたくない」というジレンマらしい。前の途中からの視聴ではそこはうまく感じ取れませんでしたが、今回こそは。

Re: 5月のスレッド(2026) - Shiny NOVA

2026/05/06 (Wed) 22:35:56

定例感想です。

★ゼッツ

 今回の話のメインイベント(死ぬ間際のわずかな時間に、主人公が夢世界で20年を費やして強化変身アイテムを修理した)を見て、故事成語の『邯鄲の夢』を思い出しました。
 ゼッツでは、しばしば夢を象徴するような胡蝶(パピヨン)が描かれていますが、どちらかと言えば、幻想的な世界観(科学よりも魔法、超自然的な要素)が強い作品でしたけど、
 何だか突然、技術者的な修理をしている莫の姿に、ドラえもんののび太(無人島でのサバイバルで大人になったエピソード)を連想したり、前の死を予知夢と言い張って回避したり、今回は死の間際に時間を引き延ばしたり、もう、何をしても死なないんだな、莫って思いました。

 いや、まあ、ゼッツに変身する前から、何度も臨死体験を重ねて来ているようだし、莫という存在そのものが主人公補正を通り越して、ブラックケースに該当するような気がします。

 ともあれ、夢と現実の間の時間のズレを最近、ここでも話題にしたタイミングで、思いきり夢と現実の時間はリンクしていないことを示されて、サプライズはあるけど、腑に落ちることがない番組だな、と再実感。

 がっかりしたのは、結局、莫のパワーアップって、仲間との絆とかそういう要素がなしに、自己完結してしまうのだな、と。
 ちょうどオロナミンCMでも、従来の2号ライダー枠であるはずのノクスが、今年はハブられてしまったし、サブライダーの魅力に期待することも難しい。
 そろそろファイブとか、紅覇が再登場しないかなあ、とか、例えば、莫は致命傷を受けてもあっさり復活するのに、紅覇はそういう能力を持たずに、いつまで入院しているんだ? とか、現実世界でナイトメアが暴れているのに、CODEは何をしているんだ? とか、ツッコミどころの嵐ですな。

 そして、33話めにして、ようやくナイトメアと対峙して、一本背負いを決める富士見元刑事ですか。
 このシーンは割と好きだったりしますね。刑事なのに、これまであまりにもアクションがないキャラだったから。怪人と初遭遇して、勝ち目がなさそうでも立ち向かう勇気の持ち主、という時点で、評価が上がりました。
 ヒーロー以外の一般人ががむしゃらに頑張ってるシーンは燃えますし、そのピンチを救うために駆けつけるヒーローというのも、こういう番組の醍醐味ですな。
 で、紆余曲折を経て、変身不能のヒーローが絶体絶命のピンチで、うん、20年の歳月をかけてコツコツ創り上げたアイテムで、瞬時に復帰……して続く。

 新フォームの活躍は、次回をお楽しみに。
 まあ、期待は先送りになったわけですが、ネタとしては面白くはある。20年間、あきらめずに、コツコツ地道に引きこもって作業し続ければ、夢はかなう……って、一般の人たちはそこまで引きこもり作業を延々と続けられる気力も、時間の猶予もないですな。
 莫だけが到達できる境地。
 それがただの普通の好青年かよ、と、そこに痺れるけど、憧れない。あまり、頑張れ、と応援したくなるヒーローでもないのがゼッツですな。

 ゼッツで一番、感情移入しているのが美浪という。映画でもいいから、変身して欲しいなあ。

★ギャバン

 壁抜け名人、もしくは壁愛好家。
 いきなりキャラ立ちするようなキーワードを与えられた忍者おもろい。
 何だか見た目が、ガヴのストマック社次兄のニエルブを連想させますし、クール眼鏡の策士風外見なのに、冷ややかではなくて、自己の信念にこだわりを見せる独自のスタンス。それでいて、卑怯というわけではなく、秘めたる人情も持ち合わせている。

 いろいろとツボりました、風波駆無。

 さらに、彼の故郷のゼータ地球が、多元宇宙のピンチを解決するために、ギャバンの仲間集めを劇中で最初に提案するとは。
 最初にアルファ世界で提案されるかと思いきや、今のところ、インフィニティは対処療法に終始して、エモルギア事件を解決して回るだけ。ギャバンチームの結成は、忍者側のアプローチがあってこそ、だと。

 あとは、泣けないブシドー刹那ですが、涙ぐましい泣くための努力がコミカルに描かれて、
 ええと、電王のキンタロスを呼んで来たくなります。「オレの強さに、お前が泣いた」

 惜しむらくは、トリプル蒸着とならず、インフィニティとライヤだけがW蒸着で、ブシドーだけ後から蒸着。
 3人そろっての同時蒸着は先の楽しみになりました。
 この辺は、戦隊ではなくて、ライダーを見ている感覚ですが、ライヤにスポットが当たると、インフィニティがメインに立たなくても、ドラマが回るんだな、と。

 こういうメンバー組み合わせの多様性は、今のライダー以上にドラマとして楽しめます。
 次回は、ルミナスとライヤの絡みがどう描かれるかな。
 

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.